亀山の自然環境を愛する会
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亀山市総合環境センター
マッホ−亀山へ
  2006.12/5「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.2006青少年科学の祭典 11/11 青少年研修センター 16-18  
亀山では今年で3回目を迎えた。我々のコーナーは坂本和紙愛好会と共同で行った。
@ 展示…鈴鹿川の生き物
60cmの水槽3つに@.タカハヤカワムツ、オイカワ、タモロコ、シマドジョウ、ウキゴリ
など、A.メダカ、稚魚、ヨシノボリ、スジエビなど鈴鹿川の生き物知識と清流保持啓発目
的とした。B.20cm級のブラックバスを入れ、外来種の在来種駆逐の危険を訴えた。
C.サワガニ、アメリカザリガニを置き手に触れる体験をしてもらった。
A.アサリ・カキのパワー…二枚貝の浄化機能のメカニズムと干潟の働き体験
赤潮原因となるプランクトンの居る海水にアサリ、カキを入れ時間とともに浄化していく海水の様子を観察してもらった。(海水提供:県水産研究所…鈴鹿市白子)
B.綿菓子作り
綿菓子の出来るメカニズムを細穴を付けたジュース缶に砂糖を入れ加熱回転させて作りな
がら理解してもらった。(装置は、鈴鹿市立深伊小 舟橋先生に教わる。)
C.紙すきとアート作品制作体験
坂本和紙愛好会の体験として紙すきを通して紙製造原理を知ってもらった。その乾燥前の
着色物でアート(立体絵画)を作成してもらった。
盛り沢山の展示・実験であったが470名あまりの見学者の関心を受けたことには満足。
 2. 川崎フレンドリー(川崎小学校課外自然学級)協力 11/8 13.30〜15.00 安楽川周辺
安楽川岸辺やその周辺の生き物・植物観察をした。ノボノ神社周辺は湧き水が多くサワガニ
が多く棲息している。この水脈は昔、オギス渓谷からノボノ地区にマンボが掘られそこから
の湧き出しとの事。一時、天然記念物のタミオも棲息していたとの事。
また、ヨコハマシジリガイが多数生息している場所もありタナゴも見つかり貴重な場所とし
て観察していきたい。
 3.地球温暖化防止キャンペーン 11/21 15.00〜17.00 亀山エコー
   電気・ガスなど1年間前との使用量が減少していれば、サンシエコー店にてエコポイントを
得る事が出来る。その表示チラシを配った。企業のエコ協力法の一例である。
 4.亀山市民交流祭に展示 12/3 8.00〜15.00 亀山中学校
 交流祭に協力参加として青少年科学の祭典での生き物展示以上に遊びと環境啓発を目的に坂
本和紙愛好会と共に展示したが、全体的に費用を掛けている割には見学者が少なく不満足で
あったのは我々だけではないだろう。イベントの重なり、宣伝不足、寒い季節などの原因が
あり、10月頃に繰り上げてはと思う。
[U]連絡事項
 1. 12/6 川崎小学校 安楽川生き物調査 13.30−15.00 
2. 12/11 交流会実行委員会 19.30−21.30 亀山市役所3F
3. 12/22 環境展準備委員会 18.30−21.00 鈴鹿県民センター
4. 07.1/5 きらめき亀山21実行委員会 19.30−21.30 市役所3F
5. 07.1/24 川崎小学校 安楽川周辺調査 13.30−15.00
6. 07.1/20−21 環境展 鈴鹿ハンター 準備7/19 

次回は07年1月10日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
  2006.11/1「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.イベント「おいん鈴鹿」展示 10/20-22 白子サンズ(鈴鹿市白子)
今年で4回目の水槽とパネル展示になるが、鈴鹿市のメンバー(地球クラブ)と協力しての3日間展示である。60cm水槽は2個とし、フナ・カワムツ・オイカワ・タモロコ・タカハヤなどの大型魚とメダカ・稚魚・ヨシノボリ・カマツカなどの小魚に分け、40cm水槽2個にテナガエビ・スジエビ、他はアメリカザリガニをいれた。見学者は大人も子供も目を輝かせて熱心な質問をされた。啓発パネルをも含めて説明をした。ザリガニを手に取る体験で子供たちが始めて持つことが出来たと大喜びだったことは昨月のバルーンフェスティバルと同じであった。
 2. 「海蔵の川生き物調査」10/15 9.30-12.00 西坂部町付近堰堤より上流砂場 うみくら主催
市民・スタッフ・先生・県水産室で計23人で採取した。
10種の魚(スナヤツメ…1 絶滅危惧種U、メダカ…多数、カマツカ・シマドジョウ…各10数匹、ドンコ約10、タモロコ・オイカワ・カワムツ・カワヨシノボリ…各数匹、イトモロコ…1
絶滅危惧種U)、2種の貝(多数のカワニナ、シジミ…数個),1種の甲殻類(多数のザリガニ)、1種の両性類(ウシガエル…1)、13種の昆虫(タイコウチ・ナベブタムシ・ゲンジボタル…各数匹、ヤゴ類…ハグロトンボ・コオニヤンマ・コヤマトンボ・オナガサナエ・本サナエ・
キイロサナエ・ギンヤンマ:・コシボソヤンマ・シオカラトンボ…各数匹、ガガンボの幼虫)
砂地の場所だったのでオイカワやカワムツはタモではほとんど採れなかったが稚魚は沢山居た。
メダカ・カマツカ・シマドジョウ・ドンコが多い川である。ヤツメウナギは初めての採取。
 3.安楽側に川崎小学校フレンドリークラブの子供たちと入る  10/4 のぼの地区にて
川体験的な行事でタモでも捕ったが、ギギがタモ一回入れで6匹も捕れたのには驚くと同時
にネコギギと同じ場所に住む魚なので心配。
4.研修  「地球温暖化軽減の住宅とは」 10/14 10.00-16.00 三重県環境事業団
 温暖化防止推進委員会員が勧めるのは省エネルギーを考えた住宅である。
  ・断熱性…機密性、耐直射日光…単板から複板真空ガラス使用や二重ドアー採用など
  ・長期寿命…劣化の軽減、災害対策(耐燃、耐震など)
 一方居心地をもとめて
・空気環境の良い…シックハウス対策など ・明るさ ・防犯  ・高齢者対策
など、法的にも義務付けされていることもあり矛盾がでてくるため状況配慮が必要。
5.その他…青少年科学の祭典、環境展準備委員会などに分散して出席。
[U]連絡事項
 1. 11/3 柘植グループ活動見学 9.00 市役所集合 
2. 11/10 青少年科学の祭典出展準備 18.00〜21.00 青少年研修センター
3. 11/11 青少年科学の祭典 8..00〜17.00 青少年研修センター
4. 11/25 鈴鹿川流域森の健康診断結果報告 13.00〜15.30 鈴鹿市文化会館 さつきプラザ5
5. 12/3 亀山市市民交流祭 9..00〜 亀山中学校グランド
 
     次回は12月5日(火)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
                                         以上
 
  2006.10/4「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.イベント「鈴鹿バルーンフェスティバル2006」展示 9/16-18 鈴鹿川緑地公園子
今年で3回目の水槽とパネル展示になるが、3日間で1日のみのバルーン上げだったので、テント内の展示は特に盛況だった。60cm水槽は2個とし、フナ・カワムツ・オイカワなどの大型魚とメダカ・稚魚などの小魚に分け、40cm水槽2個にテナガエビ・スジエビ、他はアメリカザリガニをいれた。県内外からの参加者の人たちの熱心な観賞と質問に如何に生き物に対する関心が大きいかを認識した。
意外だったのは、ザリガニを手に取る体験で子供たちが始めて持つことが出来たと大喜びだったこと。今後、カメ、サワガニ、イモリ、出来れば魚などを体験させてあげたい。
 2. 昼生小学校「中の川生き物調査」9/27 9.30〜11.30 ミツデラ付近堰堤より上流砂場
約20数人の生徒と先生、県水産室と我々で採取した。
5種の魚(オイカワ、カマツカ、メダカ、タモロコ、ヨシノボリ)、4種の貝(多数のシ
ジミ、カワニナ、サカマキガイ、カタハガイ…1)、2種の甲殻類(多数のザリガニ、スジエビ)、1種の両性類(ウシガエル、そのオタマジャクシ)、9種のヤゴ(ハグロトンボ、オジロサナエ、キイロサナエ、ギンヤンマ、コシボソヤンマ、コヤマトンボ、キイロヤマトトンボ…絶滅危惧
種であるが鈴鹿川同様多く採れた、シオカラトンボ、ウスバキトンボ)、その他3種の水生昆
虫(アメンボウ多数、モンキマメゲンゴロウ…1、マツモムシ…1)を採取した。水温:21.4℃。
 砂地に泥層が覆っているのは堰堤による流速低下が考えられる。
 3.竜川(亀山市野村…旧東海道陸橋下より約50m下流)試し調査 9/24 1.30〜3.00
オイカワ・カワムツなど多く見える川でセルのモンドリ(L)2個(餌…サナギ粉)にて1.5時間仕掛けたが、周囲に魚形が多く見られたが採取は0であった。
鈴鹿川なら30匹以上は入る仕掛けなのだが。生活排水による餌の豊富さ?、ザリガニの影響?、中の川でも経験しており更に確かめたい。また20cm級の尾ビレ先端の黒い種が泳いでおり、これも確かめたい。
 4.鈴鹿川20km地点でのモンドリ採取 7/15 15.00〜 
     左岸の葦と自然石のある淀みにセル製モンドリ(Lサイズ)3個を45分仕掛けた結果
     タカハヤ…3、カワムツ…27、オイカワ…52、フナ…1、タモロコ…2
  2つの仕掛けは比較的流のある淀みでオイカワが、流少ない淀みでカワムツがほとんど
  の傾向であった。3月の豪雨で姿を消した魚が再び現れだした。2度目の産卵魚だろうか?
なぜなら、いったん流された魚は堰堤で上流への上りが阻まれるから。
5.研修
・「ウナギ・この不思議な生き物の最新情報」 「川づくり会議みえ」研修 10/1 13.45〜17.00 東大海洋研究所 大竹 二雄 氏
  うなぎの生態について興味深い話であった。また桜井好基さんの紙芝居も子供たちに教えるのに参考になる。詳細は別付参照。
 ・市民環境大学院「コラボラーション」部門終了3回目:9/26 18.00〜21.00 「あいあい」
  1回目はコラボレーションについてのそれぞれの考え方の意見交換。

2回目は四日市市環境白書と亀山市のそれとの比較…四日市市の教育、各地域の現状と対策、各企業との環境協定などの充実が亀山市には参考になる。3回目はコラボレーション例…「川づくり会議みえ」代表川上氏の川浄化事業での共同についての講義の後、企業…シャープ(株)日下部氏、市生活環境課、市民受講生、担当先生と討議。
各立場での意欲・真摯な情報公開・継続した相互話し合いの場を設けることにより相互信頼関係を持つ事がコラボレーションの必要事項と結論付けられそうだ。
・リデュース・リサイクル講座 三重県環境学習情報センター 9/9, 9/23, 9/30
  我々の生活に於けるエネルギー・消費材と化石資源の消費割合やCO2換算など具体的数値
  とその伝達法などの講義を受けた。詳細は後日まとめる。
[U]連絡事項
 1. 10/4 川崎小学校 安楽川生き物調査 13.00−15.00 
2. 10/10 交流会実行委員会 19.30−21.30 亀山市役所3F
3. 10/15 海蔵川生き物調査 御館橋下流(四日市市西坂部町)9.30−12.00
4. 10/20-22「おいん鈴鹿」展示 白子サンズ 9.00−17.00、  10/19 13.00− 準備
5. 10/21 三重100人委員会 三重県庁 13.00−16.00
6. 10/23 環境展準備委員会 18.30− 北勢県民局
7  11/11 2006青少年科学の祭典 青少年研修センター 9.00-17.00
 
     次回は11月1日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。

                               以上
 
  2006.9/6「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.川調査 
・(8/5) 鈴鹿川26km地点 9.00より11.30 たも網にてガサガサ法
総勢13名で採取。特記すべきは、タガメが採れたこと、過去5年間で採れなかった昆虫が
今年は2度目(一度目は勧進橋付近7/31)である。アカザ、ナマズも確認。タカハヤが未成魚しか採れなかった(3-4月には成魚が多く採れたが)のは低温を求めて上流へ上ったためだろうか。ブラックバスが採れたのは未成魚であるが気になる。25cm級のアユが泳いでいたのは季節柄、豪雨時堰堤より上ったものと思われる。
一方22km地点での仕掛けておいた3つのモンドリ3時間経過では112匹入ったがカワムツ45、タモロコ32、オイカワ28が入りタカハヤは入いらなかった。
詳細は平田さんまとめ参照。
・(8/16)鈴鹿川26km地点、15.00−16.30 たも網にてガサガサ法  1名
  ヨシノボリ・スジエビ…多数、タカハヤ未成魚11、シマドジョウ…15が主であったが、ア
カザ1も確認した。
22km地点 モンドリ2つ 14.30-17.30 36匹採取
 カワムツ28(20cm級2、15cm級3)、タモロコ8 の二種類のみ。
  水が少なく砂地は藻で覆われ、岸辺(境)もその藻が腐り始めていた。この藻の害を知りたい。
 2. イベント兼川調査 (8/20)鈴鹿川緑地公園(庄野橋−定五郎橋間…12km) 9.00〜15.30 
我々のブース
各実演・展示担当グループメンバーの他に8名の自然観察指導員の方々がブース他川体験
指導に協力参加して頂いた。
・空水槽2…参加者採取生き物を入れ名前他確認用:亀山の自然環境を愛する会、
                        三重県農水商工部水産室
水草・自然石入り飾り水槽2…生き物観察用
  ・環境関連パネル展示:同上
海から森までの生き物展示と各役割など
・水質調査…各種の水質測定:平沢グループ
・紙すき実演…紙すきと紙絵画など:坂本棚田和紙愛好会
 川体験指導
  メンバー全員と自然観察指導員で川に入り初体験の人たちを含む約400名の人たちの指導
をした。
  ブース・川体験とも子供・家族・グループの生き物に対する目の輝きが何時もの事ながらやり
がいを感ずる。
気付点…水質・生き物生態に変化を感じた事である。絶滅危惧種水生昆虫も居る。
・水質変化
 清流の魚がほとんど採れない…カワムツ、オイカワ、タカハヤ、ヨシノボリなど。
    汚れた水に耐える生き物が多い…フナ、タモロコ、ザリガニ、タイコウチ、コオイムシ
  
 
・生態変化
ギギが成魚とともに多く採れた。ブラックバスも多い、メダカは見られずカダヤシが
居る。キイロヤマトンボ(ヤゴ)が数匹採れた。
   その他…テント2張りは亀山市に借用した。
3.研修
・亀山市民大学院講座…「行政とのコラボレーション」の部 8/28 18.00〜21.00 「あいあい」にて
第2回として亀山市と四日市市の環境白書の比較(宿題)発表が主題であった。
四日市市は四大公害の経験からページ数も亀山が90に対し150ある。各々の特徴がある。
  ・亀山…自然、焼却炉関連、企業公害対策より住宅・農業に重点を置いている。
    自然環境:項目は各項目は写真など入れ丁寧だが、四日市が詳細・具体的。
    ダイオキシン:この説明多い。廃棄物分別詳細。焼却炉意識が強い。
  ・四日市…四日市公害経験から大気と海水汚染対策が多く、企業に対する注意・規制が明白。
    大気汚染規制内容多い、悪臭問題、海域までの水質対策、企業による地盤沈下、地質。
    亀山に書かれていない項目
現状に対する対策・環境教育・企業との協定・各環境条例や被害保障に関する参考資料
     が載せられているが亀山には無い。
・PLT(Project Learning Tree)(9/3)9.30〜16.45 松阪市嬉野ふるさと会館にて
  このプログラムは人々に木の世界への第一歩を提供すると同時に、人間が命あるものとない
ものとからなる世界と、調和して生きていくために必要な意識と、知識と、能力を身につけ
ることを目的としている。実際に子供たちが体験学習を受ける立場で理解させてくれる。
詳細は平田さんのまとめ参照。
・その他
・人を呼ぶちらしづくりの極意とは 8/27 03.30〜15.30    亀山市役所
  ・市民フォーラム 
[U]連絡事項
 1.「リデュース・リサイクル講座」9/9四日市中央工業高校、9/23・9/30 県環境学習情報セ
 2.「バルーンフェスティバル」9/16-18 鈴鹿川河川敷(緑地公園)
 3. 「夏の鈴鹿川体験」実行委員会反省会 9/21 19.00〜
 4. 亀山市民大学院講座「行政とのコラボレイション」9/26 18.00〜「あいあい」研修室
5. 昼生小学校「中の川調査」9/27 9.00〜 小学校
6. ございしょ自然学校NPO法人打ち合わせ 9/17 13.00〜 御在所頂上カモシカセンター
7.研修「うなぎの一生」アスト
8.青少年科学の祭典 11/12 青少年研修センター
      
次回は10月4日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
  2006年8月20日川歩き体験報告書  
  2006年8月2日 「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 川崎小学校グリーンクラブとの川体験後の会合 (7/5) 13.30〜14.30
前回での御幣川体験に関して、採取した生き物の種類の質問から始まり、生息場所・その理由など約10の質疑を繰り返し、最後に魚の立場に立った理想的な川の絵を描いてくること
を約束して終わった。
 2. 海蔵小学校(四日市市)5年生総合学習「海蔵川の生き物調査」約3km地点7/7 9.30〜11.30 
約70人の生徒と「うみくら」会員、県水産室と我々で採取した。海に近いにも関らずドンコが数匹居たこと、シラスウナギが十数匹採取したのは以外だった。多数採取したのは、
ヌマエビ(スジエビは2匹のみ)・ウキゴリ・アメリカザリガニ、フナ・モクズガニ
シジミ・カワニナ・トビハゼ・メダカ・ウシガエル・オタマジャクシがそれぞれ数匹、
ヨシノボリ・アブラハヤ・オイカワは1匹と少ない。
種類はかなり多いのがこの川の特徴か。
 3.昼生小学校「中の川生き物調査」7/13 9.30〜11.30 小学校前にて    
増水と川底の岩のヌルミで採取難しく20種の生き物を採取したが、数が少なく傾向は出せなかった。ただアメリカザリガニの多さが目立ち、水の汚れが心配だ。
 4.鈴鹿川20km地点でのモンドリ採取 7/15 15.00〜 
     左岸の葦と自然石のある淀みにセル製モンドリ(Lサイズ)3個を45分仕掛けた結果
     タカハヤ…3、カワムツ…27、オイカワ…52、フナ…1、タモロコ…2
  2つの仕掛けは比較的流のある淀みでオイカワが、流少ない淀みでカワムツがほとんどの傾向であった。3月の豪雨で姿を消した魚が再び現れだした。2度目の産卵魚だろうか?
なぜなら、いったん流された魚は堰堤で上流への上りが阻まれるから。
5.青い鳥保育園の納涼会に展示(鈴鹿市) 7/16 15〜19.00
   生き物に関心を持つ子供の方が大人よりはるかに多いのを感じた。
6.鈴鹿川勧進橋付近での生き物調査 7/31 9.30〜11.00 手網タモにて 国土交通省三重
タガメの完全部分の揃った死骸を採取、水生昆虫の採取結果から水質判定で少し汚い川の
判定であったが、他の魚やパックテストも含めた判定をすべきと疑問をもった。
楠方面の河口と同じ結果になるからである。
7イベント「海からのメッセイジ2006 in鈴鹿」展示・証明実験 7/18-23 白子サンズ
                            県農水産商工部水産室
  パネル展示:「美しく豊かな水」…森から海へのつながり、「いま地球での問題点」…原因、
       「干潟の役割」…干潟の食物連鎖、アサリの構造と干潟での働き。
  実験:アサリ・カキのパワー…赤潮水にカキやアサリを入れ、その浄化実験を行う。
        赤潮水は鈴鹿水産研究室から提供してもらった。
水槽展示:海から川へ上がってくるもの…アユ、テナガエビ、ウナギ(シラス)、モクズガニ
     清流の川を示す淡水生き物…タカハヤ・カマツカ・オイカワ・カワムツ・シマドジョウ・カワヨシノボリ、アカハライモリ。
      アユ・モクズガニは水産室より提供してもらった。
 参考:津農林水産商工環境事務所の展示されたアサリの天敵ツメタガイの佃煮はサザエの味、
歯ごたえは同じで大変美味であった。商品に充分なると思う。


8.研修
   8.1第6回四日市学 7/8三重大学人文学部13.00-17.00
    ・4大公害の一つ四日市公害を風化させるのでなく、公害を再度起こすことが無い様、四日市・三重だけでなくグローバルでの先頭に立っていきたい。大気汚染だけでも憂慮すべきは、車の様に固定発生源から移動発生源に移りつつある。
分析し変化を証明することが環境認識共同体をつくり、実践環境教育の重要性が生まれる。…教育者
・燃料の低公害化は石油からCO2発生の少ない液化天然ガスの利用、SOxの減少と利用、脱NOx装置の導入、水のリユース、脱臭装置など…企業者
    ・中国の東部・西部の経済格差の影響
 経済上昇の高い東部へ西部から日本人口程度の移動が起こっている。そのため西部の農業は疎かになり、また羊やカシミヤの飼育が盛んになり砂漠化が拡大している。
 このまま放置しておくと10年後は北京まで危なくなる。
等など、参考になる講習会で聴衆は学生が大部分であるが、市民はもっと参加すべきだ。
   8.2.亀山市民大学院開講…「行政と市民のコラボレーション」7/18 18.00〜 市役所現在、行政と市民が協働して活動することの重要な時期に市民からの出席が5名とはがっかりした。意見を公表しないで不満を言っても亀山は良くならない。
今後は亀山の環境基本条例を読み亀山の特徴を四日市の条例と比較し取り出しこの実行にどう対処していくのかまとめていくことになった。
9.御在所かもしかセンター廃止
・日本唯一のセンターがカモシカ飼育経費維持の困難から廃止されることになった。
 豊富なカモシカ研究資料は何所へ移動するのか。三重県内では消極的である。
・海外のカモシカ類も動物園が無い、飼育する技術があっても飼育費用が無いとの事で県外の動物園へ移行する。
・鳥獣保護施設も目処が付いていない。
・カモシカ自然学校の拠点はロープウエイの頂上と始点に置く。そのためにNPO法人になる必要がある。8/22自然観察指導員が集まり構成員を決める。
   10.参考情報
     ・ため池は全国で25年まえに比べて1/3に減少
・各地の里山で熊・猿が人地域に被害を与えている。例えば志賀高原へ行ったが高山植物が猿に食べられ少なくなっている。スキーリフトが70ほど有り人間責任を感ずる。
     ・1800cc車でアイドリング10分…130ml、エアコン6分…70ccのガソリン消費。
[U]連絡事項
 1.「夏の鈴鹿川体験」実行委員会 8/3 18.30〜 県鈴鹿庁舎
 2. 鈴鹿川26km、20km地点での生き物調査 8/5 9.00〜12.00
 3.亀山市民大学院「かめやまの自然環境 」8/18 18.30〜20.30 「あいあい」研修室
4.ございしょ自然学校NPO法人打ち合わせ 8/22 13.00〜 御在所頂上カモシカセンター
5.亀山市民大学院「行政とのコラボレイション」8/28 18.30〜 市役所
6.地球温暖化防止講座8/19、8/26、9/2 三重県環境学習情報センター 申し込み締め切り8/15

次回は9月6日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。

 
 
2006年7月5日 「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 川崎小学校環境教育打ち合わせ (6/7) 
同校には2つの活動がある(これは後日知った)。
その1.クラブ活動的なもの…グリーンクラブとの名称で、自然グループがその中の一つで我々に川体験の要請があった。
その2.総合学習の生き物調査として、5-6年生が川調査を安楽川で行う。
担当先生・コンセプトがよく我々には判らず今回ようやくその1とは異なることが判った。
 2. 牧田小学校4年生総合学習「鈴鹿川の生き物観察」定五郎橋より上流地点 6/8 
約70人の生徒と約30人の保護者と先生が生き物採取と観察を行った。
  その結果
   魚類:タナゴ(バラタナゴorタイリクバラタナゴ?)…1、タモロコ…多数、カマツカ…9
   シマドジョウ…数匹、ウキゴリ…多数、カワムツ…数匹、ヨシノボリ…数匹
甲殻類:スジエビ・ヌマエビ…多数、テナガエビ…数匹、アメリカザリガニ…多数
水生昆虫:ハグロトンボ、オジロサナエ、オナガサナエ、コシボソヤンマ、ギンヤンマ類、コオニヤンマ、コヤマトンボ、キイロヤマトンボの各ヤゴ、キイロカワカゲロウ、オオフタオカゲロウ、カワゲラ目の一種、タイコウチ、ナベブタムシ、アメンボ、ヒメゲンゴロウ、トビゲラ
   貝類:モノアラガイ、タイワンシジミ
  清流に棲むタカハヤが全く採取できなかったこと、オイカワも採取出来なかった。ヨシノボリが数匹と少ない。また昆虫ではトビゲラも見えない。
そしてタイコウチ、アメリカザリガニ、タモロコが目立ちトビゲラはほとんど見られず、水質としては芳しくないことが予想される。水質調査が必要。
 3.川崎小学校5−6年生総合学習「安楽川の生き物観察」6/30 ノボノ橋付近上流側
    16名の小学生とタモにてガサガサ法で約30分採取する。
     魚類:タカハヤ…多数、ヨシノボリ…多数、オイカワ…数匹、マドジョウ…5、
カワムツ…数匹
     甲殻類:スジエビ…多数、ザリガニ:1、
     水生昆虫:イトトンボ、ハグロトンボ、オオヤマトンボ、コオニヤンマ、オニヤンマ他
         ヤゴ類各数匹、トビゲラ類…多数(こぶし程の大きさの石にも多く見られる)、
         ナベブタムシ…多数、ヒラタドロムシ?…数匹  
    今回は急依頼で趣旨も理解していなかったため、時間も捕獲具も少なく十分でなかったが、魚のほとんどがタカハヤであったこと、トビゲラが多数居たことなどから水質の良さ予想される。(水温22℃)
4.研修
   4.1生活環境ホーラム  四日市市文化会館 四日市地域環境情報連絡局主催 6/18
     平田さんのまとめ参照
   4.2.亀山市民大学院開講…各ジャンルに分かれて今後研修がはじまる。亀山市総合環境研究
各ジャンルとは                        センター  6/29
・ かめやまの自然環境
・ かめやまの産業とまちずくり
・ 外国人との共生をはかるかめやまの福祉
・ かめやまの市民と行政のコラボレーション
・ かめやまの身近な国際交流
・ かめやまの安全安心な暮らし・大切な命
5.イベント
   「おいん鈴鹿」展示発表  6/9-11 白子サンズ 
生き物と「地球上での環境問題」パネル展示
展示生き物はサワガニ・イモリ・鈴鹿川の上流から下流までの魚類の水槽展示、そして鳥・魚・昆虫等の塗り絵の原画提供をした。
鈴鹿川は生き物が居なくなったと諦めておられる高齢者、川での生き物採取の経験浅いか無い年少者の水槽を眺める目の輝きが印象に残る。
6.会合
6.1「やすらぎくんネット」開催  6/14 7/4
8/20の「第6回鈴鹿川体験」実行委員会開催
   6.2「川づくりみえ会議」総会 6/10 津アスト
    2006年度の活動方針が承認された   
6.3.「みえ100人委員会」 7/1 鈴鹿市文化会館
 われわれの意見として
・ 鈴鹿川魚道の設定
・ 総合学習としての継続した環境学習を
・ 三重県で最大量埋められている亀山のフェロシルトの早期撤去を
    を提案。フェロシルトに関しては撤去までに流防止施設も含めて実施させる。魚道は実施したい。
    環境学習の必要性だとの野呂知事の返答あり。
    また「西田さんの県民と行政との活動」の後退の意見にたいしては、かなり関心があったようでそうでないことが強調された。
[U]連絡事項
 1. 「夏の鈴鹿川体験」実行委員会 7/10 18.30〜 県鈴鹿庁舎
 2. 「海からのメッセイジ2006 in 鈴鹿」」展示 白子サンズ 7/17-23 展示企画協議必要
 3. 海蔵川生き物調査 7/7
5.  四日市学…三重大学 7/8
6.  昼生小学校 中の川生き物調査 7/13 9.30〜 小学校集合
 7. 海蔵川生き物調査、付近の小学校総合学習 7/12 現地集合
 8鈴鹿川生き物調査 8/2 9.00〜12.00  26km地点. 9.00〜現地集合 
              
     次回は8月2日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
 
2006年6月7日 「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.鈴鹿川(河口より26km地点)生き物調査(5/3)
定例の会合日が祭日だったので、調査日とした。天候に恵まれ家族の子供さんも含め20数名でタモでのガサガサ法で1時間行った。
魚では清流の絶滅危惧種のアカザ、水生昆虫のヘビトンボ、カワゲラが採取出来たことは嬉しいことである。もちろんすべて川へ戻した。詳細は「平田さんまとめ」参照。
 2.学校関係での自然環境学習の協力依頼
2校からは1年を通じて、1校からは鈴鹿川を通じての総合学習である。
・昼生小学校(5/17)…中の川の生き物調査
   県農水商工部と共同で行ったが増水と途中からの雨で充分な調査が出来なかった。
今後、続ける。
・川崎小学校…6/7計画打ち合わせ     
  ・牧田小学校…6/8鈴鹿川調査予定
 3.イベント
  ・坂本棚田「野上がりまつり」生き物と「地球上での環境問題」パネル展示(6/4)
展示生き物は坂本に関係するサワガニ・イモリ・アマゴ・モリアオガエルのタマゴ群、鈴鹿川の上流から下流までの魚類、そして鳥・魚・昆虫等の塗り絵の原画提供をした。
坂本の人達の生き物提供協力には感謝。多くの参加者との交流も有効であった。
 4.「やすらぎくんネット」誕生
北勢県民局―県民の協働体「やすらぎくん」が終わり、新たに県民主催、県・亀山市・鈴鹿市後援の「やすらぎくんネット」が6/1総会を経て発足した。また、8月第三日曜日(8/20)の
「夏の鈴鹿川体験」の実行委員会のメンバーになった。6/13第2回実行委員会がある。
[U]連絡事項
 1.川崎小学校環境教育打ち合わせ 6/7  
 2.牧田小学校川体験 6/8 現地駐車場 
 3.「おいん鈴鹿」展示  6/9-11 白子サンズ  展示企画協議必要
4.「川づくりみえ会議」総会 6/10 13.30〜  アスト
5. 「夏の鈴鹿川体験」実行委員会 6/13 県鈴鹿庁舎
6. 亀山市教育を語り合う会 6/24 亀山西小学校 申し込み6/9まで
7. 「地域家族との川体験」7/2 鈴鹿川26km 方法協議必要
8.「こども環境展:海からのメッセイジ」展示 7/21 展示企画協議必要
              
     次回は7月5日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
  2006年5月3日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
 1.自然観察指導員研修「MIE-GISを自然観察・保全に生かす」(4/9)三重県文化センタ
   コンピューターにて地図上に調査した情報を載せ登録することにより、他の人の
   情報をも得ることが出来る。また同じ地図上に他種の情報を重ねることが出来る。
   今後調査結果などに利用していきたい。
 2.不耕起農地での田植えと近小川での生き物調査
  ・田植え
    この水田は休耕時、水を張ったままで耕すことなく田植えをするので、地は硬い。
    手で植える時は割り箸の様な棒で穴を作ってから苗を入れる。
    それ様の田植え機は開発されている(イゼキの農機製)。今回は田植えの感触を得るため
  に参加した。地は確かに硬く直接苗を植えると根を傷める。
   この栽培の長所:栽培中、台風などで倒れても元に戻りやすい。栄養分大で美味しい。
      耕す工数省略。ヌカと稲刈り残が肥料となり、水に膜が張り、草も生えにくい。
病気にも強い。
   この栽培の欠点:休耕時にも水が必要。数年は収穫が従来法の70→90%。専用田植え機
      が必要。収穫時期が1ケ月ほど遅れる。
  ・生き物調査…3名がタモで魚ほかガサガサ法で採る。2名は素手で貝採りをした。
    川は約5m幅・二面張り。水は田植え時のため濁り50cmほどの底が全く見えない状態。

 
  1時間後の結果
      タモロコ…多数、オイカワ(稚魚)…多数、カマツカ(稚魚)…1、ウキゴリ…1、ヨシ
ノボリ…1、タナゴ(種類調査中)、ドジョウ…2、スジエビ…2、ザリガニ…多数、
オタマジャクシ(ウシガエル)、イシガメ…4(内、稚魚3)、カワニナ…多数、シジ
ミ…1、オバエボシ・ヨコハマシジラガイ・トンガリササノハガイ…格数個、タイ
コウチ…2、ギンヤンマヤゴ…3、サナエ系ヤゴ…1。
     カワムツ、シマドジョウは0、ヨシノボリは1と少ないのは予想外であった。
 3.見学
  ・新自然公園(亀山市椿世)
    約3haの自然公園だが、生き物にとって有効な公園になりそうだ。人もいやされる。
外来水生植物は気になるが。今後の管理は大変だろうなあ。詳細は別紙
・ヒェロシルト埋め立て現場(亀山市辺法寺)
  13.5万トン以上埋め立てられたフェロシルトは原田川から安楽川へと流れ出している。
    発がん物質といわれる六価クロムが含まれるため、一刻も早く取り除く働きを県・市で
    やってもらいたい。災害が起こってからでは遅すぎる。50年も続いている水俣水銀中毒に。
    市民に撤去時期を公表する義務がある。現場状況詳細は別紙
[U]連絡事項
 1.「おいん鈴鹿」展示  6/9-11 白子サンズ  展示企画協議必要
 2.「こども環境展:海からのメッセイジ」展示 7/21 展示企画協議必要
 3.「地域家族との川体験」7月2日(案) 方法協議必要
              
     次回は6月7日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
  フェロシルトってなんだろう?    フェロシルト埋設現場レポート  
  2006年2月1日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              
[T]各グループからの報告
1.環境セミナー (1/14) 三重県水産会館
@三重県環境保全活動・環境教育基本方針説明:県環境森林部環境活動室 坂田氏
A私と環境教育:三重大学人文学部教授 朴 恵淑氏 
@・この書は方針と活動を共に書かれていることが特徴
・「環境問題を解決し、持続可能な循環型社会を構築するには、全ての人が環境問題を理解し、県民・NPO・地域団体・学校・企業・市町村・県などが自らの問題として自発的に環境保全活動に取り組むこと及びそれを支える環境教育推進」が方針に一貫している。
・その実践のための7つの原則がある
 項目のみを挙げると
  目的の明確化、実践者・学習者主体、地域性・協働、総合性、生態系原則、次世代への責務、世界との約束の7項目である。以下省略。 
A環境教育を考える時
・四日市学(公害)から入る場合が多い。それは経済優先で進めた結果、これほど脆く環境影響   が生じようとは思っていなかった例が有効だからだ。
・人間を人間学・生き物・自然として考え、誰が生きる権利を奪い・保証しているかをも。
・環境教育にて、過去の体験出来ない若者に間接的に伝える被害者(体験者)・加害者・行政との会見は有効。
・遠い欧米ばかりでなくアジアを知るアジア学にも目を向けることが大事だ。あまりにも知らな過ぎるのでは。
・衛星から見た夜の世界地図の日本はまるで不夜城のようだ。地球温暖化にしぼってその対策を考えてみよう。
  京都会議での日本は1990年のCO2発生量に戻すため6%削減の約束であったが、現状では更に8%増え14%になりこのまま対策をたてないと直ぐに20%に近づく。この対策を急がねばならない。その対策がまたビジネスチャンスにもなる。因みに、約束した国全体で51%に
  対し、実施を渋っているアメリカは31%、ロシアは13%の削減義務があるのだが。
・韓国の環境教育
 算数・国語などと同列で環境科がある。(日本には科としては無い)
 1〜2年生から教えられている(日本は4年生から環境関係が出てくる)
 中学は原因まで教えている(日本は教えていない)
・20年環境目標を10年、5年に短くしたいものだ。
2.亀山環境市民大學 (1/18)亀山文化会館 16.30〜 三重大 西村 智朗氏、岩崎 恭彦氏
@ 国際地球温暖化政策の日本の義務
京都議定書での約束
 2008年より5年間にて1990年のCO2排出量に減少させる。その割合は14.3%である。
対策法
  日本独自・・・8〜9%
  共同開発実施・・・技術・メカニズムなど・・・植林など・・・3.8〜3.9%
  排出量取引・・・1.6%
  達成されなかった場合(出来なかった量)×30%を増加した量を削減義務とされる
  アメリカ、発展途上国(特に中国、インド)がこれに加わることがこれからの課題である。



A国内地球温暖化政策
・自治体の責務
  @自主的率先的取組み・・・自ら行う
  A啓発・支援・・・企業・住民への協力 
  B配慮した事業の実施・・・自然と温暖化の結びつき・・・風力・水力・発酵熱など
  C規制、経済的手段
  X自治体の地球温暖化政策の総合化計画や条例など
   @、Aはすでに取り組まれているが、B〜Xが重要であるがこれからである。
  ・亀山市の地球温暖化取組み(亀山の環境基本条例、亀山の環境基本計画)
     @自主・強力による取組み促進(参画)
     A自然と共生(共生)
     B快適な生活環境の創造(安心)
     C循環型社会の構築(環境)
 2.第五回鈴鹿川流域環境展 (1/21-22)鈴鹿ハンターにて出展
  ・ソフト面:鈴鹿川の魚・ヤゴ・カメを水槽展示。パネル展示
・ハード面:フェロシルトの埋め立て現状と川への流失写真、今生じている環境問題、生活排水の影響と対策、近い将来のエネルギー・食料不足等のパネル展示で多くの見学者と話し合った。
3.鈴鹿川堰堤の魚道構造についての意見交換 (1/31)北勢県民局(鈴鹿)18.30〜21.00
第7回目の会合であった。国土交通省、県民局(四日市・鈴鹿)、利水(農業・漁業)、各グループ、学校等関係者での構造・メンテ・管理責任など活発に話し合った。最終案は平成20年の建設実現に結びつくことを期待している。    
 4.その他
・フェロシルト現場検証:亀山市辺法寺の埋め立て地に三重・岐阜・愛知・京都の警察が検証に入った。1/26-27
・新鈴鹿市役所は雨水利用、太陽電池パネルなどの環境配慮や精度の高い防災レンズが設置され一見する価値がある。
・ダイヤモンド社発行「一秒の世界」は砂漠化、燃料消費、天然林の焼失など一読する価値あり。
[U]連絡事項     
1. 2/12、2/19 ファッシリテーター養成コース 県環境学習情報センター研修室 10.00-16.00
2. 2/19 「川のワークショップみえ」にて報告 9.30〜17.00 三重県庁講堂
3. 2/22  亀山環境大學 亀山文化会館 18.30
4. 2/26  第6回亀山市民交流会に展示 9.30〜17.00 関小学校
5. 3/25-26 「こどもエコクラブ全国フェスティバルinかめやま」出展 11.00〜西野公園
6. 4/2  みつまた祭  坂本棚田

次回は2006年3月1日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います   
 
  エネルギー環境教育フォーラムで学んだこと  
  2006年1月11日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.三重県未地球温暖化防止活動推進委員養成セミナー(現地見学)(12/9)
東邦ガス(株)四日市、中部電力川越発電所、(有)加藤商店を見学し
@ 電気やガスの生成メカニズムと二酸化炭素やSOx,NOx排出に関する知識
A 廃油他のリサイクルの現状事情を知る
目的で参加した。
   化石燃料の排出ガスの発生量比較 LCAによる化石燃料の温室効果ガス排出量(CO2換算)
      CO2  NOx SOx       石炭燃焼      100
石炭 100  100   100      石油燃焼       77
石油  80 70 70      液化石油ガス燃焼   70
天然ガス 60 40 0  液化天然ガス燃焼   64
                        (LCA:ライフサイクルアセスメント)
加藤商店のリサイクルは廃油をジーゼル燃料に、生ゴミは酵素により炭酸ガスと水に分解、缶類の分別と粉砕が工夫され参考になった。これらの集積が軌道に乗る鍵は地元住民と業者のネット。
2.全国タナゴサミット 菰野町役場 (12/10)13.30〜
東北〜中国・四国までのタノゴ保全の講師7人の講演・報告があった。環境の変化・改善での注意点、タナゴと貝とヨシノボリの関係など他の淡水魚にも共通する有効な催しであった。 
   @タナゴの誕生に必要な仲間
     タナゴは生きたドブガイのエラの中へ産卵し、卵や仔魚期をドブガイによって保護される。
     一方ドブガイは、幼生(グロキディウム)時期にヨシノボリなどの底生魚のヒレやエラ、尾に寄生することで繁殖することが出来る。
     従って、タナゴの保護にはドブガイ、ヨシノボリが繁殖出来る水環境の保全が求められる。
   Aタナゴの激減理由
・ため池の減少と放置・・・宅地開発、農業用水取水の変化(地下水汲み上げ・水路設置)、森林放
置などによる。
・外来魚の放流・・・特にブラックバスやブルギルは食い尽くしてしまう(亀山の池はこれが原因だといえる・・・高塚池など)。また、タイリクバラタナゴなどは在来種との雑種ができる
・ドブガイなど生息出来ない水路になってしまった。
    ・家庭排水の変化による水質悪化
    ・業者による採取・・・タナゴは観賞魚として人気あり、生息していると判れば根こそぎ捕る業者がいる。保護地域と立て札を立てた方がよいか?
    ・川構造の変化・・・生息するたまりが出来たり、たまり水を浄化する一時的な増水が河川工事で河床が低くなり殆ど無くなってしまった。
      各講師講演からブラックバス・ブルギルの放流が最悪であると確信した。
Bたまりや生息地の維持
・たまりのメリットをつくる
養魚など地場産業にむすびつける。
地域が楽しめる・・・多種多様の魚の釣り場・「かいぼり」など生き物とのふれあい。
    ・啓発活動でたまり、小川の地域ぐるみの整備  
       タナゴをはじめ生き物を展示し・説明し地域の納得・賛成が必要
    ・行政での工事に際して学識経験者と地元体験者の真剣な協議で改善していく。


3.ネコギギ調査報告会と講演 野登コミュニティセンター 12/11 14.00〜
鈴鹿高校自然科学部、京大大学院理学研究科助教授 渡辺勝敏氏
・ネコギギは絶滅危惧種TB類(近い将来絶滅の危険性が高い種)である。そして天然記念物。
・2005年調査で3尾確認
・減少の原因   
   棲家・育成場所は中〜上流の下部の流れの緩やかな瀬や淵に棲み、成長していくが、浮き上がりの石や石積み状態が、河川工事(砂防堤や堰堤)や自然現象で砂に埋まり棲家や餌の水生昆虫の棲家が少なくなった。
    川の平瀬や淵、一定広さが少なくなった。
堰堤による移動が狭められた。
    同生活形態のギギの侵入により追いやられる。
    水質汚濁
  ・生息
   伊勢湾と三河湾に流入する河川にしかいない。  
  ・ネコギギは生きた化石的存在・・・2000万年前に現れている。(人間とオランウータンの分離の頃)
  ・何故ネコギギか
    生態系機能(サービス)が劣化していることを示す
    生態系での固有の役割、学問・教育の材料
     自然の一部を永久に失う危険・・・考える力を失う危険 
    子孫に申し訳ない
    ネコギギは自然環境のバロメーター
  ・保護対策
    行政・・・河川行政その他建築・土木行政の場当たり的でない真剣な取組み
    地域・・・川や自然を身近なものとして利用・監視・教育・提言
    教育・研究・・・次世代が自然に向き合いネコギギや自然環境を自らの内面に組み込んでいくこと
必須。
4.鈴鹿川流域環境展の打ち合わせ 北勢県民局(鈴鹿) 19.00〜21.00
    前回と同場所において鈴鹿川の魚の展示と川の水環境・構造を考えるパネルで自然維持・改善を啓発する。
    1/20準備。1/21-22展示説明。1/22 17.00終了厳守とのこと。シジミの浄化実験するか?
 5.エネルギー環境教育フォーラムin東海  四日市大學 9.30〜16.00
     特に末吉竹二郎国連環境計画UNEP金融イニシアティブ特別顧問の「環境問題と企業の社会的責任」の講演は参考になった。
     21世紀の企業評価は
      「経済、社会、環境」の三つの視点から評価される。即ち「社会は経済の上に建ち、経済は地球の生態系の上に建つ」の思想に基づき、単に業績だけを考えて評価するのでなく、その業績が社会、環境に適合した(障害を加えずして得た)結果かであるかで評価する。
       金融機関の企業への投資評価がこの思想でされるようになってきた。
      この講演も含めて詳細は平田さんのまとめ(別付)に委ねる。
6.フェロシルトの亀山からの早期撤去を
    飲料水・農作物・他の生物の命に影響を与える有害物質を含むこの産業廃棄物13.5万トンの埋め立て現場見学へ行ったが立ち入り禁止で拒否された。行政も市民も心配で一刻も早く撤去を望んでいるのに何故共同で撤去運動をしないのだろう?既に田へ滲み出して来ているのに。
 行政は市民との協働を言葉だけでなく実行てほしい。
  7. その他研修
   @亀山環境大學 12/21 亀山文化会館 18.30〜 共生社会、福祉(自閉症の人たちの認識)
   Aカモシカの生態 12/17 県環境学習情報センター 山野カモシカセンター長
[U]連絡事項     
1. 1/14 三重県の環境教育の新基本方針を読む会 三重県水産会館5F 大会議室 13.30-15.00
講演「私と環境教育」 朴 三重大教授1、基本方針説明 県環境森林部環境活動室
2. 1/18 亀山環境大學 亀山文化会館 18.30〜
3. 1/21-22 環境展  鈴鹿ハンター 1F 1/21 10.00〜1/22 17.00
   1/20 準備 13.30〜?
4. 1/24 生活排水対策としての浄化槽の普及促進 三重県総合文化センター小ホール13.00〜16.00 環境省、三重県他 
5. 1/28 伊勢湾の環境と三重県の淡水魚の現状 水産研究室(鈴鹿市白子海岸)13.00〜15.30講演:水産研究室 藤田室長、中西研究員 
6. 1/31 魚道構造打ち合わせ、新しい意見交換場をどうするか 北勢県民局鈴鹿 46会議室 18.30−20.30
7. 2/11 「木と森の話」 県環境学習情報センター研修室 13.00〜16.00森林インストラクター他 出口省吾氏
8. 2/12、2/19 ファッシリテーター養成コース 県環境学習情報センター研修室 10.00-16.00
9. 2/19 「川のワークショップみえ」 三重県庁講堂 9.00〜17.00 選定されれば会で発表予定
  
次回は06年2月1日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います   
 
  指導者養成専門口座11月20日     指導者養成専門口座12月4日  
  2005年12月7日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.アサリが海をきれいにする」実験展示(11/12)(11/13)(11/15)
植物プラントでの赤潮水(白子の水産研究所提供)を生きたアサリ(購入)、カキ(白子海岸で採取)
で浄化させる展示実験をした。それぞれ、驚きの反響が強かった。
・「青少年のための科学の祭典(三重大会)」(11/12) 青少年研修センター(亀山)
“青少年が科学に関心を持つ”事を目的とした実験展示で24グループの1つとして参加した。2Lの赤潮水にカキ3個入れたもの、同じくアサリ10個入れたものは1時間もすれば、無色透明の海水が出来る。実験や見学した人は、驚きとこれらが住む干潟の食物連鎖の重要性を認識されたようだった。
・その他:亀山野村団地「ふれあい文化祭」(11/13)、亀山市立南小学校「川の水浄化研究班」(11/15) 
2.小学校総合学習
・南小学校(亀山):川の汚れの原因・その対策・自分達で実行出来る対策について以前(11/15他)話し合っていたが、その中間報告会があり、意見を述べた。5年生でよくまとめられ一部追加させてもらった。(11/22)
・井田川小学校(亀山):「川の生き物と私たちとの関係」について、約100名の4年生と話し合った。川の水を人も共通して利用していること、生き物の変化が我々の生命にも関係してくる事などを話し合い感想文も頂いた。(10/25)
・川崎小学校(亀山): 06年3月での子ども全国子ども環境イベント(亀山)の参考資料として、南小学校と同じ主旨の参考資料を提供した。(12/1)
3.研修
@第三回亀山環境大學(11/22)
  「亀山の産業とまちづくり」
・外来産業も大事であるが、クラスター産業をもっと重視すべきである。
外来産業・・・亀山の事業所では、会社の意志決定が出来ない。
例えば亀山(地元)の人材依存度は低下、高度技術者(高学歴者)は全国から募集、亀山の者も会社に定着するが、亀山に定着しない。
クラスター産業・・・地元の技術(農林・水産・在来産業技術など)を発展させた産業なので地元民に定着し易い。
・商店街をもっと集中させねばならない
・企業は入ってきたが逃がさないようにするには?
・外国人労働者との共生は必要。家族の義務教育制度など改善必要。
     海水が酸性に近づく・・・CO2の溶け込みによる。サンゴ、プランクトンのカラーがボロボロになる。プランクトンが無くなると食物連鎖に影響が出るなど。
  A昆虫から見た鈴鹿市の自然(1/27)
   ・昆虫に興味をもった理由(自然に興味と理解を示す若者が育つには)
     家族の理解(特に両親)、野外活動・加害活動を取り入れた学校教育、自然博物館や行政姿勢など社会教育、自然同好会などのサークル活動の充実
   
A地球温暖化セミナーおよびパネルディスカッション 朴三重大教授他(10/15)イオンホールにて 
   地球の資源は有限で有る事の認識を拡大・・・化石資源、空気、水
   我々のやらねばならない事を行政・科学者・NPO・NGO・市民・企業・学校・メディアが認識
共同体として取組み実行していこう。以下省略
B地球温暖化に対する豆知識
詳細・・・別付 平田英也氏の「まとめ」参照
C「川づくり会議みえ第20回記念勉強会」・・・“農業基盤整備と生物生息環境の調和” 
     岐阜大学 応用生物科学部 伊藤 健吾氏 
     詳細・・・別付 平田英也氏の「まとめ」参照
D亀山環境市民大学「亀山の自然環境」 三重大学 宮崎邦任梓(10/26)亀山文化会館 
   亀山は人間が環境負荷をかけ易い位置にある。
   特に地下水は水利用者に注意認識が必要。風も溜り易い地形であることも。
   長時間のデーター蓄積とその変化など読み取る能力が必要・・・SOx,NOx,平均風速、風向き
    日照時間など条件、傾向の把握が出来、将来のシュミレーションが出来るからである。以下省略
 5.フェロシルトの亀山からの早期撤去を
    飲料水・農作物・他の生物の命に影響を与える有害物質を含むこの産業廃棄物13.5万トンの撤去を石原産業や行政に1日でも早く実現してほしい。石原産業は四日市公害での加害者であったことを忘れてしまったのだろうか。
6.環境パネルと水槽にて生き物展示「おいん鈴鹿」祭 鈴鹿商工会議所主催 (10/28-30)
   「やすらぎくん」、「地球クラブ」の人達と展示説明、子供から老人まで多くの人達と会話説明した
 7.イベントについて
@ 11/12 青少年科学フェアーの段取りについて・・・11/11白子海岸にて実験用カキ採り。白子の水産鈴鹿研究室に赤潮水をもらう。実験用アサリの入手。11/12 8.00準備 9.00完了 
A 06.1/21-22 環境展(鈴鹿ハンター)について・・・従来の他に地球温暖化対策を入れる。
[U]連絡事項     
1. 11/12 2005年青少年科学フェアー、10〜17 青少年ケンシュウセンター
2. 11/9 水辺環境の保全とビオトープ 13.20〜 県環境保全事業団2F会議室
     三重県安芸郡河芸町上野3258
3. 11/18-19 里川の魚たちの現状と保全:守るべき身近な水辺環境 
18日13.00〜19日12.00 大垣市情報工房(大垣市小野町4-35-10)
4. 11/22 亀山環境大學 18.30〜20.30 堰文化交流センター 
5. 11/27 大発見!鈴鹿市の自然調査中間報告 鈴鹿市文化会館 9.30〜17.00

次回は05年12月7日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います 
 
  地球温暖化に対する豆知識  
  川づくり会議みえ・第20回記念勉強会より  
  2005年11月2日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.(四日市市西坂部)にて魚調査(10/16)
   地元海蔵川調査メンバー、県農水産商工部「さかなの目」グループ、三重自然観察指導員の方達、
   トンボ博士石田氏と川に入りタモとモンドリで生き物を採取した。
  ・魚:モツゴ(1)、タモロコ(多数)、タカハヤ(1)、ドンコ(成魚2、稚魚15)、カマツカ(多数)
   シマドジョウ(8)、スジエビ(多数)、メダカ(淀み、溜りに多数)、大型アメリカザリガニ(7)
  ドンコはカマツカと砂を網で掻いて同時に採れたことが多かった。
・トンボヤゴ:コオニヤンマ、シオカラトンボ、サナエトンボ、ギンヤンマ他
参考1:ヤゴは川構造の指標となる。例えば
コヤマトンボ、タビドサナエ、オナガサナエ・・・流れの有る砂利、砂のある川
コオニヤンマ・・・砂利や泥のある川
ギンヤンマ・・・ワンドがあり、草の多い川
参考2:トンボのビオトープを作る時・・・シオカラトンボなどポピュラーで多いものから考える。
数少ない種類程難しいから。また、水質の他に構造も必ず考慮する。
参考3:数少ないトンボが採れたから環境が良いとは限らない。
参考4:ヤゴは外視類・・・成長するに従って羽化する羽形が見えてくる。蝶の様にさなぎの形が変
わらないものを内視類という。
参考5:寿命
アキアカネ・・・1年、コオニヤンマ・・・3〜4年、ムカシトンボ(沖縄)・・・6〜8年
・水生昆虫の酸素の採り方からの面白い分類
素もぐり型・・・ボウフラなど
シュノーケル型・・・タイコウチ、タガメ、コオイムシなど
アクアラング型・・・ゲンゴロウなど
エラを持っているもの・・・ヤゴ類
以上トンボに関しては石田先生に教わる
2.鈴鹿川で感じた事
・20km地点左岸淀みでのモンドリ採取にて5月中旬はタカハヤがほとんどを占め、7、8月ではカワムツ、オイカワが占め、9,10月ではタモロコが占めた。また、9,10月メダカがかなり目立つ。
 来年は明白にしたい。
・10/12同場所にて小学校5年2人と午後3時40分より約1時間モンドリ仕掛けとタモで魚を採取した。モンドリはタモロコが占める中に15cm級のカワムツと数匹の3cm級のタカハヤを採取した。タモではヨシノボリとスジエビの稚魚多数、シマドジョウ7、カマツカ2を採取した。
3.鈴鹿川清掃(11/23)
  例年の国・県・市の鈴鹿川清掃に会として参加した。多くの参加者が参加されたが、依頼を受けた企業関係の人達がほとんどであった。何故亀山市は広く市民にPRしないのだろうか。自然環境を常にうたっている市が。今回の情報も鈴鹿市から得て知った。
4. 研修
@ 県地球温暖化防止活動推進員等養成セミナー立命館大学教授 和田武氏(10/22)三重文化会館 
・過去1000年変化の無かった温度上昇が100年で0.6℃あり、8000年間280ppmで変化のなかったCO2が100年で380ppmに上昇している。現在生じている温度上昇現象例では
  氷河の減少と低地面積の減少、サンゴの白化、ブナの幼木が育ち難い、各国の干ばつ、気象変化による損害額は1985年と比べ1995年で10倍になっている。
  ・IPCの予測・・・今後100年で
   温度上昇・・・1.4〜5.6℃、CO2・・・380→580〜980ppmへ
    それから起こる大規模で不可逆的影響の可能性例
     ヨーロッパがアラスカの様に冷え込んでしまう→海洋の熱塩循環(海洋コンベアーベルトの
消滅)・・・メキシコ湾からの暖かい海流の動きが止まるため。
     メタンハイドレートの安定現状がくずれる・・・海の水圧と温度(平均25℃)でメタンガスは
閉じ込められているが海水温が平均28〜29℃になるとメタン(CH4)が出てくる。       メタンの温暖化係数は4倍
 海水が酸性に近づく・・・CO2の溶け込みによる。サンゴ、プランクトンのカラーがボロボロになる。プランクトンが無くなると食物連鎖に影響が出るなど。
  ・回避のための戦略
   21世紀中に温度は1℃、CO2は450ppm程度に安定化させたい。
   日本は1990年を基準に2008〜2012年に6%減少(京都議定書)が必要だが2000年で約9%増加しており、新エネルギーを使かわざるを得ない。太陽光・風力・バイオマスなど技術力有る日本はもっと強力に行政・企業・学校・研究機関・市民が意識をもって取り組むべきだ。
   ヨーロッパでは風力、太陽光、エネルギー効率向上(コージェネレーション、電気エネルギーの削減)、等を中心として水力、地熱、海流など地域に適した代替エネルギーの取組み実現が早い。
もちろん、ゴミの発生減少への取組みなど環境対策も活発である。以下省略
A地球温暖化セミナーおよびパネルディスカッション 朴三重大教授他(10/15)イオンホールにて 
   地球の資源は有限で有る事の認識を拡大・・・化石資源、空気、水
   我々のやらねばならない事を行政・科学者・NPO・NGO・市民・企業・学校・メディアが認識
共同体として取組み実行していこう。以下省略
B地球温暖化に対する豆知識
詳細・・・別付 平田英也氏の「まとめ」参照
C「川づくり会議みえ第20回記念勉強会」・・・“農業基盤整備と生物生息環境の調和” 
     岐阜大学 応用生物科学部 伊藤 健吾氏 
     詳細・・・別付 平田英也氏の「まとめ」参照
D亀山環境市民大学「亀山の自然環境」 三重大学 宮崎邦任梓(10/26)亀山文化会館 
   亀山は人間が環境負荷をかけ易い位置にある。
   特に地下水は水利用者に注意認識が必要。風も溜り易い地形であることも。
   長時間のデーター蓄積とその変化など読み取る能力が必要・・・SOx,NOx,平均風速、風向き
    日照時間など条件、傾向の把握が出来、将来のシュミレーションが出来るからである。以下省略
 5.フェロシルトの亀山からの早期撤去を
    飲料水・農作物・他の生物の命に影響を与える有害物質を含むこの産業廃棄物13.5万トンの撤去を石原産業や行政に1日でも早く実現してほしい。石原産業は四日市公害での加害者であったことを忘れてしまったのだろうか。
6.環境パネルと水槽にて生き物展示「おいん鈴鹿」祭 鈴鹿商工会議所主催 (10/28-30)
   「やすらぎくん」、「地球クラブ」の人達と展示説明、子供から老人まで多くの人達と会話説明した
 7.イベントについて
@ 11/12 青少年科学フェアーの段取りについて・・・11/11白子海岸にて実験用カキ採り。白子の水産鈴鹿研究室に赤潮水をもらう。実験用アサリの入手。11/12 8.00準備 9.00完了 
A 06.1/21-22 環境展(鈴鹿ハンター)について・・・従来の他に地球温暖化対策を入れる。
[U]連絡事項     
1. 11/12 2005年青少年科学フェアー、10〜17 青少年ケンシュウセンター
2. 11/9 水辺環境の保全とビオトープ 13.20〜 県環境保全事業団2F会議室
     三重県安芸郡河芸町上野3258
3. 11/18-19 里川の魚たちの現状と保全:守るべき身近な水辺環境 
18日13.00〜19日12.00 大垣市情報工房(大垣市小野町4-35-10)
4. 11/22 亀山環境大學 18.30〜20.30 堰文化交流センター 
5. 11/27 大発見!鈴鹿市の自然調査中間報告 鈴鹿市文化会館 9.30〜17.00

次回は05年12月7日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います    以上
 
  2005年10月5日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.  バルーンフェスティバル参加(今回で3年目) 鈴鹿河川敷緑地公園 (9/17-19)
・3日間60cm水槽2、30cm水槽2にて鈴鹿川の魚展示と、自然環境で訴えたいパネルを展示した。
バルーンが飛びたった後の見学者は絶え間なく続き、関心の強さをいつもながら感じた。  
・華やかなバルーン競技を支えるだけでなく、多数の自然環境関心者を増やすチャンスと考え今後とも参加していきたい。
2. みえ環境学習セミナー 場所:三重県環境学習情報センター(9/11、18 10.00〜)
9/11
  ・私たちのライフスタイルを考える:実行例  神田 厚 氏
    太陽熱を利用する家の建て方、太陽電池パネルの利用、雨水貯蔵タンクの設計、グリーンカバー
    (アクアラングで2〜3℃低下、虫他生き物観察)など。
    日本家屋の良さを考える・・・家の部屋部屋に風が通りますか。洗面所は電気を点けなくて使えますか。
   「環境にやさしい」、「環境ガソリン」、「オール電化」など何を意味するか認識を!
  ・奄美大島の旅で思った事  西垣 千栄子 氏
    夜の観光が組まれ、「太古の森」にバスで出かけ、光を当てて奄美のクロウサギ、リュウキュウ、アカショウビンなど珍しい生き物を観て大はしゃぎで帰ってきたが、現地の自然保護委員の人からの絶滅危機種の保護からの悩みを後に聞き考えさせられた。
・ワークショップ:「タイからのエビ天婦羅材料輸入で何を考えますか」  矢口 芳枝 氏
9/18
  「環境プログラム作り」:都倉 和宏 氏  
   @4組に分かれワークショップを行った
    ・現状を向かい合って互いに話し合う
    ・目標を明らかにする
 ・経験・体験し実体を知る
 ・実現性・参加者へのメリットある解決法を組み立てる
A指導者という立場
    ・影響力が生まれるため間違ったことは伝えられない・・・情報の確認が重要
    ・自分と対立意見が存在する事の認識
      環境重視型(我慢)、技術革新重視型(新技術でクリアー)、価値観変型(自然回帰)、
      現状維持型(どうでもいいじゃないか型)
    ・確実であることは伝える。
      CO2が増え温暖化が進んでいる・・・クマゼミや長崎クロアゲハの北上等
    ・足るを知らせる事の重要性
   B参加者の活動内容と今後の抱負の報告
   C研修終了式・・・終了証授与(平田・浅田とも皆勤)
3. 亀山環境市民大学(第1回)参加  (9/28) 亀山総合文化センター
講演  朴 三重大学教授
・この大学での学習目標
 @生涯にわたる学習と考える
 Aワークショップ方式でお互いに新しい知識を入れる・・・一人一人のノウハウを役立てる
 
B亀山基本計画をよく読み理解して置く
 C基本計画でゾーンが決まっているが強制的に見ず、互いに快適になる様、有機的に考える事を望んでいる。出来る事から次々やっていく。短・長期間の節目をつけてやっていく
 D亀山学を考えると三重学→日本学→アジア学→世界学につながる
 E人間学・・・人間だけではなくすべての生き物も含む学と考える。生きているものの命の尊厳を考える
・水、空気、エネルギーにもっと関心を!
  水・・・地球上の70%が水、その98%が海、2%淡水の清水は何%?
  空気・・・地球上10kmの薄い膜状が空気、しかも、3.3kmの富士山は地上の1/3、8.8kmのエベレストはほとんど0空気濃度であることを。
      空気汚染源は以前は四日市市など汚染地域限定明白で対策はとれたが、いまは相当する車排気汚染がある。山で通風遮断しがちな亀山は?
   (近隣アジア諸国で40年前の四日市公害状態の様な事が生じている。仲良く共に対策する関係を持ちたい)
エネルギー・・・エネルギー消費国は
     アメリカ:25〜30%、ヨーロッパ:15%、日本:5〜6%(世界人口:63億、日本人口:1.2億)
・意識、注意                           
@ 行政や科学者はいばってはならない
A リーダー・・・地域の望む人、カリスマ:判らないけど偉い人
実行には後者はいらない。(筆者としては後者も必要と考えるが)
B 一人一人がバラバラよりは結束が必要。ケースバイケースがあるが。
C 愛されない企業は駄目だ・・・市民支持を考慮しない企業は滅びる。(企業倫理の重要性)
D 正確に伝達するメディアと企業(筆者は隠さない行政も入れたい)
E 環境教育をもっと早く!・・・家庭も学校も低年齢から
    これからの亀山学を「主張と和」で進めていこう
ワークショップ・・・環境学習コーディネーター 矢口 芳枝 氏
   各班に分かれ「亀山の環境の取組み」について語り、まとめた。
4. 亀山・鈴鹿生活創造圏「やすらぎくん」会合 北勢県民局(鈴鹿)(9/29)
   「第5回鈴鹿川体験」をふりかえっての意見
・水槽に入れた採取生き物のまとめの歴史を今後も続ける  ・アイマスクの交換は衛生上注意を
・学生さん、ハンター所属「緑の森」メンバーにも感謝   ・「宝捜し」は続ける
   ・実行委員会を設けよう   ・開催日をわかり易く伝えよう・・・「8月の第三日曜日」等と
   ・運営資金調達の募金箱を明白に表示  ・経験を生かして運営資金調達生かしを考える
   ・資源ごみの回収法  ・運営の窓口を明白に  ・終了時刻を守る
 5. その他の話題
・とづま池のかいぼり地元中心にかいぼりされた。ブラックバスと無数のブルギルが捕れたが、残りの水溜りのそれらは椋川に流されたとのことは残念である。
・桜川が鈴鹿川に流れる場所は段差がなだらかにになった。
   ・内部川にはうなぎ、アユが多くみられた。
・白川郵便局(亀山)に環境パネルと鈴鹿川の魚を水槽展示し見学者も多く好評
・ガソリンが高騰しているが、チャンスとの考え方もある。駅近くまで車で後は電車利用や乗合しての車の機会がでてきた。
・フェロシルト問題は県が業者側に立っての発言を感ずる。県も被害者なのに何故だろう。
   
[U]連絡事項     
1. 10/7、10/17海蔵川調査 10/7堰調査 海蔵川新開橋10-16 10/17湿地の生き物 御館橋10-12
2.10/15-16 環境エネルギーフェアー 10/15:13.30〜、10/16:10.00〜16.00 鈴鹿イオンホール
3. 10/23 クリーン大作戦(鈴鹿川) 鹿島橋右岸 8.00〜  
4. 10/26  亀山環境大学  亀山総合文化センター 18.30〜
5.10/27 三重環境会議地域交流会 北勢県民局鈴鹿 19.00〜21.00 
6.10/28-30 おいん鈴鹿 展示 白子サンズ  10.00〜  
7.11/12 青少年のための科学の祭典 亀山市青少年研修センター      
次回は05年11月2日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います    以上
 
  第5回夏の鈴鹿川体験  
  2005年9月7日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.海蔵川(四日市市)調査 (8/9)
・場所:四日市市  
・採取法:ガサガサ手網、投網、モンドリ
・時間:約1.5時間
・採取生き物:メダカ(クロメダカ)、タカハヤ、モツゴ、タモロコ(モンドリで成魚前のものが多く採れた)、オイカワ(投網で♂は婚姻色に♀も成魚)、シマドジョウとカワヨシノボリは多数、カワムツ(ヌマムツかもしれない)
   モンキマメゲンゴロウ、コオイムシ(タガメに姿が似た卵を背負うタガメの1/4程度の大きさ)
   コオニヤンマのヤゴ、トビゲラ。
2.亀山地域子供探検隊指導員として参加(8/24-25)
・ 今回は尾崎さんが代表で参加された。自然の恵みを中心とした体験・実践での説明は子供たちには理解し易く、提出レポートも満足出来た。グループでの好評は非常に嬉しい事だ。
3. イベント参加
夏の鈴鹿川体験  場所:鈴鹿川の庄野橋〜定五郎橋間の右岸(河川敷緑地公園)(8/21)  
第5回を迎えた「鈴鹿川に入り、生き物、植物を通じて水を大切にする意識向上」を目的とした
イベント。多くの家族・団体の人達が集まり、採取植物の試食・採取生き物の展示・鈴鹿川魚の展示や説明をしながらの楽しい中に自然環境の重要性を訴えた。
水槽でのザリガニの脱皮で驚きと感動の子どもたち、美しい・珍しい魚にレジカメに夢中の親達も印象に残る。スッポンも採取したが、日本では養殖が増え、天然が増えつつあるとの情報もあった。
予算は通年の7割、来年は0の可能性があるが、県民・県行政の努力・結束で継続させる。詳細は別付平田さん記事参照。
・子ども科学体験教室2005他 三重県科学技術振興センター・三重県環境学習情報センター(8/28) 子供たちに科学をもっと身近に、自然を体験・認識を目的として色々な実験・表示・説明があり、参考になることが多く見学した。「自然を愛する会」の仲間地球クラブの人達がこれに参加されており参考になった。総合学習を考える小・中学校の先生も来られた。
体験内容・・・火おこし、紙すき、空缶の積み、丸木への塗り絵、モリゾウ・ピッコロパネル、塗り絵ペンダント、不思議な錯覚コマ、コマの空中遊泳(磁石反発利用)、水中シャボン玉、極低温の世界、外来種問題パンフレットと一部の剥製他。
・アキアカネ(アカトンボ)のマーク付け・・・御在所カモシカセンター(8/2.12.19.29.9/3)
「カモシカセンターで30余年間このトンボの移住地を調査し続けている。御在所からどこまで移動するか」がメイン調査であることを前回会合で述べた。
この場所で、オニヤンマやルリボシヤンマといった大型トンボが目立つ。理由はアキアカネを餌にするためで特に秋に近づくに従ってその行動が活発だ。ツバメも同目的でよく見かける。
4.学習 
・三重環境学習セミナー「大気汚染と環境影響」一木勝弘氏 三重県環境学習情報センター(8/7)
  ・今地球大気を考える:45億年もの長期間かかって地球に埋め込み出来た地球よりこの埋め込み
(例えば石炭、石油、天然ガス)を人間が100万倍以上の速さで食い散らし、大気バランスを崩し逆の地球に戻そうとしている。
    ・公害患者の実態
     四日市市磯津地区の喘息公害患者の身体・経済の苦しみは今だ続いている。「もう一度人間に帰りたい」が願いなのだ。公害問題・戦争はこういう問題を含んでいる事を認識すべきだ。
・言葉
よい環境の認識・・・人・地域・時代によって違ってくる。
景観・保全・・・人間にとっての環境:生活していく上での環境
人間が1つの生態系としてみる:人間認識から外す。
   人が自然に親しむ場・・・対象は人間、生命が輝く場・・・対象は生態系
         公園作りも思想の持ち方を考える 
   地球にやさしい環境活動は人間のために重点を置き考えられていないか。人間の繁殖は地球のためになっているか。
    自分の行為は何のためにやっているのか分析してみる。
   市民活動の中で人→物→金が重要順だと考えられないか。
    人が居れば金は邪魔になる・・・自分で苦労したものは愛着が出てくる。   
  ・その他省略
・伊勢湾水産連絡協議会研修会 水産会館(9/2)
 ・水産資源の低下が問題になっているが、世界の3大漁場の1つである日本はその解決に真剣に努力すべきだ。
  @水産物の自給を目指した努力
      世界的に良が逼迫して来るのに「比較優位の原則」を重んじて輸入に頼っている。(自給率40%)
      イワシ・秋刀魚よりイカ、・マグロを求め過ぎていないか.
     A干潟の保持、浚渫技術の向上
      干潟の埋め立て(破壊)面積に比例して赤潮が増える。浚渫による窪みが貧酸素域を広げる。
      高いがダム砂などを使ったり(6000円/M3:通常の2倍)浚渫砂の再生などで改善
         アサリ1個で1L/hrの海水を浄化する。
     B水産資源の先獲り競争の構造改善
      最先端の魚獲技術装置ばかり追求するのでなく、資源管理や増殖の取組み
      アサリ、トラフグ、アナゴ、シャコ稚魚作り地区を設けたり。
     C円高利用の輸入から200海里漁場資源からのブランド作りへ
      三河ウナギ、サーモン・・・ブランド
      トラフグ、ガザミ、コノワタ、ノリ、シャコ、シラスなど・・・銘柄
     D組合合併などの合理化
     E他組合との交流と若者への将来の希望・夢を
    ・アサリ減少の1つの心配事
      外来種でありアサリの天敵サキグロタマツメタ貝が出現しだした。
    ・伊勢湾の恒流パターンについて・黒潮の湾岸への接近時期などの説明あり。
      湾内の浮遊ゴミは恒流を考えると一ヶ所に帯状に集まって流れる時期がある。これをうまく
      捕らえると効率的に清掃が出来るのではの話は肯けたが、予算の問題か?。
5.その他
地球温暖化推進委員は亀山では誰なのか。行政から推薦はないか。・・・鈴鹿のグループより。


[U]連絡事項
1.  9/17-19 バルーンフェスティバル参加 鈴鹿河川敷緑地公園
2. 9/11 みえ環境学習セミナー  場所:三重県環境学習情報センター 10.00〜
3. 9/24 かいぼり? 
4. 11/12 青少年のための科学の祭典 亀山市青少年研修センター
5. 9/28 かめやま環境市民大学
 次回は05年10月5日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います 
 
  猿被害に関する講演を聞いて
 全国的にそうであるように、亀山もまた猿による農作物の被害が増え、関係する人々は猿を親しみより憎しみで見る方が多くなってきた事は悲しい事です。
今回は猿害を少しでも減少させようと「亀山サルの会」代表 明石さん、市商工農林課からの専門家の話を聞いた。亀山のサル数は増えており、畑・水田などの食べ物管理と市民一斉先回りの森への追い払いだとの結論だったが、根本的な対策を行政・市民の協力により行う必要性を感じた。

2005年8月8日講演内容(京都大学霊長類専攻の大学院生 山田さん、名古屋大学猿被害調査の学生 戸田さん)
 1.日本猿の分類位置
  霊長類―真ビ猿類―狭鼻猿類―旧世界猿―オナガ猿科
2.認識
・子供を産む年齢:7〜8才 1頭/回 産む ・出産間隔:1回/2〜3年
・寿命:人間の1/4  ・赤ん坊の死亡率:極めて高い・・・餌に左右
  しかし、栄養が良いと猿にとっては繁殖に拍車をかけることになる。
3.食べ物
  ・12〜2月:樹皮、ドングリ、畑・・・大根、白菜、ネギ。
  ・3〜5月:若芽、草、花、つぼみ、木苺、畑・・・ジャガイモ、タマネギ、エンドウ。
  ・6〜8月:草(森の食べ物が少ない)、畑・・・カボチャ、スイカ、茄子。
  ・9〜11月:ドングリ、果実、畑・・・柿、栗、アズキ、稲。
4.亀山の猿軍団(発信機による)、30〜50頭/1軍団
  ・東名阪より西・・・A(小川、白木)、B(安坂山、両尾)、D()、E()
  ・東名阪より東⇔西・・・C(住山、野村等)
5.猿被害対策1・・・食べ物遮断
  ・猿に食べ物を見せない、やらない。
・ゴミだめ放置、田の生ゴミ放置、食べる分だけの収獲、稲刈り後の放置、お墓の供え物放置などを避ける。
猿被害対策2・・・猿を物理的に追い払う・・・これも間接食べ物遮断
  ・猿の情報を事前に手に入れて猿の先回りをして追い払う
・追い払い法は
  大声や花火や爆竹などの音で。石を投げつけて。感電線他市民協力で。
 これらは本来の森へ返し、その森の食物に担う猿数にする目的
市民の意見
1.昔は猿を見かけなかった。畑・田も昔と変わらない。それなのに被害に苦しんでいる。
 どうかして猿を減少させてほしい。
2.猿数は以前に比べてどうか
    増えている。人の畑の(田の)食べ物管理がそうしたのだ。
  それはおかしい。畑も水田も減少している状態、しかも管理法もそう変わっていない。
そこで猿が増えているなら元に戻すべきだ。有機栽培などやっている人間が悪いように聞こえる 
3.畑・田で生計のために一生懸命に耕している人、菜園にて生き甲斐で作物を作っている人、亀山ではこれらの人達は高齢者が多いことを行政は認識してほしい。
4.猿を待ち伏せして脅して森へ返す事がどんなに効果があるかもっと市民全体に知らすべきだ。
 行政は爆竹をわたすだけでは、無責任だ。今日のように食物管理を話さねば。
5.猿情報をインターネットで知らせても関係者が見ていない場合が多い。地域放送でやれば市民協力が増える。
6.猿が帰る森は間伐などが出来ていない為、食べ物が減少しているのも確かだ。この対策は考えるべきだ。
7.企業が10万坪以上の森を無くしたことも原因している。企業も環境対策を考える時、周辺に実のなる木を猿ガードとの植林作業を市民として市民・行政と協働すべきだ。
8.猿は智恵が低く脅して追い払うのが良いと言うが、藤原町の猿は人の見分けがつき、女性や子供には逃げようともしない。そして庭、家まで入ってくる。猿はそんな単純な動物ではない。
   9.三重県全体・国全体が猿被害問題を抱えている。単に一地域で追い払ったとしても、しばらくすると、他地域からやってくる。
数が増えているなら、国全体で以前数まで間引くべきだ。

 このように、一時的な対策だけでなく根本的な対策も急がねばとの参加者の思いがひしひしと感じられた。
この様な意見交換は初めてであるが有効な会合であった。主催の「亀山サルの会」と後援の「市商工農林課」の方々に感謝します。今後もこの会合は続けて下さい。       
                       浅田 記
 
  2005年8月6日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                               亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.川体験を通じて水を中心とした自然環境のあり方・我々の川に対する義務などを話し合う 
・亀山南小学校5.6年生鈴鹿川体験観察・・・坂下自然学校辺り(7/20)  
  6/22に今回は快晴に恵まれ絶好の川体験になった。5年生川体験後環境説明予定が降雨のため室授業が先になったが、今回は6年生も入っての観察であった。
  魚は幼魚のみでそれもタカハヤがほとんどでカワムツ少量、アカザ1尾、ヨシノボリは見あたらなかった。サワガニは多数、ヤゴ類はコオニヤンマ、コヤマトンボ、コシボソヤンマ、ナベブタムシ多数、ガガンボ、アメンボ。
  魚が少なかった事、成魚が見当たらなかったのは、側面がコンクリート面で、底は浅く急傾斜であるため少しの降雨で一挙に下流へ流されてしまうこと。水に栄養分が少ないため、成魚になるための下流移動があるのでは?予想している。
・鈴鹿市立牧田小学校4年生(7/13)
  6/20県水産室、観察指導員、環境学習センター員、“やすらぎくん”メンバーと川体験したがそのまとめとして、水環境の現状と我々に出来る事を話し合った。今回は、「いまどんな環境問題があるか」から説明に入り、水環境の位置付けをしたことがうまく理解してもらったと思う。
2. イベント参加
・自然環境フェアー 7/17-18・・・こどもの城(松阪)
素晴らしい鈴鹿川・坂本棚田の生き物と「清らかで豊富な水を守る」関連パネルを展示し、水(川)
の保全維持努力を訴えた。三重県全地域からの集まりで他の展示者の方々から体験しながら教えて頂き知識向上にも役立つ。
例えば、RDB(レッドデーターブック)の絶滅危惧TAに属するウシモツゴの展示、安楽川に居るとされる天然記念物のネコギギが多く展示されていたり、ホトケドジョウやハリヨなどの稀少魚の説明等。また、カエルの種類、クモの生態報告など新知識が入ってくる。
・アキアカネ(アカトンボ)のマーク付け・・・御在所カモシカセンター(7/21.28.8/2)
カモシカセンターで30余年間このトンボの移住地を調査し続けている。御在所からどこまで移動するかがメイン調査である。御在所訪問の人達と採取し、羽に「G」マークを赤マジックでつけて放す。そして秋に平地でそのマークのトンボを見つけたら、誰でもカモシカセンターへ連絡して下さい。(出来れば現物送付)。
観察指導員として1日市橋 甫先生より知識を得た後、、観光客に協力してもらうのであるが、平日は老夫婦・孫・お母さんの組、老夫婦組が多く、皆楽しく採取してもらっている。いずれも活き活きの行動で指導というよりこちらも楽しんでいる。
   連絡先:日本カモシカセンター  〒510-1233 三重県三重郡菰野町御在所岳
         TEL:0593-92-2028、 FAX:0593-92-2003
 何故アキアカネ?:20〜25℃程度しか生きられず、温度調節が出来ないため温度に左右され
て御在所へ上がってくる。だからこの季節の御在所のトンボはほとんどがアキアカネ。
3. イベント見学・会合参加報告での感想
   ・アクアワールドでの子供ハスジャングル体験を見て(7/10)
     子供たちの船によるハスへの興味での目の輝きと親達の心配顔が対照的だった
    関連意見
     他の会合にての話:最近田圃で泥んこ遊びを提案したところ、大いに子供たちに体験させてもらってもOK,けれど終わったら子供をもとのきれいにして返してほしいと言われ唖然としたがそんな感覚の親もめずらしくないと他の人から言われたのにもさらに驚いた。
   ・GM(遺伝組替え種)の食物の安全性に気を使っているが菜種油原料、コーン、小麦他のGMは家畜に使われている。食物連鎖から当然間接的に人の口に入ってくる。大丈夫なのだろうか?
・愛知・岐阜・三重で埋められた石原産業KKのフェルシルトは通常の3倍の放射能が出るだけでなく六価クロムが含まれているとのことだが、行政の行動を見守ろう。企業は四日市公害でも塩酸の四日市港への垂れ流しで問題になったのでは?
4.研修 
・講演会と意見交換(7/20) 
講演「鈴鹿川における多自然型の河川整備について」
三重県北勢県民局鈴鹿建設部 伊藤 周 部長

1.河川について:河川・・・水の流れている所、流域・・・山に降雨した水が集まる所。
氾濫域・・・洪水の範囲。日本河川の特徴・・・流域面積小さく急流、土砂も流れ易い。
堰・・・利水。水門・・・水の逆流を止める働き。その他護岸と堤防など言葉説明。
2.河川法の変遷
明治29年:旧河川法・・・治水中心、 昭和39年:新河川法・・・治水+利水
平成9年:改正河川法:治水+利水+自然環境
3.河川の区分
一級河川:大臣指定・・・県管理、その他・・・国土交通省
二級河川:県管理。  準用河川:市町村管理。 普通河川(水路)・・・市町村管理。
4.新しい河川整備の計画制度
河川整備基本方針、河川整備計画に河川審議会、住民参加による地域重視が求められる。
5.河川改修の状況
雨量60mm/hr.に耐えられる改修・・・67%
6.美しい山河を守る災害復旧基本方針
@基本となる考え方
・多自然型川づくりの基本 ・「その川らしさ」を尊重し、画一的な川づくりを行わない
・工事後に自然の回復力によって従前と同程度の生態系が再生されるよう配慮された構造を持つ施設にする
  ・瀬や淵を残すなど河川環境を大きく改変しない
  ・現場や近傍から入手できる自然の素材をできる限り活用する
  ・環境保全型ブロックなどの人工素材を使用する場合には、適用個所の河川特性に充分留意する
 A河川生態の基礎知識
  ・河川の生物 
  ・ハビタットとその生態的機能
ハビタットとは
 形態的に一定のまとまりを持った場所のうち、生物が生活史の各段階(採餌、産卵、孵化、羽化、蛹化、栄巣、避難等)で利用する特定の場所
  ・河川生態保全の留意点
 B多自然型工法(事例)
・柵工、・法枠工、・沈床、・蛇籠、・フトン籠、・カゴマット、・捨石、・石張り、石積、・覆土、
・コンクリートブロック水制、
  ・コンクリート・・・連節ブロック、環境ブロック、魚巣ブロック
 C護岸工法と流速
7.河川環境の整備と保全
 @施策
・多自然型川づくり、・魚がのぼりらすい川づくり、・自然再生、・樹林帯の整備、・清流ルネッサンス・・・下水道など水質配慮、・河川水辺の国勢調査
 A事業
  ・水質浄化のための河川浄化事業・・・汚泥浚渫(シュンセツ)、浄化施設整備、浄化用水の導入
・動植物の良好な生息、生育環境を有する河川の保全、復元のための自然再生事業・・・湿地の再生、蛇行河川の再生、河畔林の再生、河口部干潟の再生
・市民からの要望
  ・河川工事の前に市民の河川経験者・知的者の意見を聞いてほしい
  ・川一般でなく、その川の特徴をよく知るべきだ。
  ・農水産、環境、建設の横の交流をセクショナリズムにならないで持ってほしい。
    無駄工事が少なくなるのでは。
  ・国、市とも交流してほしい
  ・水量、水質の変化を定期的に管理すべきだ
  ・水辺への親しみの為に道が必要。河川敷公園は他の生き物との共生が出来ない為いらない
  ・昔は色々な回遊魚が居たが、堰で止められている。水田の生き物も農薬だけのためでない
                                      以下省略
[U]連絡事項
1. 8/21 夏の鈴鹿川体験
    場所:鈴鹿川の庄野橋〜定五郎橋間の右岸(河川敷緑地公園)  
集合:午前9時より受け付け。  
準備と下見・・・8/20 14.00現地にて
2. 8/12.19.29 自然観察指導員としてアキアカネ調査研修・・・かもしかセンター(菰野)9:30
        調査は8月31日まで毎日やっている。訪問協力自由
3. 8/24-25 「子ども探検隊」協力
    場所:鈴鹿峠自然の家   集合:8/21 午前9時  
    内容:里山歩き・キャンプファイヤー、まち探検、その他
4. 8/7.22 みえ環境学習セミナー
場所:三重県環境学習情報センター 10.00〜
5. 9/17-19 バルーンフェスティバル協力
 
次回は2005年9月7日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います  
 
  2005.7/6「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                 自然を愛する会(略称)
[T]各グループからの報告
1.川体験を通じて水を中心とした自然環境のあり方・我々の川に対する義務などを話し合う 
・亀山市立関中学校体験(6/2)
加太−鈴鹿川合流点での体験であったが、降雨のため教室授業となった。
鈴鹿川の主な魚を水槽に展示後、3名で三重県川の豊富な生き物の特長から説明が始まり、川の重要性、水質・水量・構造のあり方、そしてゴミ・生活排水を中心とした我々の出来る事を話し合った。
後日に「理想的川とは」を提出してもらったが、個人では充分で無く、受講者で討論してまとめて貰った方が広く理解出来たのではと感じた。授業時間が45分もずらされ、終りを急がれたのも今後考えねばならないことだった。
  ・亀山南小学校5年生(6/22)  
    川体験後自然環境について話し合う予定だったが、降雨のため教室授業となった。
    以前の質問事項も含めて持参した魚の水槽の前で、川の生き物・構造・水質・外来魚について説明した。
子供たちの目の輝き・態度を見てこちらが感動してしまった。
翌日の感想文は的確な理解と関心度が読み取れ、この様な企画をしてもらった先生方にも感謝した。
  ・鈴鹿市立牧田小学校4年生(6/20)
    県水産室、三重県観察指導員、環境学習情報センター員、“やすらぎくん”メンバーと共に
67名の生徒の鈴鹿川生き物観察をした。採取した生き物(魚・水生昆虫など)の説明、多数の質問受けたり、川に対する心得等も訴えた。後日関連室内学習予定。
・鈴鹿市立庄野小学校4年生(6/28)
    牧田小での同じグループにて45名の生徒の鈴鹿川生き物観察をした。採取した生き物は多種にわたった。魚:ヨシノボリ、オイカワ、カワムツ、タモロコ、ギンブナ、カマツカ、シマドジョウ、ギギ、ナマズ、ウキゴリ、ウナギ。エビ・カニ:スジエビ、ヌマエビ、テナガエ
ビ、モクズガニ、アメリカザリガニ。トノサマガエル。水生昆虫:ハグロトンボヤゴ、コオニヤンマヤゴ、キイロヤマトンボヤゴ。アメンボウ、タイコウチ、モンキマメゲンゴロウ、ナベタムシ、ヒル、ブユ。イシガメ。
2. イベント参加
・坂本棚田「野上がり祭」 6/5
  素晴らしい鈴鹿川・坂本棚田の生き物と「清らかで豊富な水を守る」関連パネルを展示し、皆の保全維持努力を訴えた。棚田からはイモリ(アカハラ)、サワガニ、トノサマガエルを展示用に提供してもらった。展示ブースは老若共に賑わい対話も弾んだ。
・「オイオン鈴鹿三重県物産展」での展示 6/10-12 白子ジャスコにて恒例のイベントで多くの環境パネルと坂本棚田同様の生き物展示。川・海環境に関心を持つ人達や、生きた鈴鹿川の魚を初めて見たと言う人達で賑わった。
3. 研修 6/26、
・環境学習情報センタにて研修 
・「地球環境問題を身近にとらえよう」 朴 三重大教授
「過去の体験から未来を考えてみませんか」が主旨。四日市公害体験を生かした現在−未来の対策を考え実行して行く時期がきている。詳細省略。
印象に残った言葉
・即影響がないと「まあいいか」の態度は駄目・・・問題が起こったとき取り返しがつかない事になっている事が多い。四日市公害や水俣病他現在では大量不法投棄。
・予防は先手を打って遅くない
・弱者切り捨ては許されない・・・空気が汚れていても「貴方が肺障害になっても、他の人は大丈夫、貴方の肺がおかしい」理論は通じない。
・メキシコシティ、バンコック、チュンチン(中国)などは当時の四日市喘息に近い空気状態。アジア大陸からの汚染物質は黄砂とともにやって来ている。
     ・地球の空気層は地面からたった10qほどしか無い事を認識すべきだ。
・世界のエネルギーの33%をアメリカ、15%をヨーロッパ、4.5〜6%を日本が使用。
     ・日本の公害の道を他のアジアが歩んでおり、環境対策ノウハウを提供しょう。
     ・日本はまだまだ汚染は進んでいる。公害は私害と認識し,5,10,20年先を見つめよう。
 4.かわづくりみえ会議総会・研修7/2
・メンバー79名の総会議案は承認された
     ・「魚道のありかた」君塚芳輝 氏 講演
      魚の活動時期・行動と魚道の形状についての講義は参考になった
      これが絶対の構造だの内容には一部抵抗があったが、こういう講義は今後とも役立つ。
  5.北勢県民局(6/16)
    ・8/21の「夏の鈴鹿川体験」実行委員会・・・本来の川体験に重点を置く
    ・予算減少対策
   6.亀山市内の池を1回/年かいぼりしたい・・・うお座グループ
    ・長年放置して生活排水などが入っている池は底のヘドロの取り除き法と廃棄場所の配慮
[U]連絡事項
1.  7/6 「ねこの館」にて魚塾・・・市民で川についての談義 10〜15.:30
2. 7/9  自然観察指導員としてアキアカネ調査研修・・・かもしかセンター(菰野)9:00〜
       調査は8月31日まで毎日やっている。訪問協力自由
3. 7/13 牧田小 環境総合学習(室内授業)9:00〜
4. 7/16-18 こどもの城環境フェアに展示説明
7/16 14時・・・準備 7/17-18・・・展示説明 10時〜
5. 7/20   亀山南小川体験・・・坂下「鈴鹿峠自然の家」13:00〜15:00
       講演会「鈴鹿川における多自然型の河川工事」19:00〜21:00
6. 8/21 夏の鈴鹿川体験
    場所:鈴鹿川の庄野橋〜定五郎橋間の右岸  
集合:午前9時より受け付け。  現地にて準備(下見)・・・8/20 14:00同場所
 
 次回は05年8月3日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います     
以上
 
  2005.6/1「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                 自然を愛する会(略称)

各グループからの報告
1.阪内川(松阪)のアユ救助作戦 「川づくりみえ会議」、地元小学校生・スポーツグループ、自然観察指導員、三重大グループなど多数 5/5
   河口より数kmで堰堤に阻まれ、引き潮だったので水も少なく手網ですくい捕った。
   毎年300尾以上捕れているそうだが、今回は100尾余り。昨年の豪雨による卵流失が考えられるとの事。10cmの大きさになっていた。これらは、漁業組合の人達により上流へ運ばれた。他に40cm級のナマズ2尾が捕れた。
鈴鹿川だけでなく魚道の無い堰堤で、手前で人間以外の生き物達は上流へ上れず苦しんでいること実感した。
ボラの稚魚は多数いたが、5尾を淡水で飼育、6/1現在3尾は元気にしている。
2. 海蔵川調査 自然観察指導員、県「さかなの目」・水産研(白子)・県環境学習センター員5/18地元自然観察指導員の要請で、上記の人達に加わる。河口より数kmに第一堰堤手前で3cm程のアユ稚魚が採れる。恐らく満潮時に堰堤を越せなかったアユ群だろうとのことだったが、その後の上流部2個所では投網、手網でも捕ることは出来なかった。果たして?
シマドジョウ、ドンコ、カマツカが汽水域で採れた事でその生息範囲の広さに驚く。
マハゼ、ウキゴリ、ヨシノボリは多数採取。
他にウキゴリ稚魚の尾の斑点での見分け方は判った。河口から第五堰堤地点で約1kgのウシガエル2匹も採取した。
今回の堰堤と魚道とアユの関係は明確にはならなかったと思う。上ろうとしているアユはいる。
第五番目の堰堤の魚道は最新だそうだが、水の流れから改善したい個所がある。
魚は環境の変化に対応出来る性質を持つように思えた。確認したい。
 3.溜りの危機・・・溜まったの土砂を取り除きたい。許可は?
  
 4.調査基準

   5.井尻の堰堤魚道見学感想
    ハーフコーンの魚道は好評。一部減水の際の構造改善点も意見出ていた。
  6.「あのうルネッサンス」との懇談
    行政と市民とのスムーズな関係は、@平等の立場での仲間意識 A頼られている、役立ってい
    るという認識 B信頼されている、感謝されているという意識が備わっている時では?

以上

 
 
2005.5/4「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                 自然を愛する会(略称)
各グループからの報告
1.会合・・・「第5回鈴鹿体験(8/21)」計画  北勢県民局(鈴鹿)4/13県-県民の協力で「環境展」と共に充実した定例の催しになり、内容も会を追う毎に進歩してきた。今年は県の予算は、従来の7割、その後は0になる可能性はあるが、原点の鈴鹿川流域の県民が
県と共に自然環境の維持改善に今後もこの催しを含め力を合わせ努力していくことを確認した。 
2. 会合・・・三重四川合同「安全な河川敷地利用連絡協議会」鈴鹿川流域会議北勢県民局(鈴鹿)4/19
議題:入川者の安全の為の緊急時連絡と危険個所洗い出し
    出席者:三重河川国道事務所河川管理部、亀山・鈴鹿・四日市の各消防署・警察署、北勢
       県民局(鈴鹿・四日市)、鈴鹿市河川課、亀山市建設課、鈴鹿川漁業組合、自然を愛する会。
内容:河川敷地利用者の情報の共有と重大事故発生時の応援体制(連絡網)の確認。
   漁業組合や自然を愛する会はこの網では連絡義務は無いが自主判断行動となるだろう。
   我々市民は、啓発活動として、注意の呼びかけや連絡先や注意を書いた看板建てや、
危険に対する気付き点などをネットを通じて連絡の役割がある。
       我々も入川する時この点は常に意識しよう。  
3.鈴鹿川調査
  3/16 20km地点左岸枯れ葦のあるワンド
    タモで1回すくい上げ:スジエビ・・・26、カゲロウ1種のみ・・・26(トビイロカゲロウ属?)
    稚魚が黒く成る程かさなって静止しているのが見えた。
  4/10?同地点でモンドリを3時間仕掛ける:
    タカハヤ・・・9、シマドジョウ6cm・・・1、カワムツ稚魚・・・2
     清流にいるタカハヤばかりが採れたのが驚き。
  4/8 26km地点 たまり内、落ち葉堆積をタモで2回被せすくい:
    トビイロカゲロウ?・・・多数、シマドジョウ成魚10cm・・・3、アカザ・・・1
  4/9 26km地点 たまり内、落ち葉堆積をタモで3回被せすくい:
    シマドジョウ5〜8cm・・・11、ヨシノボリ・・・5、トビイロカゲロウ?・・・多数、
ヒラタカゲロウ?・・・2。
農業利水のためか水は濁りだした。
  4/24 26km地点 
・たまり内、落ち葉堆積をタモで3回被せすくい:
シマドジョウ4〜6cm・・・3、カマツカ6〜7cm・・・2、ヨシノボリ・・・5、トビイロカゲロ
ウ?・・・多数、ヒラタカゲロウ?・・・1、カワカゲロウ?(腹に繊毛有り)・・・2、コオニヤン
マヤゴ・・・1、カゲロウ羽化・・・1
    農業利水のため水量は激減し、魚の棲む溜りとして危機状態、そこへ水鳥が集まりモンド
リを仕掛けても入らない。
   ・本流右岸ワンド、落ち葉・藻堆積をタモで6回被せすくい:
ヨシノボリ・・・14、シマドジョウ4〜6cm・・・13、マドジョウ(成魚)11cm・・・1
    コヤマトンボ?・・・3
   
・堰堤上本流、砂地を砂と共に5回被せすくい、葦付近をタモでガサガサ2回:
砂地:カマツカ6〜7cm・・・3、シマドジョウ10〜11cm・・・2・4〜6cm・・・3、
ナベブタムシ・・・16(初経験)
葦:スジエビ・・・6、ヨシノボリ・・・7
以上
 
 

プロジェクト・ワイルドデュケータ養成講座
 
上記養成講座に「亀山の自然環境を愛する会」の浅田、平田も参加しましたのでその内容を記しておきます。
                                            ()平田

日・時

2005年3月26日()9:30〜16:30

場所

いせトピア(伊勢市生涯学習センター)

プロジェクト・ワイルドとは

アメリカで開発された、野生動物を中心とする、環境保全と環境教育の補完的プログラム。

基本的なテーマは「生息地の重要性」「野生生物に対する気づきと理解」「野生生物の価値と多様性」「生態系の原理」「管理と保全」「人間、文化、及び野生生物」「傾向、問題、及び結果」「責任ある人間の行動」という7つの柱から構成されている。

プロジェクト・ワイルドは、気づき、知識、能力、実践力を高め、野生動物と環境についての十分な知識と情報に基づいて、参加者に責任ある建設的な活動を行う能力を身につけさせることを目標に一般向けエデユケーターの養成講座が開設された。

エデユケーターとは

プロジェクト・ワイルドの一般指導者向けの資格である。更にエデユケーターを指導する

ファシリテーター、ファシリテーターを指導するコーデネーターが存在する。

講師

三重県環境学習センター ファシリテーターの木村 京子氏

 三重県下より20数名の参加者が集まりプロジェクト・ワイルドの説明が木村講師よりありました。
また、教科書として、プロジェクト・ワイルド 本編,水辺編,新アクテイビテイ集が配布されました。
以下当日の養成講座内容を記しておきます。

プロジェクト・ワイルドでは、教育的目的のため、野生動物を家畜化されていない動物と定義している。
午前中は教科書に沿って、あらゆる動物は、食物、水、隠れ場所、生活空間(日光、土壌、空気等)の
適切配置は、基本的に必要である。これらの必須要素がないと、動物は生き残れない。人間、ペット野生動物について各々生き残る為の必須用件を参加者で出し合った。オー・デイア手法と呼ばれる方法で、鹿を例にして生息地の3つの要素(食物、水、隠れ場所)に分かれ、活発に体を動かしながら、鹿が生き残りをかけて、欲しい物を探す体験学習が行われた。

・自然界の生き物は、一定の範囲内で個体数は変化しながら、生存していることを学ぶ。

・環境収容力では、生息地における食物、水、隠れ場所、生活空間の必要要素の質と量の組み合わせにより

制限される。自然や人間の及ぼす力が、環境収容力に影響(短期的、長期的に)与えていることを学ぶ。

 午後は参加者が4グループに分かれ各々のテーマに沿ってテーマについて教科書を読み目標を理解してから
役割分担を決めワークショップで各グループが発表をして参加者とそのテーマの問題点や解決方法を学ぶ。

 「1例」人間の責任ある行動を学ぶ

     さまざまな人間の土地利用が、湿地の生き物の生息地に与える影響を各グループ毎に立場を変え(企業、商店、農業,公園管理者等)検討し発表し皆の感想、意見を出し合った。

ここで学んだことは、環境の損傷を最小限に抑える必要がある。
・1)すべての土地利用について考える。
・2)生き物の生息地は保存しなければならない。
・3)全員の同意が得られるように努力する。

 今回の講習で感じたこと

地球は、人類と、野生生物が共有する住み処である。環境状況に気づき生き物すべてが相互に連結していることを認識して、人間の責任ある行動を学び、考え建設的な活動を起こす必要があること感じました。

 
  2005年3月2日 まちづくり講演会 三重大人文学部 児玉克哉 教授
 
題目「コミュニティと自治会のこれからのあり方」

結論:自治会は全員参加、コミュニティは自由参加を基本において、次に掲げるA〜Jの項目を地域毎に責任分割すべきである。

A)共同防衛機能・・・犯罪防衛、災害は地域が共通すべき項目である
      地域に見慣れない人が入って来ると声をかけたりして気を付ける。地震など災害に対処する。
      これらは、地域・近所の人が互いに知っていないと、成り立たないし、すべての人が共通して参加しなければならない項目である。
B)環境整備機能・・・例えば、ゴミ収集機能
C)連絡機能・・・行政からの連絡など
D)団体要望機能・・・地域-行政ともに活動
E)地区調整機能・・・地域の問題の仲裁などであるが、難しく、シンドクなってきている
F) 親睦機能・・・イベントなど
      色々なイベントを地域で行ってきた。旗を振れば地域の人のほとんどが参加したがそれも少なくなり、旗を振る人も嫌になってきている。
  G)生涯学習機能・・・趣味の会など
自治会では参加者が少なくコミュニティに移ってきている。
H)地域福祉機能・・・一人暮らしへのお世話など
   都会では、ほとんどこの機能は無くなった。 
I)地域文化機能・・・盆踊りや文化祭など
 
  2005年4月6日「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                
[T]各グループからの報告
1.講演・・・「コミュニティと自治会のこれからのあり方」(3/5) 三重大学人文学部児玉克哉氏
 亀山文化会館 13.30〜
  各自自体が活性化するほど、価値観の違った人々が集まる。従って、自治会は全員参加、コミュニティは自由参加活動を基本において、各地域で整理すべきである。但し、共同防衛、即ち、犯罪防衛と災害に関しては、自治会活動であるべきだ。 以下別紙参照。          
2. 講演・・・「食べ物の安全より大切なもの」(3/8)農と自然の研究所代表 宇根 豊氏農業を経済価値だけで見てはおかしくなる。全国水田生産量を金額で表せば、トヨタ(株)の半分にも満たない。では、農業を辞めないのは何故か考えたことがありますか。生命に必須の清らかな空気・水・食べ物を畑、水田から提供し、他生物の食物連鎖にも担い我々の心の癒し風景も残しているからである。農民はこれら空気・水など諸々の良き自然環境を無償で我々に提供していると消費者が気が付いた時、日本の・地元の農産物を購入することが、それに報うことではないか。海外からの運搬エネルギー削減にも役立つ。
農民は書面知識だけでなく、もっと体験者に学び、周辺の生き物・植物などの関係を知り、活動を進めてほしい。最後に考えさえられた言葉
・ドイツのリンゴジュースを飲む人が「ここのジュースは値段が高い。でもこのリンゴ栽培の田園風景が残せる。もちろん新鮮で美味しいのも。」
  ・「茶碗一杯のご飯は、3束の稲から取れる。その3束は34匹のオタマジャクシが育つ」
3. 第5回鈴鹿川流域協議会 魚を育む流れづくり推進対策事業「魚道構造のあり方について」
(3/8)北勢県民局鈴鹿庁舎にて
鈴鹿川水系における回遊魚はアユ・ウナギ・テナガエビ他多種いるが、河口から10kmの頭首工の堰堤に阻まれ、充分成長しないままに終わっている。本来の川の構造に近づけるため理想的な魚道について、県(鈴鹿・四日市)、市(鈴鹿・亀山)、国、住民(鈴鹿・亀山)で5回にわたって話し合い、6つの魚道の考えの内、折り曲げ型、横型のいずれかになった。
平成18年に19年建設のための確認会議開催を決め終了した。
河口から亀山までに3つの堰堤があるが、井尻の堰堤は完成し、あと2つである。
行政と県民・市民の、利水・治水・環境関係者が話し合って決めていく事は誰もが関心を持ち、責任感が生まれ、協働が出来てくる。市民として嬉しい事だ。
4.「さかなの目」公開講座 「生きものいっぱいの里地里海を未来のこどもたちに」(3/13)
三重県農水商工部主催
@.「海から陸をみれば」 元全国漁業協働組合会長 宮原 九一氏
・昭和30年頃 伊勢湾で臭いボラ騒ぎで問題化し、45年頃に川・海を美しくを叫びかけたが、1度/年程度の清掃、合成洗剤から石鹸の試みも市民の関心薄く発展しなかった。漁民の怒りに愛知・三重・岐阜の知事が伊勢湾上会談し法律化されたが、産業との調整、立証は漁民でと産業優先で漁民のエゴとまでいわれた。
昭和56年(1981年)皇室の協力を得て全国で「豊かな海づくり運動」が始まり今日に至っている。
最近は防災一辺倒だった護岸工事も藤前干潟のように自然環境も配慮されるようになってきた。
これ以上海の環境を崩さないよう皆で関心を持たねばならない。

里海とは生物の種類が多いきれいな海水と砂浜と松林のような防風・憩いのある林が兼ね備った海岸と言えるのでは。
・参考:日本のアサリ需要量・・・10万トン(t) 水揚げ高・・・4.8万t
    輸入(01年)・・・7万5千t(北朝鮮:4万t、韓国:1.2万t、中国:1万t、他)
     :アサリ減少理由・・・砂浜減少、排出有害物質が多い、密猟者、過潮干狩、天敵エイや貝。 
A. 「耕さない田んぼで水の浄化を」:「稲の不耕起栽培」日本不耕起栽培普及会会長 岩澤 信夫氏
  目的は、
・気候の変化に強く、栄養のある美味しい米をつくる。・・・稲の野生化
・肥料は、合成物を極力減らし有機栽培する。
・田んぼに棲む生物と共生栽培し本来の食物連鎖の世界を作り上げる。
  方法は
  ・稲刈り後も水を抜く事無く、残稲株を分解肥料化する。
  ・稲からとったヌカ、モミガラもまき分解肥料化する。
・生物がその田に棲み付きその糞(例えばイトミミズや魚類)は肥料化。
・雑草はヌカの油の膜や藻で育ち難くなる。
条件は
・年中水の有る事。
・土が固いので専用の田植え機必要
  ・本来の収獲量に達するまで、3年はかかる。
5.プロジェクト・ワイルドのエデュケーター(一般指導者)養成講習会 (3/26)
               三重環境学習センター 環境学習推進員 木村 京子氏
プロジェクト・ワイルドとは
 普段見え難い野生生物の生活の様子やつながり、野生生物の生息地が人間からどのような影響
を受けているかなどを、体を動かしながら模擬的に体験したり、みんなで話合いながら考えたりする環境教育プログラムである。
実習内容など詳細は別紙平田さんまとめ参照。
6.ミツマタ祭にて鈴鹿川に棲む魚達を水槽とパネルにて展示・・・関心人が多かった。(3/27)坂本棚田
オイカワ、カワムツ、タモロコ、タカハヤ、ヨシノボリ、フナ、スジエビ、シマドジヨウ、
マドジョウ、サワガニ、アメリカザリガニなど昨年からの飼育魚を含め展示。
7.三重四川合同「安全な河川敷地利用連絡協議会設立総会」(3/24)国土交通省 三重河川国道事務所
河川敷地利用者への危険防止啓発活動連絡系統ネットに「自然を愛する会」が入った。
主に、鈴鹿川の安全啓発活動をすることになるが、詳細は決まっていない。
8.話題
・今年は過去からの中部山岳地帯での体験から、自然環境問題や命の尊さをまとめたい。
・自然を親しむ会の一員として、タンポポ調査をしているが、自分の経験から亀山の中央部の道路沿いは外来種と白色花が多く辺地へ行くほど在来種が増えてくる傾向にある。
・除草剤に強い遺伝子組み替え菜種が、製油所へ運ばれる50kmの道路沿いに繁殖し除草剤が効かず困っている所がある。
・それに関連して、やはり除草剤に強い遺伝子組み替えのとうもろこしが雑草一つ無い畑で育っている風景を見ると、異常を感ずる。
・ネットワーク:環境県民会議、鈴鹿高校のネットワークにこの会は入っている。
・温暖化で氷河溶解湖の崩壊を見学するツアーが出来るほど頻繁に崩壊災害がおこっている。
・中国は百年工事の水路を着工するほど砂漠が深刻だ。
9.今年の活動
・川体験を通じての自然環境の啓発を学校やコミニティを通じて行う。
・川調査を通じて川の自然環境をまとめ、川のあり方を考える。
[U]連絡事項
1. 4/13 夏の鈴鹿川体験打ち合わせ 北勢県民局鈴鹿   19.00〜 
2. 4/16 森林のお宝探し、樹木・草木の葉や花の観察と歴史探訪 10.00〜14.30頃   
     鈴鹿市小岐須町の「山と森林、里地」 参加費500円/人・回 
     集合場所:炭工房の山小屋   自然観察指導員 鬼頭 志朗氏
3. 4/16 「コブシ咲く安樂古道を歩こう」開催 きら亀広報 伊藤 幸一氏
  
 次回は2005年5月4日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います
 
 

平成17年2月10日(木)三重地方自治労働文化センターにて講演会が開催され、「亀山の自然環境を愛する会」のメンバーも参加しました。講演内容と課題並びに感想を記しておきます。 

基調講演:テーマ「ゴミ処理とリサイクル社会への提言」・・講演者:朴 恵淑 氏(三重大教授)

 ゴミとは何かをまず考えて見よう。結果的にゴミは環境に影響を及ぼしている。資源が捨てられている。

 地球上の僅か10kmまでの間に空気帯が存在し生き物は生活している。また地球の面積の7割が水でその98%が海水である。人が飲める真水はその中で1%にも満たないであろう。空気や真水は僅かな限られた資源である。その中で人間は資源の消費・汚染の拡大を続けている。米国は世界の1/3のエネルギーを消費し、先進国(日本を含め)はエネルギー消費の拡大を続けているが、EU諸国では20年前から酸性雨や砂漠化,地球温暖化の自然破壊を経験してきているので、環境改善技術のノウハウを経験してきたので、環境対策とビジネスの両面を平行して捉え取り組んでいる。三重県は「四日市公害」という苦い経験を過去にしてきているので、環境に対する三重県らしさを出す為に過去の負の遺産をさらけ出し環境改善に率先して取り組む必要がある。四日市は1995年国連の「グローバル500賞」を受賞した。「きれいな青空,青い海」が戻ってきたのが受賞の対象であった。これからは更に横の繋がりを深くし環境外交,国際協力を展開していく必要がある。三重県は2000年以降環境問題では明暗が交差してきた。

(RDF等)行政は住民の声をもっともっと聞く必要がある。愛知県では藤波干潟がラムサール条約により干潟の開発が出来なくなりゴミを捨てる場所が制限され結果的に県民はゴミの削減努力をして二年間で20%以上の削減を行っている。環境汚染は、現在の商品は物を作るときから使用するとき、捨てるとき各々のセクションで有害物質を放出しているので、各セクションで各々環境対策を立て実行し、取り組むことで改善に繋がっていく。また、ゴミの発生の抑制には企業、市民にインセンテブを与えることにより各家庭や企業はゴミの削減に努力していくが(EUや韓国)、現在の日本ではそのような仕組みがないので削減に繋がっていない。三重県は一人一日当たりのゴミの発生が1150gと全国平均を上回っており、具体的施策を立て目標を最低でも1000g以下に設定し取り組むべきである。 

基調講演後児玉三重大教授のコーデネイターにより各パネラーより現状の取り組み状況の報告があり、県からは、「ごみゼロ社会実現プラン」の報告がありました。ゴミ削減目標を20年後に30%の説明に対しては朴教授等よりあまりにも遅すぎる目標であり、また住民との協働の必要性を更に高める必要がある旨の指摘がありました,二見町の食廃油活用報告,NGOよりデポジット制度の報告等リユースの必要性の訴えがありました。日本の自販機の総使用エネルギーは原爆の3基分に相当する消費をしている説明がありました。

今回の講演並びにパネラーの報告を拝聴して感じたこと

@    三重県のゴミ削減の取り組みが外国や他県に比較して甘いこと。横断的な取り組みが必要なこと

A    ゴミを排出している企業や業者、市民に対してインセンテブが無いため努力が目に見え無い事

B    行政がもっとゴミ削減のお膳立てをして市民や企業が取り組みやすくすること

C    安いから余分に買う、結果、余り大事に使わないで捨てても構わない傾向がある。

 

消費者は、ただ安いから買うのではなく環境に配慮した商品を(行政が認可したラベル表示の商品や地産地消の商品)購入し、無駄な買い物をせず、何度でも使用し更にリサイクル可能な商品を使用すること必要だ(リユース,リデーユス,リフユーズ→リサイクル)。

更に行政は仕組み作りをして、市民と一体となって独自の環境評価制度を創設し販売業者に闇の商品や環境再生に取り組んでない商品等を売れない制度を設ける等も必要ではないかと感じました。

 

 
 

「川づくり会議みえ」の主催で平成1726日(日)「伊勢湾に注ぐ川魚を救うワークショップ」が開催され、「亀山の自然環境を愛する会」のメンバーも参加しました。当日の内容を報告致します。 

1)第一部の基調講演では岐阜経済大学の森 誠一教授より「川国・三重県の淡水魚の現状と今後」について講演がありました。日本国土の7割が山であり谷がありその結果川が生じ、この国には3万本近く名のついた川があるという。豊富な淡水魚はおよそ200種類生息されている。その中で三重県は川の国の宝庫である。大きく分けると「伊勢湾水系」,[淀川・琵琶湖水系],「熊野灘水系」に分類される。三重県は日本国の丁度中央付近に位置し南北に生息している淡水魚のボーダーラインにあり魚の種類も豊富である。国の天然記念物に指定されている「ネコギギ」や「イタセンパラ」も生息が確認されているが、生息数は激減している。減った要因としては、川の改修は治水、利水を重視した@川道の直線化,A河底の平坦化,B川水の灌水化,C自然への配慮の不足等が挙げられる(汁谷川の用水路化,魚道が機能してないetc)。D外来魚の蜜放流に伴う食害。一方自然との共生の改善事例では、岩手県の宮守川がある。ここの魚道は落差の少ない多段式になっており、魚の遡上がスムーズに行われており、川原も造られ増水時には魚の遡上も可能である。また河畔林も残されている。大垣市では、住民参加のビオトープ造りが延べ300人の人達で2年の歳月をかけて造られた。今後自然との共生を盛り上げていくには、啓発活動を通して継続的に外部に発信していくことが大切である。具現化していくには次に示す三位一体を通して環境保全の実現目指す必要がある。@川魚の生態的,遺伝的把握を科学的に究明していく。A行政が主になって規制・ルールの仕組を作る。B周知して啓発活動を行っていく。

2)第二部では、学術研究発表が「レッドデーターブック」(危機的な状況にある生き物の本RDB)の淡水魚の状況を県の水産研究部から行われた。三重県の水系には約70種類の淡水魚の生息が確認されているが生息環境が急速に悪化し三重県版のRDBは約4割に当たる25種前後が選定される見込み。

絶滅危惧されている淡水魚では、ホトケドジョウ,カワバタモロコ,イチモンジタナゴ,ネコギギ,アカザ,メダカ等が心配されている。カワバタモロコ,メダカなどはブラックバスの餌食になっている。

「三重県のネコギギ保護行政について」は県の教育委員会・文化財保護室より河川工事によりネコギギの隠れ家が壊されぬように事前調整・協議を行っている。員弁川に残されたネコギギを捕獲し、志摩のマリンランドで増殖に向けた飼育を行っている。今後は、市町村教育委員会による市町村内の分布状況の把握や地域の人の保護意識の向上が望まれている。

「三重県のタナゴ類の現状」について三重大学資源学部より説明された。三重県内には現在6種類のタナゴが生息し,タイリクバラタナゴを除く5種類は在来魚とされているが三重県も他府県の例に漏れず減少傾向にある。タナゴの生息場所が、溜池に代表される止水域ないしは緩やかな平野部の中小規模の河川であること、タナゴ類が繁殖においていずれもイシガイ科の淡水産2枚貝産卵床として必要であることが挙げられる。タナゴの減少した大きな理由として、@河川改修による生息環境の喪失,A生活排水,工業排水による水質悪化,Bブラックバス,ブルーギル等の外来魚による捕食の影響がある。

その他「矢作川河口におけるアユ仔魚の分布について」では、多くのアユ仔魚が採取された地点の海底は砂質であり、採取されなかった場所は有機物成分を含んだ泥質の場所となっていたこと。「昔ながらの川・自然のままの川・多度川」では、住民が管理しやすい河川整備を県に住民は提言した。「鈴鹿子供環境ネット」では市内外11校で組織し伊勢湾の水環境保全を目指し鈴鹿川流域,中ノ川流域,伊勢湾岸の小学校区でネットワークを組織し交流・啓発活動を行っている報告があった。最後に参加者の意見交換を行い「伊勢湾に注ぐ河川における魚たちを守る宣言」を参加者全員の賛成を得て閉会した。
以上(記)
26

 
 
「亀山の自然環境を愛する会」(記)平田
2月13日(日)三重県環境学習情報センターにて「第三回みえ環境学習セミナー」が開催されました。
「テーマ」
1)「省エネルギーと環境問題」・・・講師:省エネルギーセンター  相模 祐子氏
2)「スマートライフって何?−エネルギー環境について」・講師:環境カウンセラー 浅野智恵美氏
2月は省エネルギー月間に伴い、地球レベルの環境問題を踏まえ、省エネルギーを身近に捉え、問題解決能力を養うなどの体験学習でした。以下セミナーの内容を記しておきます。
【省エネルギーと環境問題】・・・省エネルギーセンター  相模 祐子氏
世界のエネルギー不足は中国の工業生産の急拡大のより今では化石燃料の輸入国に変わり深刻であり、近い将来中国は原子力発電の25基相当の不足が予測されている。アメリカは総使用エネルギーも一人あたりのエネルギー消費も世界一で23万Kカロリーを消費している(日本は4番目)。世界の人口は現在の60億人から2050年には、100億人が予測され、このままで推移すれば、食糧危機,エネルギー不足に陥る。(中国は13億から16億人,インドは10億から15億人に人口増加が予測されている)
化石燃料の使用増で大気中のCO2の濃度は産業革命以前280ppmが現在は380ppmに増加し地球温暖化が進んでいる。世界の温度は当時より、0.5度上昇している(日本は1度の上昇)。成り行きで推移すれば2100年には1.4度から5.8度の上昇が予測される。氷河期が−4度程度だったのでこの上昇は深刻である。世界の燃料埋蔵量はこのまま推移していくと石油は41年,天然ガスは62年,石炭は230年,ウランは64年で無くなると予測。世界の燃料別使用量の割合は石油40:石炭25:天然ガス25:原子力7.5:その他2.5の状況である。1997年に開催された京都議定書により、日本は1990年レベルに対し2008年から2012年までに6%削減の目標設定がされたが、現状は増加傾向にあり、10%強の削減目標を達成しなければ議定書の約束は守れない。燃料のCO2の1kwh発生割合は天然ガス6:石油8:石炭10となっており天然ガスがCO2の発生が少なく温暖化の抑制効果がある。化石燃料に変わる代替エネルギーとして新エネルギーである太陽光発電,風力発電,バイオマス発電,燃料電池等の開発が進んでいるが、現時点では、経済性や自然に左右されるなど課題も多くエネルギー全体に占める割合は1%程度にとどまっています。
【スマートライフって何?・エネルギー環境について】・・環境カウンセラー 浅野 智恵美氏
・スマートライフ・・エネルギーを上手に使い、ムダ使いを止め工夫した生活をいう。
・ コンビニの定義 1)売り場面積が30u以上200u未満,営業時間14時間以上,セルフ方式
2)未来像 1)もっと便利に,もっと楽しく,もっと豊かにを望んでいる。
3)全国に現在約55,000店舗数があり,小中学校数44,000校,郵便局25,000より多い。
4)コンビニの経営方針は「廃棄はムダではなく投資である」と考え、多頻度少量納入させている。
5) 現在は公共料金の扱いがトップで全体の25%を占めている。
6) コンビニ1店舗の消費エネルギーは家庭の41軒分に相当する。環境に配慮した行動も始めているが。
・ フードマイレージ(food mileage)・・・食物の総距離指標
  輸入食料について輸送量と、距離を加味して総合的に捉える指標で、イギリスの消費運動家でテイム ラング氏によって提唱された。日本は輸入に頼る量が多いのでこの指標は高い。このことは、輸入に頼ることは莫大なエネルギーが消費されているのだ。我が国の自給率は40%程度で自給率は近年低下した。第二、第三次産業の発展により第一次産業の衰退が原因で自給率の低下は人と自然のコミュニテイの崩壊を招いた。日本のエネルギー自給率は僅か4%である。食料自給率が下がるとエネルギー消費(物流エネルギー)も増大してくるので地球温暖化にも影響を与えている。
・ グリーン・コンシュマー(green consumer)・・環境を守る為積極的に活動し取り組んでいる消費者
  具体的活動として、地産地消、旬産旬消、食が結ぶ連帯感、市場を動かすには、環境製品の情報
  とネットワーク作り、必要なものを必要なだけ買う、使い捨て商品でなく永く使える物を選ぶ等展開。
・ トップランナー方式・・「エネルギー使用の合理化に関する法律」が1997年制定された。
これはエネルギー消費機器の省エネルギー基準を設け2003年時点で18品目が対象になり消費効率を示すEマークの表示が義務付けられた。講演後食料自給率の体験ゲームを参加者全員で行い日本の食料自給率の低いこと等、体験学習で学ぶことができた。                  
 
  2005年3月2日 「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                
[T]各グループかの報告
1.講演・・・「川づくり会議みえ」主催  アスト(津)(2/6 13.00〜)
@「川魚のすむ私達の川を未来に」三重経済大学 森 誠一教授
日本は山国であり川国、そして淡水魚の宝庫である。利水のほとんどが川から得、高度成長を担ってきた。無料に近い豊富な水があったからである。山・川に影響があれば自分達人間にも跳ね返ってくることを充分認識しなければならない。以下平田さんの「まとめ」参照
A「レッドデーターブック(絶滅危機にある生き物を載せた本)の淡水魚」
                 三重県水産研究所(白子) 水野氏
 ネコギギ、スナヤツメ、ハリヨ、カワバタモロコ、アカザ、カジカ、アユカケ他メダカまで
 あり三重県漁業規制70種の内25種が絶滅危機状態である。
 その原因は治水・利水に重点が置かれた河川工事(護岸・堰堤など)、ブラックバス・ブル
ギルなどの外来種導入などであるが、これからは、(1997年からは)生物との共生を考え
た工事が必須である。   
   B その他 平田さんの「まとめ」参照
2.ゴミ処理とリサイクル社会への提言 三重大学人文学部 朴 教授 (2/10)
3. 第3回「みえ環境学習セミナー」・・・三重環境学習センター主催 2/1313.00〜)
  @「省エネルギーと環境問題」 省エネルギーセンター 相模 祐子氏
   世界のエネルギー・食料不足、地球温暖化は50年後という近将来大問題となってくる。
   化石燃料が底をつきだす状況で、先進途上国の工業生産の増大、一人当りの生活水準向
   上と人口増加が起因する。
   原子力の他に、太陽光、風力、バイオマスなど自然を生かした新エネルギーの開発が急がれる。また個人のエネルギー無駄排除・節約の実行は欠かせない
  A「スマートライフって何?・エネルギー環境について」環境カウンセラー 浅野智恵美氏
    賢い生活の意味で、エネルギーを上手に使い、ムダ使いを工夫して無くす生活である。
   コンビニの数と一軒当りのエネルギーを考えたことありますか。フードマイレッジ、グリー
ンコンシューマー、トップランナー方式については?
電化製品もエコマークのついた電気消費量の少ない製品を選ぶと家計にもエネルギーにも
役立ちます。以下詳細は平田さんの「まとめ」参照。
  4.四日市北高校生と自然観察会・・・三重県自然観察員の人達と。 同校周辺((2/6 14.00〜)
   第9回目の公開講座で、教員だけでなく、生徒や外部講師が32のテーマで授業を行いその一つとして周辺の自然観察をした。
   校庭の楠木での葉裏のイラガの卵はたの葉の害虫を寄せ付けない・烏の巣には衣文かけの針金があり・葉や木は樟脳の臭気が漂う。椿とカキツバタの違いは臭いが前者はしなく・後者は香気が漂い・花の落ち方も違う。校舎の排水路には多くのシジミやオカニナ、タニシがおり、台湾シジミの進出を見せ付けられた感がある。など生徒と共に我々自身勉強になった。
  5.やすらぎくん(北勢県民局鈴鹿−県民グループ)の環境展を振り返ってと今後の方向(3/1)
    環境展:行政・県民・学校の先生・団体・そして2人のリーダーがすべて仲良く仲間意識を持ち同時に個々の使命感を自然に身についている。これがうまくいっていると思える。場所も希望に適い、訴えたい事を存分に出せた。今後ネットワークも広げ、夢・ビジョンに向かって力をつなげよう。企業にもこの様な環境対策をやっていると気軽に参加してもらおう。
 6.きらめき亀山21「第5回市民交流会」へ会として展示・紹介 2/27神辺小学校 10.00〜
    参加人数は200名余であったが関心度の高さは実感した。これらの人々が仲間の人達に語り継いで頂けることを期待したい。展示はまた新しい方向で進めたい。
    今回気になったのは、会場の神辺小学校が高架自動車道や引き込み自動車道に囲まれている。
自然環境を教育する場がこれでいいのか。自然を提唱する新都市行政として、移転など考えるべきだ。
 7.三重環境学習センターへ水環境パネル展示 3月1〜30日まで展示  2/28
[U]連絡事項
 1. 3/5 まちづくり講演  三重大 人文学部 児玉克哉教授 亀山文化会館 13.30
 2. 3/6   
3. 3/8 講演会「食べ物の安全よりも大切なもの」農と自然の研究所代表 宇根 豊氏 
                        三重県科学技術振興センター 13.30〜
ミ行政パネルディスカッション 県自治労働文化センター 13.30〜
 4. 3/9鈴鹿川流域協議会(魚道関係)  三重県鈴鹿庁舎 4F 18.30
 5. 3/10「きらめき亀山21」交流会 実行委員反省会 19.30〜 亀山市役所 大会議室
 6 3/13「さかなの目」公開講座 10.00〜16.30 三重県人権センター(一身田)
「海から陸を見れば」「耕さない田んぼで水の浄化」「生き物いっぱいの里地里海を未来の子供たちに」
7. 3/26 エデュケーター養成講習会 環境学習推進員 木村京子氏 いせトピア 9.30〜

 次回は05年4月6日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います
 
   三重県地球温暖化防止シンポジウム                                       記:平田
・ 日時:2005年1月29日 13:30〜17:00
・ 場所:三重北勢地域地場産業振興センター「じばさん三重」6Fホール
・ 基調講演第一部
「北極の日本晴れ/両極単独横断で見えたもの」・・・冒険家 大場 満朗氏
・ 基調講演第二部
「地球温暖化防止実践活動ネットワーク会議検討経過について」・三重大工学部長 加藤 征三氏
(三重モデル運輸検討会座長兼務)
・ パネルデスカッション・・「温室効果ガスの排出の伸びが大きい民生・運輸部門における効果的な 排 出削減について、民生・事業者・行政は何をすべきか。」
・ パネラー各位
1) コーデネイター・・植田和弘氏・・京都大学院経済学研究科教授
2)パネラー・・浅岡美穂氏・・弁護士・気候ネットワーク代表
パネラー・・水谷洋一氏・・静岡大学人文学部助教授(三重モデル民生検討会座長兼務)
パネラー・・日下部徹男氏・シャープ葛T山環境センター所長
パネラー・・牧田 孝氏・・三重交通且ゥ動車事業部営業部長
パネラー・・井藤久志氏・・三重県森林環境部長
・ シンポジュームでの概要報告
  基調講演第一部・・大場氏の講演内容より
         冒険のきっかけは、世界の農業を学ぶのが目的で世界を自分の目で確認することだった。次第に未知の世界に行く夢が実現し南北両極の単独横断を実現した。
         1970年代は北極では温暖化傾向は見られなかった。現在氷山は溶け横断すること自体が難しくなってきている。南極ではオゾンホールが発生し紫外線を直接受けると皮膚炎症が発生、有機塩素化合物であるPCB等は北極にまで渡り生態系にも影響を与えている。これからの環境問題はより多くの人達が関わり議論を通して対策を講じていく必要がある。現在大場氏は山形で冒険学校を開設して冒険・農業の実践を通して自然界の偉大さを生徒は学んでいる。
   基調講演第二部・・加藤 征三氏より
          地球温暖化の主要因は化石燃料より発生している。三重モデルの実現に向けて取り組んできた。産業革命以前はCO2の量も280PPM程度が今では380PPMまで増大している。京都議定書は1990年レベル比6%ダウンの目標が設定されたが、現状は削減どころか三重県は13%増の状態である。CO2を県内のデータとして、一人一日の排出量が四百リットルと説明。企業はそれなりの努力がされているが、民生(三次産業や家庭)や運輸部門は特にCO2の排出量は拡大傾向である。そこで三重モデルは「実践活動によるCO2削減」を目的に県民総参加の仕組み作りの構築を行い努力した人達には報われるインセンティブを設け6%の削減目標に取り組んでいく。具体的には試験・テスト段階を経てバージョンアップを計画中である。三重モデルの主な取り組みとしては
@パーク&ライド,
A環境定期券の発行,
B廃食油の再生燃料として活用(BDF),
Cエコポイントによる電気・ガス等の削減にエコポイントを与える。
Dエコベルマークで環境に配慮した製品にマークをつけ、マークの数によって商品やサービスを受けられる仕組み,
E排出量取引制度で企業と行政が協働・連携して温室効果ガスの削減を実現するシステムの構築を実施。県では森林環境創造事業や、ゴミを固形燃料化しての発電(RDF)に取り組んでいる。
国土交通省の「環境行動計画モデル事業」に三重モデルは採択された。内容は「環境的に持続可能な交通(EST事業)」3年間試験結果を経て今後更にバージョンアップを図っていく。(地方都市圏における公共交通利用促進によるCO2排出量削減)。

以上が基調講演の概略内容である。次にパネラーのメンバーより補足説明があり参加者より質問に答える形で最終マトメに入りこのシンポジュームは終了した。

・ 講演内容並びに詳細報告後参加者からの質問の主だった幾つかを記しておく。
1)家庭での自家発電でのCO2削減はエコポイントの対象になるのか。→対象にしていきたい。
2)ゴミの分別作業が解りづらい結果処理費用が増大するのでは→各自治体の判断に委ねている。
3)自転車の駐車場の管理並びに走行が不便では→自転車レーンも検討していきたい。
4)環境用語が難しく身近な言葉で表現できないか
5) 天然燃料のコストはまだまだ高いのでは
6)ISO等の認証資格の普及を→ISOは費用もかかるので県は独自にEMSという環境評価制度の導入を行っている。

   【マトメ】
 三重県の「三重モデル」は全国的にも内容が注目されており、これからは市民も意識改革の中でこの取り組みを市民一体となって継続的に進め実績評価をしていく必要がある。また行政は市民や企業が戸惑わない様地球温暖化防止につながる環境保全の仕組み作りを整理することが求められているのではないか。
 
  2005.2/2「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                                 自然を愛する会(略称)
[T]各グループからの報告
1. 第4回環境展参加出展・・・県北勢県民局(鈴鹿)−県民共同主催 鈴鹿ハンターにて(1/22-23)  
  広い展示場所を頂き、会として環境維持・改善について訴えたい内容を提示することが出来た。
「自然を愛する会」は今回も鈴鹿川流域の「水の重要性」に重点をおいた
  ・鈴鹿川の魚の水槽展示
     「鈴鹿川には清流の魚がすんでいます。我々の飲み水も鈴鹿川流域から取っています。
清らかな豊かな水を保つ努力をしょう」を提示。
  ・森・川・海のつながりと働きパネル    
     樹木・水田・池(水浄化の一因小魚を絶滅させているブラックバス・ブルギル)・溜り・
水辺林・葦原・自然石・堰堤の魚道・干潟・海草林など。
  ・アサリ・カキの「貝が海水をきれいにする」実験公開
     赤潮状態の海水に貝を入れその浄化の様子を公開し、貝の住む干潟の重要性を食物連鎖と結びつけて説明。
 「魚座グループ」は「外来種の在来種への影響」に重点をおいた展示
  ・カダヤシとメダカの水槽と見分け方展示。ブラックバスの在来種への有害性について。
 「坂本棚田保存会」は「和紙作品展示と紙すき体験」。
  ・体験には冷たい水も感じさせない参加者の熱心な体験だった。
「地球クラブ」は「親子による創作コーナー」を実施
  ・鈴鹿川の上流から河口までの創作地図を参加親子で仕上げ。
  ・様々な自然の恵みでの工作など。
 その他ホタルとカワニナとの関係観察体験や食性植物展示を鈴鹿の舟橋先生に同じ展示コーナーにて実施してもらった。
 出展コーナーは亀山ボラ連ほか29団体だった。
出展に関して、県農水産商工部「さかなの目」グループ、水産研究所(白子)、きらめき亀山21、やすらぎくん(流域の水を考える・流域塾両グループ)のご協力に感謝。
2.子供環境会議に鈴鹿川の魚展示 鈴鹿ハンターにて(1/29-30)
・鈴鹿市10校、亀山市は昼生小学校の11校が自然環境に関する展示発表会があり、共に採取した魚を展示した。子供はもちろん大人達の亀山・鈴鹿の川はまだ清流だとの声が多く聞かれたのが嬉しかった。今年は亀山の多くの子供たちにも川・森体験を協力したい。
3.魚を育む流れづくり推進対策事業(魚道の計画について)会合参加 (1/26)
・北勢県民局(四日市・鈴鹿)―国土交通省―県民―利水関係者での第6回目会合であり、具体的な推奨魚道構造が見えてきた。これが出来ると今井尻((亀山市)の魚道が建設開始され始めたこともあり、アユを始め、ヨシノボリ、テナガエビ、ウナギなど回遊魚が亀山まで上って来る。次回に構造のまとめとなりそう。
4.研修
・環境政策セミナー 「環境行政のあり方研究」 県地方自治研究センター主催(1/19)
 平成16年7月より6回あるが今回はその最終回であった。地球環境の現状と課題や地球温暖化防止、市民・企業・行政の環境へのアプローチ、最後に環境行政のワークショップで終わった。
  

・三重県地球温暖化防止シンポジユウム
   地球温暖化対策三重モデルの実現のためのパネルディスカッション
   三重モデル:エコポイント、パークアイランド、環境定期券、廃食油利用、エコベルマー
         クなど。
[U]連絡事項
1.  2/6 「川魚のすむ私達の川を未来に」・・・川づくり会議みえ アスト(津)13.00〜   
2. 2/9 自然観察会・・・四日市北高校生と・・・13.30〜 同校集合
3. 2/10 ゴミ行政パネルディスカッション 県自治労働文化センター 13.30〜
4. 2/13指導者養成講座「省エネルギーと環境問題」他 三重環境学習センター 13.00〜
5. 2/27「きらめき亀山21」交流会 9:00受付 神辺小学校 2/26準備 14.00〜
6. 3/2自然を愛する会 会合  19.00〜 「あいあい」
7.  3/9 魚を育む流れづくり推進対策事業(魚道の計画について) 北勢県民局鈴鹿18.30〜
8. 2/28 三重環境学習センターへ水環境パネル展示 3月1〜30日まで展示 
9. 3/13「さかなの目」公開講座 10.00〜16.30 三重県人権センター(一身田)
「海から陸を見れば」「耕さない田んぼで水の浄化」生き物いっぱいの里地里海を未来の子供たちに」
 今回主に行った05年度「会」として実行したいことの各人報告に関して、まとめ、次回優先順序にて活動決定する。

次回は2005年3月2日 19.00〜 「あいあい」で行います
 
  2005.1/12「自然を愛する会」会合報告
                                   自然を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 安濃川観察会(「川づくり会議みえ」勉強会)参加(12/5)  
  河口から第3頭首工まで3箇所見学した。その後津県民局との安濃川河川改修計画について意見交換を聞かせて頂いた。
 河口:干潟が広がっており水鳥が30羽ほどいた。ミヤコドリが数羽居るのを望遠レンズを通じて観察出来た。護岸内にあってミズドリの楽園といわれていた池は埋められ、土盛されていたが何が建設されるのだろう。
 一色橋100m程の下流:右岸は安濃川増水災害を避けるための三シ川→岩田川へ流す構造になっている。岸辺は5〜7月にサギ類のコロニーとなる竹薮がある。
 第三頭首工:上流部は椋や榎などの背高、ヤブニッケやつばきなどの中高、マンリョウ・ベニシダなどの小高樹木よりなる河畔林があり50種以上の鳥、キツネまで居るそうだ。
    堰堤には魚道が付いているが下流からの回遊魚を上流へ誘導する役目を果たしていないと思えた。
 河川改修の意見交換を聞いて思った事:改修工事には現在は治水・利水に環境を加える事になっているが、サギ類のコロニーは当然潰すと話す。コロニーを外すには金が掛かるのが理由。外す工夫が初めから考えていない。これでは、地元とは揉める。
その他:岸辺で子供たちが遊べる様、護岸を作り、草を刈り取った緑地公園を作るのは、人間中心のエゴで他生き物との共生にはならない意見が多く同感した。
2.自然観察指導員研修 「河川整備計画について」(環境学習センター) (12/12)
 @.河川法改正変遷について・・・別付
 A.河川整備基本方針・河川整備計画について・・・別付
留意点
・河川整備計画の時点で住民参加・意見交換があるが、参加連絡はホームページ、広報、自治会回覧などがあり、これを見逃さないように。
  ・意見は計画の早い段階で述べる事。
 問題点
  ・地域住民同士の意見対立・・・例えばコンクリート護岸で自然型希望者は反対・草刈労力解消で賛成など
  ・地域住民の強い原動力が不足
  ・保全対策後の維持管理問題
 自然観察指導員への解決法提案
  ・継続的かつ統一様式による情報の整理
  ・継続的過去からの自然変遷を把握
  ・目指すべき目標が設定出来る
  ・情報を決まったフォームで集積・整理・まとめが出来る・・・統一様式
  ・自然に興味を引く啓発活動・・・学校・自治会など地域の教育機関と連携
  ・ネットワークの強化  
    縦方向・・・流域内におけるネットワーク、横方向・・・流域ごとのネットワーク

3.環境指導者養成講座「みえ環境学習セミナー」スキルアップ講座 (12/23)
  ・考えてみよう、環境のこと・・・
    森林の減少速度:29ha/分、 100年後の地球温度上昇:8℃、
排出家庭ゴミ:1.1Kg/日・人、100年後の人口:100億人など 
・エコ・ネーションゲーム
4.堰堤魚道の構造についての会合・・・北勢県民局(四日市市・鈴鹿市)と鈴鹿川流域県民(12/8)
   J型と棚田式または改階段式の組み合わせが第1・第2頭首工が有効
5.鈴鹿川流域環境展に出展決定

6.年末ごみ来環境センター収集車の案内ボランティア・・・12/27午前のみ

[U]連絡事項
1. 1/22〜23 鈴鹿川流域環境展・・・生活創造圏―県民の環境展 ハンター(鈴鹿)  
2. 1/26 魚道打ち合わせ 北勢県民局 18.30〜
3. 2/6 「川魚のすむ私達の川を未来に」・・・川づくり会議みえ 13.00〜
4. 2/9 自然観察会・・・四日市北高校生と・・・13.30〜 同校集合
5. 2/2 「自然を愛する会」会合 19:00〜 「あいあい」
6. 2/27 「きらめき亀山21」交流会 9:00受付 神辺小学校 
次回は05年2月2日 19.00〜 「あいあい」で行います
 
  2004.12月1日「自然を愛する会」会合報告
                                   自然を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 第6回「青少年のための科学の祭典」三重大会(11/13〜11/14)青少年研修センターにて  
  科学実験・体験を通じて青少年が科学に興味を持つ目的で行われている祭典で、今回は26の
出展があった。我々は「アサリが海水を美しくする」題目で赤潮状態の海水をアサリとカキが
浄化する証明実験をした。アサリは購入、カキは白子海岸で削り採ったもの。    
     @1Lの赤潮状態の海水にアサリ15個入れたもの
     A     〃     カキ3個入れたもの    
  を60分置くと透明度は深度約6.5cmの赤潮海水が10倍の約70cmまでになった。
  アサリは30分、カキは15分ころから急激に浄化する事に実験した親子共々に関心がもたれた。
    (この実験は県農水商工部「さかなの目」と「自然を愛する会」の共同実験で行い、赤潮海
     水は県水産研究部 鈴鹿水産研究室に頂いた。)
「アサリが海水を美しくする」
  その他、鈴鹿川の魚(水槽)、森林の水浄化モデル(平澤さん提供)、二枚貝浄化・干潟のはたらきパネルを展示。                   参加者:藤井、尾崎、平田、浅田
2.野登山の自然を守る活動
 @署名活動他・・・自治会連合会、商工会議所、自然を愛する会ほか(10〜11月)
   最終38,000余の署名があり松阪・津・鈴鹿・四日市・桑名など県内はもちろん愛知・北海道、大阪・京都・滋賀など県外の方々からも頂き感謝しています。全国的に各々同じ問題で悩んでおられることを実感した。
       亀山の場合、野登山を含む鈴鹿連山は
         ・四万余の人口の内一万四千人分の飲料水になっている
         ・国定公園・天然記念物生物など亀山自然を象徴する
         ・神代からの歴史・信仰の場であり癒しの場でもある
   このことから、資源だけの目的でどんな障害をも跳ね除ける鉱業法は改正が必要である。
 A行政の動き
・亀山市長他が上京、経済産業省に対して@法律の改正A鉱業法改正または阻止特区の申し入れをした。
   ・鈴鹿市長と阻止・改正活動で合意した。
   ・東海市長会議でこの問題を提示、合意をもらい、全国に広げる予定。
 B.野登山付近調査 
  @小岐須渓谷→鳩ケ峰→野登山徒歩見学実体調査 (11/20)
   採石している小岐須渓谷付近(御幣川鮎止滝付近)ではキャンプ場山小屋周辺まで数センチの石が飛散している。
また有名な石大神の岩のみ残して周りは削られている。
採石は野登山隣接の鳩が峰頂上に迫っている。
清流、照葉・広葉樹が群生しているこの山を再生の目処も付けず削り取るだけの政策に怒りを感じた。案内の伊藤さんに感謝。
  Aその後の調査
   登山家の有志(俗名:山ヤ)が何度も登り鉱業法に基づく鉱石の存在調査などをし、この山を守ろうと頑張って下さっている。
  B鈴鹿子どもセンターから原稿の要望あり、関連写真と原稿を送った。・・・伊藤さん


3.亀山市・関町環境基本計画(素案)公開 (11/24)市役所にて
  ・位置付け
    環境基本法(公害対策基本法と自然環境保全法の統合)・・・平成5年制定
     亀山・関それぞれ「環境基本条例」・・・平成15年7月施行
      「亀山・関環境基本計画」・・・環境保全・創造に関する施策を推進するため、新市の将来像「豊かな自然・悠久の歴史・光ときめく都市」のため行政・企業・市民が協働でつくりあげたものである。
  ・公開は亀山・関の各地域で行われ意見修正が行われた。
    新市の行われる内容は、自然環境維持保全として満足であるが、いかに具体的に数値を示し、実行していくかで、これこそが三者の協働が必要である。そのためには、市民のレベルアップが益々必要になってくる。
4.貴重生物
  ・ホトケドジョウ一時預かるが・・・
松阪市の農地改構造目的で自然水路が潰され、その住民は死ぬ。その工事に伴なって作るビオトープやブラックバスをカイボリで排除した池が使えるようになるまで、採取して一時有志が預かることになり亀山でも7匹飼うことにした。砂・石・藻を設置した水槽で元気にしているが、餌が心配。松阪の自然観察員 木原さんの努力には感心する.
・亀山の池に本来多く居たタナゴ、フナ、メダカ、モロコ、エビはほとんど見えなくなった。
ブラックバスが入ったためです。川では、カマツカ(カワギス、スナモグリ)が激減しています。育つ溜りや逃げ場の大きな淵や石がほしい。
5.研修、イベント参加報告
「第5回環境政策セミナーに出席して」
  ・バイオマスのまとめ
   1回/月の環境政策セミナー(行政―県民混成・・・三重県自治研究センター)にてゴミ、エネ
ルギー政策について話し合った中で発言されたバイオマスについて平田さんに調査・まとめてもらった・・・別付参照
  ・青少年科学の祭典での「アサリが海を美しくする」実験法概略・・・別付参照
  ・平澤さんの体験
    11/6クリーン大作戦・・・中学生とごみ拾いとそれでのアート作り。11/7環境フェア・・・自転車発電出展。小学校の親子活動展示が注目。11/16中越地震の小千谷市を行く。11/18・・・
    国土交通省建設技術フェア(河川技術)11/21上野森林公園自然観察、11/23豊田自然観察・・・生態重視の「人は持ち込まない・持ち出さない」が徹底されていた。11/26リサイクル工場見学。 その他河川における植生浄化法の文献入手(次回配布)
  ・デポジットを体験してもらう(11/13〜14)
    環境フェアにて「ぜんざい」300杯(300円/杯)販売し「おわん」返却で50円/杯を返却した。(西田さん以下地球クラブメンバー)
[U]地球温暖化についての話題・・・三重県環境森林部 地球温暖化防止活動推進部 山田長生氏
   地球温暖化の影響とメカニズムを講義 
    ・氷河の減少とダムの決壊、エルニーヨ現象による干ばつと大洪水、都会のヒートアイランド現象と大雨災害
    ・凍結メタンガスなど地球温暖化には二酸化炭素の一万倍も影響するガスの発生も心配される。
    

・フロンガスの温暖化影響、オゾン破壊のメカニズム
・厳しい計算では2,100年には5.6度上がるかも
 これらの内容にについて後日時間を別にとって話して頂くようにしたい
地球温暖化対策三重モデルの例
    政府は100余りの施策をだしているが三重県も県民総参加の仕組みで構築している
    ・スーパー駐車場を活用するパークアンドライド・・・公共交通機関近くのスーパーまで車に乗り、あとは機関を利用  
    ・廃油は業者にてヂーゼル燃料にリサイクル
・エコポイント・・・グループで削減エネルギーにより金券化されるエコポイント
・エコベルマーク・・・エコ賞品購入に伴なう商品化出来るマーク収集など
[V]連絡事項
1. 12/5  安濃川観察会 13:00〜17:00 津駅西口13:00集合 
 2. 12/8  堰堤魚道構造の県案報告と意見交換 18:30〜20:30 北勢県民局(鈴鹿)
 3. 12/16 生活創造圏―県民の環境展打ち合わせ 19:00〜21:00北勢県民局(鈴鹿)
 4. 05.1/12 「自然を愛する会」会合 19:00〜 「あいあい」
 5. 05.1/22〜23 生活創造圏―県民の環境展 ハンター(鈴鹿)
 6. 05.2/27 「きらめき亀山21」交流会 9:00受付 神辺小学校 

次回は2005年1月12日(水) 19.00〜 「あいあい」で行います
05年度活動意見を持参ください
又、別日、地球温暖化についての映画公開の実現も考えています。
以上
 
  2004.11月3日「自然を愛する会」会合報告
                                  自然を愛する会
[T]各グループからの報告
1.昼生小学校「中の川」調査協力(10/4)と報告会参加(10/13p.m)  
  川体験・・・生き物、堰、ゴミの各調査班が三つ寺付近の中の川に入り活動した.    
    生き物:カワムツ、シマドジョウ、タモロコ、スジエビ、シジミ、カワニナ、オタマジ
ャクシ、1Kg以上もあるウシガエル、ヤゴ(コヤマトンボ、コオニヤンマ、ハグロトンボ)。
    堰:水面より1m以上あり海からのアユのような回遊魚は堰で上流へは上れない。
魚道も高く水の流速も大で、上れない。役立たない形式状の魚道は無駄。
    ゴミ:プラスチック袋、タイヤ、缶、車ハンドル、塩ビトユ、トタン板、金属パイプ等  
      多くて持ち帰れないほど。
  報告会・・・亀山の小学校(一部鈴鹿)の先生方の参観
    堰班の発表であった:川体験での堰の観察は鋭くその用途と環境面での利害が中心であった。堰は治水・利水・自然環境の観察に良き教材となる。
2. 牧田小学校道徳時間協力(10/13a.m)       
「自然環境で活動している動機について」の講話
・ 現四万十川程のきれいな昭和25年頃の大阪淀川が、10年後に生き物の姿が見えない川になった体験。
・亀山の自然の素晴らしさ・・・清流の生き物が居る川。泳げる川。森も海も近い。この地に住む幸せの自覚と守る意識。
・私達は何が出来るか・・・自分本位でなく、他人・生き物を思いやる心を忘れないことだ。
ゴミをポイステしない。食事で残さない量。洗剤の使い方など考え・実行は当然。
3. 研修
@.三重県民の森自然観察  指導 三重県環境学習センター  木村京子氏(10/10)
  ・自然観察員心得再確認
・参加者の緊張緩和
連想ゲーム:例えば「どんぐり」と言えば「熊」→「駒」→・・・と間を置かず答えていく。       
  ・観察一部紹介
    植物:ヘクソカツラと山芋の葉の違い、字書き虫による葉の文様観察、スミレの花文様二度見れる(花模様→種飛散前の花模様)、広葉樹は切り幹から新芽が出てくるが、針葉樹は出ない、ムカゴ(山芋のつるにできる)を食べる、三つのキノコ生長法等。
動物:モグラの道跡(土の盛上がり)、森アオガエルの水の感知能力はすごい(池はもち
ろん湿地、道の水溜りでも生育にさしつかえが無ければ木の枝から卵を産み落とす)、ジヨロウ蜘蛛(網では、下に頭を向け、オスはメスの1/5程度の大きさで交
尾の際、メスに食われる場合がある、糸は蜘蛛の栄養分なのでまた食べる)
ビオトープ:トンボの池が作られていた。メダカやオタマジャクシも多く見られ豊かな溜
りと思える。ビオトープは目的により構造は変えねばならない。
 A.松名瀬干潟(松阪)生き物観察 指導 三重県立飯南高等学校  河口 実 教諭(10/17)
                  「さかなの目」リーダー養成講座    
・道具:ドレッジ(プロのアサリ取りの小型)、スコップ(深堀と浅堀)、フルイ(5mm角)
       長靴、帽子、首巻兼用手ぬぐい等。
・生き物は満月・真月が多い・・・多くのプランクトンが集まり、小魚がこれを狙い、それ餌
  とする魚が集まるからである。
・潮(塩?)湖
    干満により、護岸と砂岸の間に溜りが出来、汽水状態の水質となる。カニとハゼ、マゴチ
稚魚など多くの小魚がいた。
  ・アマモの群生地
    タツノオトシゴ、イカや魚の稚魚が育むところになったり、海水浄化に役立っている。
  ・めずらしい生き物採取
    ツメタガイの群卵(うすいドーナツ状の灰色プラスチックのようだ)、イボニシの群卵(ま
るで海草のようだ)、ツバサゴカイ(砂より1cm程筒状に10cm間隔で出ている。砂中で40cm長さのU字管になっている。)
  ・岸壁でこびりつく貝の状態
    上がフジツボ、下がカキである。
  ・シマイサキとコトヒキの違い・・・縞模様で太く広く色が浅い茶色がコトヒキ  
・ビーチコーミングも出来る.           
その他省略
4.川環境会合・・・「堰堤(鈴鹿川第1・第2頭首工)の魚道の構造」の意見交換 (10/28)
    「国土交通省三重・北勢県民局(四日市、鈴鹿)と県民との会合」   
  アユ、ヨシノボリ、テナガエビなど海からの回遊魚が上流部まで上れる様、堰堤に魚道を付け
る必要がある。アユは伊勢湾沿岸に1〜3月まで稚魚で見られる。これらは川に上るが堰堤に
阻止され、充分成長せずに河口近くで一生を終える。
その魚道を低コストでより魚の立場にたって話し合った。階段方式、J型スロープ方式、棚田
方式、全面式など魚の習性、天敵、水量などの面から意見がだされ、次回行政で意見を取り入
れた雛型を出してもらい討議することになった。いずれにしても念願の魚道討議→実現への光
が見えて来たことは嬉しい。
5.鈴鹿川上流―下流5ヶ所の一斉清掃 国土交通省・県・市と住民(10/24)     
  鹿島橋周辺でおこなったが、プラスチック包みと缶が特に多くモラルの低さにいつもの事なが
ら唖然とする。拾う人と捨てる人は完全に分かれを感じ、腹立たしい。
ラウンドテーブル・・・調査委員会委員等と県民との意見交換会
6.自然を守る署名活動理由
@.神代から崇拝されている野登山(亀山)が一業者により無くなる危機。
A美しい高松干潟が破壊される! 住民が望んでいない道路建設のために。
[U]連絡事項
1. 11/10 「自然環境保全アドバイザー交流会」(交流会)19.00〜21.00、北勢県民局(鈴鹿)
2. 11/13−14「青少年のための科学の祭典」  11/13:13.00-1700、11/14:10.00-16.00
亀山市青少年研修センター
3. 11/13−14 「ヨシ原会議」 問い合わせ:ヨシ原会議実行委員会 
4. 11/21  交流会「きらめき亀山21」 野登山を守る討論  19.30〜 市役所3F
5. 11/24 「亀山市・関町環境基本計画案」公開、市民との討論 19.30〜 市役所3F
6. 11/11「きらめき亀山21交流会」実行委員会19.30〜、亀山市役所3F
 
  2004.10/6「自然を愛する会」会合報告
                                  自然を愛する会
[T]各グループからの報告
1.自然観察指導員講習会(NACS-J:日本自然保護協会主催)に参加(9/3〜5)
川体験を中心に自然環境の大切さを説いているが、その方法・意味の確認・知識の向上
他を目的に参加した。理論と実践研修は広範囲の概知識の必要性と地域での実践活動での目標は明白にすること、観察参加者には仲間として解かり易く説明し共に考える琴等に関心を持った。詳細は省略。参加者に個々で聞いてください。
                   参加:平田・平澤・浅田
2.環境セミナー:先進事自体の環境行政(地球温暖化防止) 朴 恵淑 教授(9/1)
・空気は立て10kmしか空気が無い。
  富士山頂上の空気は地上の2/3、チベットは1/2、エレベストはほとんど0。
・地球の7割を占める水の97〜98%は海水。飲み水は0.1〜0.2%程度
  の認識はありますか。まさに我々は限りある資源中の「宇宙船地球号」に乗っているの
  であるという認識が。鈴鹿山脈に囲まれた亀山・鈴鹿地区の木々は何の環境対策をも打たないと40〜50年後は工業地帯からの汚染物質の蓄積で枯れるだろう認識を。
・先進国のエネルギー消費は
   日本:4〜5%、アメリカ:25〜30%、ヨーロッパ:15%
     地球温暖化の先進国でもある。近い将来中国、インドが1位になるだろう。これらを
     先進国は科学と政治を結びつけながら食い止めねばならないし、ビジネスチャンスで
もある。
   ・日本はどうあるべきか
     今までの行政・科学者・NPO・市民・企業・大学・メディアの連携の希薄を改め皆
     横並びで認識共同体をつくることが重要。
即ち
   @.公開・・・互いに隠さない 
        A.分散と結合のくりかえし
     企業と市民での例えば
      企業は利益の何%かは環境対策に投入し、市民はその企業の製品を使う。  
      企業はこれを何時実行するかを窺っている。早く実行させるのは市民なのである。
      市民が発信する(ネットワークを広げる)のである。 
    ・市民認識 
      行政他各分野が協働(Collaboration)からガバナンス(Governance)即ち市民が
      立案して他分野を動かしていく(活動していく)ことである。そのためには
        パタナリズムを改革していかねばならない。私は偉い式の医者的倫理・社会的倫理・構造的倫理(高関心・低行動など)。
参加:平田・西田・浅田 
3.「新しい時代の公」を考えるラウンドテーブル(第1回)(9/11)
    三重県は「県の新しい時代の公」の推進のために検討している
 5月       調査委員会            庁内検討会
   ・三重県における「新しい時代の公」   ・「新しい時代の公」の考え方にふさわしい県
     のめざすべき姿と取組み方向      の事業推進と行政運営の取組み方向
   ・行政、特に県がとるべき施策
                ネットで県民参画            県議会での
            テーマ:「新しい時代の公」って何?            議論
         ・「新しい時代の公」に向けた県民による議論と検討       ・
パブリック                                意見の反映
 コメント   9月
  ・      「新しい時代の公」検討結果中間報告取りまとめ
ラウンド
 テーブル  
1月
        [「新しい時代の公」検討結果報告]に取りまとめ
     
            ・県の取組み方向の明確化
          ・2ヵ年の県の取組み明確化
       @めざすべき姿に向けての県の取組方向の明確化
        ・多様な主体で「公」を担うために整備すべきルールや環境、仕組み等
        ・担い手支援方策
A「新しい時代の公」にふさわしい事業推進と行政運営のための具体的取組み 
・担い手、手法等に配慮した事業企画・実施のためのガイドライン、政策形
成過程における県民参画の仕組み等の充実による事業推進 
        ・県と多様な主体との協働のための仕組み・ルール整備等
       B「新しい時代の公」を推進する県の体制
   
ラウンドテーブル・・・調査委員会委員等と県民との意見交換会

ラウンドテーブルに傍聴して関心をもった内容
・「公」など立案が出来上がる過程で県民はどういう段階で入っていくか。
      決まった後県民に公開、少し変える程度しか意見が出せない程度なら、県民は関心
 は持たないし協働は成り立たない。川等公共工事などもこれが多い。
    ・担い手はテーマに関心のある人だけでなく、反対の人も入るべきだ。
    ・テーマによってパートナーを集める。答えを発言したくて集まった個別、活動したい
 個別、将来を思う個別がパートナーである。
    ・担い手のスタートは当事者に近い環境の人から入っていくべきだ。今は遠過ぎる。
  不登校問題などは特にそう思う。
・MPの資金は70%以上が行政を通じて出ている。その70%が人件費。
・戦後の福祉団体やバブル時につくった協会をもっと見直すべきだ。整備・調整の言葉
  が多すぎる。これからは改革・開発・実用化で進んでほしい。
・県は「事務局」と「県民」の二面性があるプレイヤー。
    ・行政と民間との「通」が無ければ協働は成り立たない。
・行政は「たたき台」を出すところでありその担い手は地域住民である。その代表を
誰にするか。住民も担う知識が重要。
    ・行政と話し合う中間的場所がほしい。
以下省略
      参加・・・討論参加:平澤、高橋。    聴講者:浅田
                
4.研修 「さかなの目」リーダー養成講座「淡水魚講義と調査」
講義
 1.モニタリングの目的は川の監視
    ・地点を同じくする
    ・時期は四季を配慮・・・月も変えない
    ・手法を変えない
       採取法・・・さし網、定置網、地引網、投網、タモ網、仕掛け(モンドリ)等
       メインはタモ網で植物のはえている所
 2.同定
    ・リスト化する
       俗名 学名 文献 年代(秋・冬・春・夏・秋・・・と、月)
    ・その他の比較
       @数・・・人数と時間を同じくする
           2人で30分、6人で10分など
       A種数・種類 / 地域   
           上流で何が多い、下流では何が少ないなど傾向が判る。
       B多様度指数・・・大ほど多様度大
           数と種類で計算することが出来る  
調査
  横山ビジターセンター近くの川
     ・カワムツ多数、ヨシノボリ多数、ドンコ3尾、サワガニ多数、カワニナ多数
カワニナ多数、コオニヤンマのヤゴ、ギンヤンマのヤゴ。
  水路
     ・マドジョウ多数、ヨシノボリ多数、ホトケドジョウ。
 これらは採取後、すべて放流した。
                       参加:平田、浅田
5.市民環境会議(8/18)
  10/31の環境展に打ち合わせてきた内容展示することになった。
                         参加:栗原、浅田
6.2004バルーンフェスティバルに川の環境意識の展示をする(9/18-19)
大変な盛況で食事をする間もないほど見学者が詰め掛け、鋭い質問も多かった。
水の重要性は、大人・子供ともうなずいてもらった。汚染の原因の45%は生活排水でこの認識もアピールした。          
参加:尾崎、平田、浅田
7.伊勢・三河フォーラムに出席(9/23)
                         参加:平澤、西田
8.その他
・蛇川(雲出川側川)にて魚調査(9/28)
      ヤリタナゴ5尾、ウナギ稚魚1尾、雷魚稚魚1尾、スジエビ多数、ヤゴ類
                                参加:浅田
   
 
  2004年9月1日「自然を愛する会」会合報告
                                  自然を愛する会
[T]各グループからの報告
1.第4回「鈴鹿川の川遊び体験」(北勢県民局・県民共同)スタッフ参加(8/22)
今年は天候も暑過ぎず、水量状態も良く親子約1500名の参加を迎えた。スタッフも中学校・高校生、先生、各ボランティアグループ、市・県職員等々増えて賑やかになった。川歩きだけで400名越え午前・午後の4度は厳しかったが子供たちの楽しい顔でいやされた。我々の会と県「さかなの目」グループは川歩きと、予め採取した鈴鹿川の魚や水生昆虫と今回採取したそれらをブースで展示した。
今回採取した種類は多く、観賞した人達はめずらしさにも驚いて我々への質問も多かった。
きっと川の環境の重要性を感じてもらったと思う。別付平田さんまとめ参照。 
このイベントは防災非常食、採取した食用野草天ぷら、カキ氷・綿菓子などの食べ物、木工、竹笛・竹水鉄砲等の細工、ストーンペインテイング、環境紙芝居、クイズ、水質検査、軽飛行機展示など多彩でしかもどのブースのスタッフ笑顔と活気があるのが特徴である。 参加:尾崎・平田・桜井・浅田(亀山)、高橋・平澤・西田(鈴鹿)、岡田(県「さかなの目」)岩花・鈴木(富士ゼロックス)、鈴鹿高校生他
2.「ぽっかぽか」のこども達と川遊び(8/8)ぽっかぽかの会と川遊び
水量は多かったが小魚を1人で(自身で)捕ったり、我々が仕掛けたモンドリを引き上げ多くの成魚が捕れた瞬間の喜びの表情は、嬉しかった。今後、希望連絡があればやっていきたい。
                      参加:尾崎・平田・西田・渡辺・浅田 
3.亀山西小学生有志と鈴鹿川魚調査(8/25)
   神辺小学校付近から約300m上流(河口より26km付近)で仕掛けと網で採取観察。
   清流にしか居ない魚を採取観察出来たことは喜ばしい・・・アカザ(2)、タカハヤ(11)
   その他の魚・・・カワムツ、オイカワ、タモロコ、シマドジョウ、ヨシノボリ類、スジエビ類、ヌマエビ、モクズガニ(成魚・・・1)、アメリカザリガニ、(オタマジャクシ)
   見つからない魚・・・カマツカ(ほとんど居ない状態)
水生昆虫・・・ヤゴ類(コオニヤンマ、シオカラトンボ、コヤマトンボ、ウスバキトンボ)、ガムシ、ゲンゴロー類、ミズスマシ、タイコウチ、アメンボウ、カゲロウ類、ブユ類
   陸上昆虫・・・ハグロトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマ、アカネ類
                                 参加:尾崎、浅田
4.こども探検隊協力(8/28)
   24名のこども参加者が野登り地区の5コースに分かれ、コースで出会う事に何故の疑問を考え話し合いながら歩く活動である。我々は石水渓の安楽川沿いに歩いた。
  ・ 植物では椿の実を分解し種となる部分を味わってみたり、山椒の実の臭気で好き嫌いがあったり、キノコの毒・食の最初の見分け方、杉―桧の葉形の違い観察や美しい仙人草の花、ゴンズイ、ヤマハギなども覚えた。
・ 昆虫ではアリジゴクの観察、ミヤマクワガタ捕り、町と違いミンミンゼミの泣き声やオニヤンマの姿が多く観察出来た。
・ 魚は網では稚魚やヨシノボリが観られ、仕掛けではカワムツばかりであったが、中流域で観る色と違いヒレは黄色が鮮やか胴体は薄いピンク色で実に美しい。仕掛けは初体験だったようだ。
  ・ ゴミは乗用車1台の不法投棄、ペットボトル他プラスチックが見られた。
・ 社会現象として50CCバイクのノンヘルメット男女二人乗り・ヘルメット無し、危険な川へのダイビングの人、暴走族の存在、品の良いバーゲキューグループなど。
 これらをまとめて、興味あるもの1つを選んで1人ずつ発表する。単なる観察だけでなく、人々との出会い、子供―スタッフとの共同知識導入など色々と我々も参考になった。
参加:尾崎、浅田
5.講座「先進国スエーデンの環境行政」・・児玉克哉(三重大学教授)   (8/18)
  ヨーロッパとアメリカ・日本の環境を比べると後者は環境に関してはかなり遅れている。
  これは思想の違いからきているが、これを修正する時期にきている。詳細は別付平田さん「まとめ」を参照。                   参加:平田、西田、浅田
6.海洋調査船で伊勢湾の厳しい実体体験・・・県「さかなの目」養成講座(8/21)
調査船「あさま」に乗り、伊勢湾の海水酸素含有量・塩分・ヘドロ・生き物などの調査体験をした。伊勢湾は瀕死に近いと言ってよいほど厳しい状態にあり、陸からの汚染防止対策を痛感した。別付平田さんの「まとめ」参照          参加:平田、平澤
これらの詳細はここをクリックくださいPDFファイルです。

7.亀山市住民環境会議(8/21)
   10月31日 亀山市環境展にて会議内容のまとめを展示することになりそう。
              参加:浅田
  8.こども環境体験フェアー 県環境学習センターにて(8/26-27)
    宇宙から見た地球展ではオゾンホールの経時変化は明白でその問題をひしひしと感ずる 
    こども達とはモンドリを作った。
                                参加:西田、平澤、高橋
  9.11/13-14の「青少年のための科学の祭典」での実験・展示
    ・実験・・・「アサリが海水を美しくする」証明実験
    ・展示・・・森の水浄化、鈴鹿川の生き物
 U.連絡事項
1. 9/1 講座「先進自治体の環境行政(地球温暖化防止)」・・・朴 恵淑(三重大学教授)
2. 9/18.19バルンフェスティバル・・・環境展示予定 
鈴鹿川河川緑地公園 (庄野橋―定五郎橋河川敷)
3. 9/21「きらめき亀山21」(交流会)19.30〜、亀山市役所3F 
「男女共同参画」の男女認識の違いなど話し合い。
4. 11/13-14 「青少年のための科学の祭典」 亀山市青少年研修センタ
 5. 2005年1月 第5回「きらめき亀山21交流会」
                                       以上
 
  2004年8月4日「自然を愛する会」会合報告
                        
 自然を愛する会

[T]各グループからの報告
1.「こども劇場」グループと川・工作・水環境体験(7/19AM)
親子約130名と石水渓の研修センターにてパネルによる鈴鹿川にいる魚と水の大切さ、生活排水での市民の出来る事の説明後、ペットボトルにて魚採取仕掛け作りをし、川に仕掛けた。その後川遊びを楽しんだ。6つの仕掛けに60以上のカワムツが入りしかも20cm級の成魚が多く、水槽での観察、手での感触を体験し親子共々喜んでもらった。サワガニやヨシノボリも子供たちは採取していた。採取魚はもちろんすべて川へ戻した。
                               参加:尾崎、平田、浅田
2.離島(浮島・・・鳥羽市桃取町)海岸での生物調査・・・県「さかなの目」リーダー養成講座(7/16)
潮溜まりでの生物観察が中心。川で葦の間を網を置いて追い込む生き物の採りかたは岩の集まりで通用しなかった。もっぱら手が道具である。 
印象にのこった生き物
・ツメタガイの卵群・・・直径約15cmドーナツ状の薄い灰色シートで破片を見るプラ
スチックゴミと間違える
・ツメタガイに穴をあけられ中身を食べられたアサリ。
 ・イボニシガイの卵群・・・海草やイソギンチャクと間違える岩にへばりつく卵群
・サンショウウニの死骸、クボガイの形、マツバガイ・ヒメイソガイの模様は美しい。
・クモヒトデの形、水中でダンスをするヒラムシ、三葉虫の化石のようなヒダラガイ。
    ・ヨロイイソギンチャク・・・貝をまわりに集め擬態のようになっている。
   ゴミ・・・こんな離島にも海辺はペットボトルが圧倒的に多く次に飲料缶が目立つ。
                                  参加:平田、浅田
3.講座「漂流物から海を学ぼう」・・・小島あずさ氏  県「さかなの目」養成講座(7/30)
・プラスチック漂流物から考えさせられる・・・プラスチックは耐候・強度・耐水耐薬品が良く分解し難い。だから人は使うことは解かる。使った後、何処かしことポイ捨てする人の心が解からず許せない。拾って、拾って15年、空しくなる。この害を生き物の生々しい犠牲実例写真などで知ってもらいたい。・・・荷作り用ワッカが首に入り成長に沿って首が絞まる鳥やオットセイ、捨てられた網に絡まって死んだ魚、イルカ、鳥など
・プラスチックとプランクトン・・・プランクトンは小生き物の餌、プラスチックも砕けて同じ大きさになっている。カリフォルニア海ではプランクトンの6倍(重量)だそうで、魚や動物が吸い込んで障害が出ている。日本も起こってもおかしくない。プラスチックからの抽出薬品も心配。食物連鎖を考えると人間の障害にも迫っていることを考えさせられる。これらを聴くと洗剤・殺菌剤・芳香剤なども考えるところが多い。
・面白い漂流物観察
 害になるものだけでなく、自然の面白い漂流物で楽しい物もある・・・堅い貝殻に穴があいているのは?割れた胡桃の空洞の形で自然・リス・ネズミがかわかるか?財布のような袋はサメやエイの卵殻、美しい瑠璃色の貝(中身も同色)など   
                        参加:平田、平澤、西田、高橋。浅田

4.三滝川生物調査   県「さかなの目」養成講座(7/25)
三滝川を守る会の人達と調査した。海から4km上流点なのに魚の種類の多いことと水の透明度が良いのに驚く。鈴鹿川にほとんど見当たらないカマツカ、タカハヤ、アユが多くいる。この川は途中、伏流水となり、再度流出し、工場排水や生活排水がほとんど流れ込んでいないためと想像できる。再度水質など調査予定。   参加:平田、平澤、浅田
5.亀山市住民環境会議(7/9,7/16)
   8月で住民の意見のまとめとなりそう。           参加:桜井、栗原、浅田

                                       以上
 
  2004年7月7日 「自然を愛する会」会合報告
                                  自然を愛する会
[T]各グループからの報告
 1.小学校生との川の生き物調査活動・・・県農水商工部水産室「さかなの目」と活動
  @.牧田小学校(6/10)(6/24)
  ・鈴鹿川(定五郎橋上流付近)で4年生と生き物調査 (6/10)
 その後水生昆虫の研修
・6/10採取した魚、水生昆虫他鈴鹿川生き物の説明、水を通じての生物との共存・共生の
重要性について説明、ペットボトルにて魚捕り仕掛け(モンドリ)作成 (6/24)
  A.白子小学校4年生(6/14)
   ・白子海岸にて生き物調査・・・セイゴ多数、ヒイラギ、エビ類、ボラ、アユなど )
B.昼生小学校4年生(6/17)
・中の川(小学校上流150m付近)にて生き物調査 
教室・玄関の水槽を清掃し採取した魚類を飼育観察用に入れた。
  C.昼生・合川・栄小学校4年生 (6/18)
昼生・合川・・・中の川河口・源流の生き物調査、栄・・・中の川河口の生き物調査
・河口・・・スズキ多数、ヒイラギ、トラフグ、コチの稚魚、ハゼ類、アサリ、バカガイ他
・源流・・・カワムツ、ヨシノボリ以外は見られなかった
  D.楠小学校4年生 (6/28)
・鈴鹿川第一水管橋付近(河口より4km付近)にて生き物調査
 流れの比較的速い所だが、岸辺付近は伏流水で小川状の所が多く稚魚が多く育ち、南米
原産のオオフサモも群生している。水も透明度は上流の庄野橋(河口より13km)より
良い。堰堤より下流のため上流では採れなかったアユも採れ、オイカワ、カワムツ、タ
モロコ、ナマズ、成長したテナガエビ、ヨシノボリ、ブラックバス(稚魚)、ハゼ類、
セイゴ・ボラ(いずれも稚魚)、スジエビ、ザリガニ、オタマジャクシなど魚等の種類も
多い。ハグロ・イト・オニヤンマ・サナエトンボなどのヤゴも多く居る。
2. 汁谷川の生き物調査(6/6)
・・・「三面コンクリートのない部分を」の会、「さかなの目」と。
ドブガイが住み、タナゴが居るこの川も残していた60mも三面コンクリート張りに代るとのことで見学に出かけた。
三面コンクリート張り部分を見たが、底中央は砂でクロモが青々と生えており、オイカワやカワムツが多く目視出来た。
側面は泥に近い堆積物があったが葦が適度に育ち手入れがされていると思われる。網で採取した魚はカワムツ、
オイカワ、マドジョウ(多い)、シマドジョウ(少ない)、タナゴ(ヤリタナゴ?かなり採れた)、フナ、アユ(数匹)、ドブガイの殻(10cm程度)、ザリガニ、スジエビ、ヨシノボリ(少ない)である。水も透明度あり整備すればとの感想である。
亀山の椋川、竜川も構造的に似ており下水道整備に合わせて整備活動したいと思う。
3.研修・・・「さかなの目」主催
3.1不耕起移植栽培について(6/27)
水田耕作は稲刈り後、水は次の田植えまで乾す事無く、張っておく。稲株もそのまま。
翌年は稲株の肥料化の補充として糠、オカラを肥料として巻き、稲苗はそのまま掘り起こす事無く植えていく。
有機栽培、稲の気候と病害虫に対する強度と美味しさ、他の生き物(魚・昆虫・鳥など)との食物循環による共存のメリットがある。
一方、収獲・雑草・害虫駆除などが軌道にのるのが、3年はかかるのではと思う。
しかし、これから農業は過剰農薬、合成肥料の河川・海の生物・人間への影響をなくすため、このような農法を進めていくべき時期にきていると思う。
3年目の水田を安濃町で同日見学したが、12ヘクタールの水田を持つ見学者は稲の様子から生育具合は非常に良いとと断言されていた。このような方法が軌道に乗れば、農作業の省略化、生物との共存、気候に対する安定性が望まれ、自然環境の戻った水田が出来るのだが・・・・。
ただ、稲刈り後の水の確保がポンプ汲み上げ法が多い水田でどうするかである。

3.2森の健康診断・・・三重県民の森公園(菰野町)(7/3)
  土壌生き物の調査により森の健康チェックを体験学習した。地面に1.0mx1.0mの枠を
  とり、枠内の落ち葉や腐食を、手とスコップを使って約5cm程度まで掘り取り、ブルーシートに広げ土壌生き物を捕り観察した。
「土壌生き物による自然度の判定表」に従って算出した結果、100点満点の理想として、広葉樹林の森が39点、針葉樹林の森が
  20点で、松阪森林公園や鈴鹿の企業内森林の50点前後よりかなり低い。
森の管理は必要だが、し過ぎると人工林になって生態系には良くないのではとの意見が多かった。
  その他、土壌の微生物の採取装置の作り方も習った(椿小の大杉先生が詳しい)。

4.北野 大 教授の環境講演(6/20)
納得させる話し方はさすがで参考になった。その内容の概略を記す。
・「公害」の初期の漢字は重金属採掘による害により「鉱害」と書いた。
・現在は、産業型公害より都市型・生活排水型にかわってきた。
・公害原因の三要素・・・NOx、SOxなど起因する酸性雨、核爆発、人口急増
   問題例:資源枯渇、気候の変化(温暖化)
・技術の三要素・・・材料(物質の供給)、エネルギー(材料加工用)、情報(製法など)。
・エネルギーの歴史・・・火(薪)→農耕(太陽)→水車(雨水・・・太陽)→風車(風・・・気温・・・
  太陽)→産業エネルギー(石炭→石油→水素)・・・過って太陽が作り出した地下資源の
  大量の利用(一挙使用)のためその廃棄物が自然吸収出来なくなり、公害問題を引き起こしている。
・今後どうしていくか
T持続可能な社会を目指す
@.循環・・・動物体内の血液のようにもとの状態に戻す。
A.共生・・・自然との共存・共生
B.参加・・・全ての住民が参加
C.国際的管理・・・国際協力しての管理
U「大量」と言う言葉を取り除きたい
  大量生産・大量消費・大量リサイクルで無く、ゆったりとした資源、エネルギーの
  消費に心掛ける。
     そのために
        無駄使いせず、物を大切に
          いい物を、心の思い出となる物を手に入れる。
          「もったいない」を死語とせず、もう一度生語にしよう。 
        公共の物を自分の物と思って大切に 
5、北勢県民局関係       
 ・8月22日「第4回鈴鹿川体験」準備打ち合せ(6/16)
    鈴鹿川生き物展示、自然環境維持訴えパネル展示、モンドリ作り方展示、川歩きスタッフとして活動する。
・関・亀山・鈴鹿生活創造圏PR手伝い(6/11,12)
サンズ(白子)にて3日間、水槽・パネル展示・・・展示魚が居なくなるほど好評(?)
6.話題
 ・赤塚植物園の水浄化事業は大きな実績とのこと。詳しく訊かせて貰いたい
・鹿川下流域にも葦の植林しょう
・水溜りによる生物の増殖の認識を広げたい
 ・生ゴミを埋める程度の土壌改良で昆虫の幼虫が育つ自然が亀山にある。
・亀山西小学校鈴鹿川体験は台風の影響で増水。残念ながら中止となった。 

U.連絡事項
・7月13日  第3回クリーン作戦会議 亀山市役所3F大会議室 18〜20時
                      交差点継続美化について
・7月13日  鈴鹿川体験下見 防災センター 15時〜、18時〜 会議
・7月16日  離島の海岸生物  場所:鳥羽市桃取(離島) さかなの目養成講座
鳥羽市営定期船 佐田浜 出航9:40 帰着13:15 駐車場・船運賃:自前
・7月19日  子供劇場夏のキャンプ  石水渓研修センター   9〜15時
                      川遊び指導、モンドリ作り
・7月19日  海の日です アサリについて語りましょう  さかなの目公開講座
       場所;鈴鹿水産研究室(白子)13:00〜16:00
・7月25日  アユから見た川の環境  さかなの目養成講座
場所:三滝川・久保田橋下(四日市市西伊倉町)13:00〜16:00
・7月30日  漂流物から海を学ぼう 講師:小島あずさ さかなの目公開講座         
       場所:鈴鹿市白子地区市民センター(白子駅前34-1)19.00〜21.00
・7月31日  海からのメッセイジ 海洋船「あさま」に乗り伊勢湾の状態を体験
       場所:白子港乗船時間・・・9.00〜9.50、10.00〜10.50、11.00〜11.50
       受付:8.00〜、主催者挨拶:8.30〜、
       申込み:090-7851-5534 電話による受付先着順 乗船は小学校4年生以上
       イベントは乗船以外色々有る。
・8月8日  「ぽっかぽか」グループと川体験 9.00〜
・8月22日  北勢県民局・県民での鈴鹿川体験イベント

法人からの参加者募集
・2004年度「第351回NACS-j自然観察指導員講習会・三重県」参加者募集
     申し込み期間:7月16〜30日  費用:37,000円
     実施日:9月3〜5日 2泊3日     
申込書:市役所市民課市民広場に有り
・2004年度「ネイチャーゲームリーダー養成講座」参加者募集
申し込み締め切り:7月23日   費用:28,000円
実施日:8月6〜8日 2泊3日
申込書:市役所市民課市民コーナに有り
以上
 
  2004年6月2日  「自然を愛する会」会合報告
                                  自然を愛する会
[T]各グループからの報告
 1.子供劇場「わいわい祭り」に参加(5/16)
   環境パネルと鈴鹿川の魚が入った水槽展示。
ペットボトルでの魚捕り仕掛けを子供達と作る。
2. 「川づくり会議みえ」総会と講演に出席(5/16)
・代表が朴氏(三重大教授)から川上 聰氏に代わる。
・講演では、
過去の淀川の魚が中心だったが、昭和25〜30年(1950〜1955年)頃外道として嫌
がられたアユモドキやイタセンパラは天然記念物に、またギギも姿を消した。
    ワンドは川に淀みや溜りを作る。これらは、稚魚を育てたり、産卵に役立つ。二枚貝
     の住家にもなっていた。
3.坂本棚田
 ・野上がり祭(5/16)
  雨天のため参加者はいつもより少なかったが無事終わった。天候が左右するイベント計画は苦労する。
 ・海外研修生(20才前後)が田植え体験(5/9)
  初めての経験者が多く楽しんでもらった。なかには、非常に手早い経験者の居たのも賑やかな集いとなった。
4.昼生小(亀山市)合川小(鈴鹿市)他で中の川の生き物調査に協力の打ち合せ(5/17)
  ・中の川は亀山、鈴鹿の小学校沿いに流れ、多彩な魚・昆虫類が生息している。昨年から調査しており、点でなく合同で線の調査をすることにした。生徒だけでなく地元の経験者も加わって行う方向。
5.8/22北勢県民局・県民での鈴鹿川体験イベント打ち合せ(5/19)
・自然を愛する会も参加するが、展示・活動の内容を決めて報告することになった。魚捕り仕掛け(モンドリ)を工作・実践するか決めたい。
(モンドリは見本を展示し作りたいひとは教えるようにしたい)
6.鈴鹿市清掃局(燃えないごみ処理場と燃えるごみ処理場)見学(5/25)
・燃えないごみ処理場
 防水ゴムシートを敷き、ゴムの耐侯性を配慮して斜面は遮光シートを更に被せているゴミからの雨水への抽出を考え配管を設け浄化処理している。
ゴムシートの破損による管理として、溝を設け、塩素イオン測定や金属イオンの変化を電気伝導度の変化を見て、急激な変化に注目している。しかし数値的な規制は決められていないとのこと。これが不安である。
一部市民のモラルの低下も唖然とする。業者に返却するガスの入ったガスボンベをそのまま紛れ込ませたりして入ってくるそうだ。
・燃えるゴミ処理場
廃棄ガスの有害物質処理を行っており、その中で窒素酸化物の分解に尿素水を通すと説明あったが、メカニズムが理解できなかった。残存灰を岡山まで運び有害物質を処理している。エネルギーは食うが、亀山の方が灰などの処理は少ない。
 (予想以上に知ることが多かった。やはり現地見学の意味がわかる。)
7.NPO交流会(5/26)
・三重環境県民会議の呼びかけで、「自然を愛する会」の紹介と活動実績を説明した。
  他に「うお座」、「やすらぎくん」、「夢創NPO」など6グループが発表。
 8.白子海岸生き物調査 (5/28)
・約100名の白子小学校の生徒と先生、一部の父兄と。二人引き網で採取したが、セイゴが多く採れた。他にヒイラギ(ゼンメ)、トラフグの子、エビ類がとれた。セイゴが
 多いとハゼ等小魚を食べるため、今年はハゼは少ないと予想できる。
 9.浜名湖花博での気付
・生ゴミ再生(肥料化)にミミズのみで出来る例が実践展示されている。
生ゴミは肥料に、ミミズは淡水魚の大好物の蛋白源。最近これを餌に釣りをしている若者は居るだろうか。
  ・森の再生利用例の展示
  こんな散歩の出来る雑木林があるといいと思う。 
9.味の素工場内人口池見学(6/2)
・昭和36年(1961年)頃より始まった四日市コンビナート建設時の湿地帯を「味の素」       が工場敷地内に残し周りを植林し、その当時の生き物を保っている池で、周りは化学工場に囲まれ、大型トラックが次から次へ走っているのが木々の間から見える。しかし池は本来の自然を保ち魚は跳ね、トンボが飛び交い、セグロセキレイ、アオサギなどのミズドリが現れる。カワセミも現れているとのこと。見学者の誰もから感激の声があがった。昔見た池の原点がここにある。一部感想文別添付。
 10.情報
  ・菰野の湯ノ山温泉近くにパラメラミュージアム・ガーデンがある
   色々な展示があるが、鈴鹿山系の山野草が集められているので参考になる。
・昭和30年頃に発見された安楽古道は現在の車が通れる古道とほぼ併行してある。
 道標もある。
・亀山に通ずる「〜越え」といわれる古道は4道だそうだ。
      安楽・鈴鹿・加太・鮎河越え
[U]連絡事項
1.6月6日:(10.00〜12.00)、鈴鹿川定五郎橋付近、水生昆虫実践講座、さかなの目主催。
2.6月8日:9.00〜11.00、昼生小学校、中の川探検隊(生き物調査) 
3.6月8日:12.30〜15.30、汁谷橋(伊勢市上地町)、水生生物観察会の手法講演と実施
4.6月8日:19.00〜21.00、北勢県民局、8月22日第2回やすらぎくん「鈴鹿川体験」計画。 
5.6月10日:9.30〜11.30、牧田小学校鈴鹿川水生昆虫調査。
6.6月11〜13日:鈴鹿サンズ、10.00〜、鈴鹿川魚・パネル展示。
7.6月11日:住民環境会議、19.00〜、関 老人福祉センター。
8.6月13日:9.30〜12.00、「汁谷川観察会」・・・ドブガイのいる川汁谷川
    集合:県道 鳥羽松阪線(37号線)サークルK伊勢掛橋店駐車場 9.30
       度会郡小俣町本町921 
9.6月18日:栄・合川小学校、昼生小学校合同で、中の川上流から下流まで生き物調査 
10.6月26日:鈴鹿川神辺近く、西小学校親子川の生き物観察、参加約200名。
11.6月27日:安濃自然の会主催 田圃の生き物調査。13.00〜、安濃公民館
12.8月8日:鈴鹿川神辺近く、   〃    、「ぽっかぽか」メンバーの川遊び。
13.8月22日、10.00〜やすらぎくん「川遊び体験」。庄野橋―定五郎橋の間、
14.6月5日、若松海岸クリーン作戦
15.6月19〜21日 キャンドルナイトに参加しては?
    節電のため、30分でも1時間でも電気を消してローソクの明かりで生活しませんか運動
 16.8月の何時か決まっていませんが、「うお座」主催の「かいぼり」作戦があります。

自然を愛する会の今回の出席者は、やすらぎくん(鈴鹿・亀山)、坂本棚田保存会、うお座、
市民課、伊藤さんでした。
以上
 
  河川のはたらき
 1.生活用水への供給
  ・飲料水・・・命に欠かせない三大物質(空気・水・食べ物)の水を直接供給する。
  ・その他の生活用水
 2.農業用水への供給
・水田・畑地・・・農業用水の主要部分を水田用水が占めている。豊かな水があればこそ新鮮な野菜、米が毎日の食卓にのるのである。  
 3.畜産用水への供給
・畜産業は、農業とも関わりの深い産業。牧草や飼料を生産する健康で豊かな土は、水の恩恵によるところが大きい。
 4.川によって運ばれ堆積した肥大な土壌
 ・肥大な土壌でつくられる作物、様々な生き物が育む生活の場(干潟など)。
5.産業用水への供給
  ・ハイテク技術などの製品は部品の洗浄・作業水の冷却など大量の水があって成り立つ。
  ・水力発電などエネルギー製造源として供給
 6.生き物たちを育む
  ・食物連鎖の場・・・植物性プランクトン→水生昆虫・昆虫→小魚→成魚→鳥たち→動物→植物成長
  ・魚や動植物、昆虫、鳥など多くの生き物たちの生命を支えている。
 7.人の心の癒し
・川の清涼さ、水の輝きは心の癒しとなる。
  ・多彩な生き物との出会いと共生は心の癒しとなる。
 8.水の浄化作用
・せせらぎの水は石などにぶつかり、かき混ぜられ泡立ち新鮮な空気をとりこむ。微生物は活性化し汚れ原因の物質を分解する。
・水生植物は二酸化炭素やリン、窒素化合物などを吸収・分解したり有機物を吸収する微生物・昆虫・小魚に育む場を与える
河川の保全
[T]生き物が育む川の構造の維持改善
 1.森林と河川の接点にある水辺林の整備
    河川が源流から、中流、下流、そして海へと注ぐその水辺には、濃い森林によって覆われた場所がある。山間部、渓流周辺に発達する「渓畔林」、平野部の広い川幅を持つような河川の水辺に発達する「河畔林」、湿地の周辺に出てくるような「湿地林」などの形態があり、これらを総称して「水辺林」と呼ぶ。
  @.水辺林の役割・・・河川生態系の環境形成におおきな役割を果たす。
    ・植物連鎖に不可欠な環境を作る・・・繁殖した昆虫を鳥や魚が食べるといった植物連鎖の基礎が作られる。
    ・魚の餌場や天敵からの隠れ場、産卵の場となる。
    ・河川の水温上昇を防ぐ・・・例えば鈴鹿川のオイカワは水温30℃を越えると死に至る。
    ・生い茂った木々は土砂や汚水を浄化するフィルターの機能を持つ。
  A.水辺林を守り、再生していくには
    ・河川工事、林道の開設には水辺林の伐採禁止または管理(新しい河川法)
    ・その土地の土壌や気候に合った樹木、樹種を植林したり、単純化した水辺林を本来の複雑な環境に戻すなど、水辺林が自然に形成される過程にならうことが重要 
    参考:「魚付保安林」・・・魚類の生息と繁殖を助けることを目的に、無許可の伐採を禁止している森林で林野庁が指定している。
 2.河川沿いの溜り・小川の設置
   稚魚、昆虫、水生植物の育む場として、増水時の貯え水場として重要な施設。
 3.堰堤に魚が上りやすい魚道の設置
   魚の存在は河川の水浄化に役立つと同時に水質・構造の変化のバロメーターとなる。
しかし堰堤のような障害物により、回遊魚ほか本来の淡水魚自体自由に移動できない常態であり、その解消が是非必要。
4.自然石の設置
   堰堤により水生昆虫の住家・魚の隠れ家・空気を溶かす乱流を起こす自然石は砂に埋もれつつある。食物連鎖の障害を取り除く手段。
[U]直接水質汚染原因改善
 1.生活排水の減少
河川そして海の水質汚染は生活排水が大きな原因となっている。下水道処理場で処理されるが、家庭の台所や風呂、トイレなどから出る生活排水に多く含まれている窒素やリンは充分には処理しきれないまま放流されている。下水処理技術の高度化と共に、我々の家庭から生活排水を減らす努力が必要。
  例えば、天ぷら後の油は固めて、炒め後の油は紙などに染み込ませてごみとして捨て・または石鹸化、米のとぎ汁は肥料として植木に撒く、シャンプーや洗剤の使用量を控えたり、黴などの洗浄剤を止めたり毎日の暮らしの中でのちょっとした心使いや工夫が浄化につながる。
 2.農地への農薬・肥料の選択と適量化
  ・農薬・・・豊かな有機改良土壌への改良による農薬量の削減、より安全な農薬の使用へ努力
害虫生殖破壊やフェロモン(オスのみの駆除)利用などの無公害作物への近付け他に影響のない害虫天敵の利用
      過剰農薬量へ
  ・肥料・・・微生物による有機肥料の適量利用、残産物の堆肥化(微生物処理)
  ・ため池・・・農業用水の排水は溜池を経る浄化施設からの間接排水、雨水の利用
 3.水質・土壌を汚染しない畜産排せつ物処理技術
  ・畜産よりの糞尿処理・・・野積みから堆肥へ
    悪臭と汚染を招く糞尿を自然発酵させ、堆肥として利用する方法。 
    家畜の排水処理についても浄化→放流や、貯留→液肥利用など各規模・条件・状況により処理法の選択がある
4.産業用水の利水と排水
・利水量の管理・規制・・・5,000〜10,000t/日も使用する企業が出てくると「湯水のごとく」と言われた無限の水量と思われた山間地帯も井戸は枯れ、川の水量も激減してくる。地下水は浅層のものは川の伏流水を汲み上げているのと同じ。したがって、川水の浸透しない地層以下の地下水か、余った(開発した)工業用水の利用を配慮しなければならない。(採算を追いかけ過ぎると環境破壊が見えなくなり、後に環境再生負担にはねかえる。)、雨水の利用施設の設置・・・地下水道・水洞窟。
 ・有害物質の管理・・・有害物質の使用が多いだけに、その廃水浄化にミスがあると広範囲の人・生物に影響が出る。安全率の高い管理施設を何重にも設置されねばならない。
   排水監視は定量的には行政が、定性的(魚、透明度、色,泡など)には市民がやらねばならない。企業−行政―市民の連絡網の明確化。
5.川遊びの後始末
・採取した生物は持ち帰りを最小限にして放してやろう。
  例えば、川の魚は水温30℃以上になると生きられない場合が多い。冬は動作鈍いが凍らない限り生きる(もちろん水・餌管理をして)。但しブラックバス・ブルギルは始末する。
 ・ごみは持ち帰ろう
   特にプラスチックは分解遅く、海ではそれがプランクトン程度の大きさにきざまれて餌と間違えて魚や水鳥が食べ、命を落としている。
   また、水に溶けるものに癌や生殖体を変化させる環境ホルモンもあり、川・池・海へのごみ投棄は問題が大きい。 
[V]川は遊び癒せる場
 川は多彩な生物の生活の場であり出会いの場。人はこの川で遊び、心を癒し、そして自然の大切さを感じる。
 ・川へ降り易い(岸辺まで行き易い)生き物たちと共生出来る道を
   竹、木々、雑草が生い茂り岸辺に行けないと言う人が多い。人以外はそれを喜んでいる生き物たちが多くいることも忘れてはならない。従って0.5〜1.0m程度の降り口を作り看板を立てる程度のものでいいのでは。岸まで行けば川は広がる。自分達の居場所は各自工夫して作る。川へ入れば葦が邪魔だといわれる。この葦やごろごろした石が生き物の住家であり採取の宝庫なのだ。親子で・友達と川へ入ることは、工夫が伴い自主性が育み、親子・友人との信頼関係も生まれるのです。
 ・土地のある亀山市には河川敷の運動場・競技場(鈴鹿市)は作らない
   多彩な生き物の住家を奪う行為は人間のエゴととるべき。


上流での森・川・池の水を中心とした自然環境対策により海はよみがえる。特に閉鎖的構造の伊勢湾は、大海の水との入れ替わりが困難であり汚染で苦しんでいる。それは魚漁獲に関係し我々人間の食に影響する。即ち食物連鎖に関係しているのである。上流にいる我々は更に自然環境維持改善に活動しなければならない。


  この内容は、「財団法人海と渚環境美化推進機構 マリンブルー21」の資料を引用させて頂きました。
                     「亀山の自然環境を愛する会」 浅田正雄   
 
  農地のはたらき
                  亀山の自然環境を愛する会 浅田正雄
1.里山・・・人と自然を繋ぐ貴重な財産
   雑木林や田んぼ、ため池などで形成された「里山」。トンボやメダカ、ホタル、蛙、野鳥など多くの生き物たちが生息する日本の源風景。 薪や炭を生産するために伐採をして、再生した里山林をまた何年かのちに伐採する。水の浄化をしながら下へ流していく棚田。里山を利用することによって多彩な環境が作り出され、生物の多様性が保全されてきた。
 2.池・沼 
   雨水を溜め、小魚から昆虫まで多彩な生き物を育てる自然の水瓶とも言える。そして水は農地用水になるだけでなく、地下水へと分解・ろ過しながら浄化水として流れていく。
 3.水田
   雨が降っても表面の土をまったく流さないので土砂の流出を防ぎ、肥大な土地を守っている。水田の水は少しずつ地下へしみ出て地下水にもなる。汚れた水を砂に通すときれいに濾過されるように、水田は作土層や鋤床層が濾過フィルターとなって飲み水に適さ
ないような成分を土の中で除き、きれいな地下水を作る。このとき有害な窒素分は分解されて、空気中に放出される。このように水田は、お米を作るだけでなく、自然環境を守る重要なはたらきをしている。

農地の保全
 1.ごみや産廃物の不法投棄の防止
 2.農地を育てる消費者の意識・・・「○○に自分は役立っている」と「現状では将来大変」の意識
   ・農業関係者の経営努力と共に消費者の地元農産物の購買意欲・協力
   ・自然環境への触れ合いによる重要性の認識イベント。・・・準備万端よりも仲間意識
     植林、間伐、体験、オーナー制度、自然環境と自分達の安全・健康・食料関係などの意識   
3.ボランティア活動
  ・植林、間伐、イベントなど定年退職者などの手助けを借り活性化していく。
4.企業城下町と自然の共存を考える時期
・企業が進出、そして一部の経済発展。その次に来る自然破壊の負の部分をどう改善していくか?
   ・遊戯施設で癒す時代ではなくなっている事の認識
 
  水環境のはたらきと再生
                      亀山の自然環境を愛する会 浅田正雄
 森林のはたらき                  
1.保水能力・・・栄養分に富んだ水を貯える
地表に積もった落葉や枝、そしてそれを分解する小さな生物たちの働きによって、スポンジ状の窒素、リンなどを含んだ豊かな腐葉土壌をつくる。そして、降った大量の雨水を葉や土壌の中にいったん貯え、栄養分に富んだ水にして少しずつ川へ、そして海へと流していく。
2.大量の水・土砂の流失を防ぐ 
豊かな森は保水能力や森の下草により、土砂流失を防ぎ大雨や台風時の濁流が一度に流出する事を防ぐ。良質の土砂を安定供給し、河口においては砂浜や干潟を作る。   
3.水の浄化
森に降る雨は地中に浸透する過程でろ過され、岩石の間を通ることにより、ミネラルを含んだおいしい水となる。
4.大気の浄化
二酸化炭素(CO2)、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)を吸収して酸素(O2)を供給。
5.野生生物を絶滅の危機から救う
稀少生物の生活環境を保つ。
6.困った問題・・・酸性雨
硫酸や硝酸を含んだ酸性の強い雨や雪が降り、木々の枯死や池・沼の魚類が死滅する問題

森林環境の保全
1.目指す森林の姿
・葉樹林・・・広葉樹林。(ブナ、クヌギ、コナラ、ケヤキ、シイ、モミジなどの様々な樹種の森林。)
・巨木林・・・樹齢100年以上の森林。(下には豊富な植生があり、動物の住家となる。)      
・複層林・・・高い木と低い木からなる二段の森林。(高い木を伐採し利用しても、若い木が残るため森林の機能が持続できる。)
・混交林・・・針葉樹と広葉樹が混成する森林。(鳥や獣の好む広葉樹の食餌木も豊富。広く浅い根や深い根が張り巡らされ、土壌がよく耕される。)この姿は広葉樹の生育の方が早過ぎるので不適との説もある。
2.蜜植を防ぐ
間伐作業による豊かな腐葉土壌と下草の生長。
3.ごみ・産業廃棄物の不法投棄の防止
投棄物からの有害物質抽出の防止
4.自家用車の排気量減少車種の選択、産業車種の有害排気量規制実施、工場排気有害物質の総合量規制強化
5.林道開設・河川改修による森林伐採の環境評価活動。
 
  2004年5月12日 「自然を愛する会」会合報告
                               
[T]各グループからの報告
 1.三重県民の日に環境パネルを展示(4/18)
   三重県水産研究部(鈴鹿市・白子)の「生き物の水質浄化作用実験展示」は人に訴える力があった。川でも砂中の微生物でやってみたい。2リットルの有機物で茶色になった水に体積で1/3量のアサリ、カキを入れると
カキの場合・・・10分
アサリの場合・・・60分
で無色透明になった
   貝の場合余分な有機物は体内で固めてそのまま外へ放出し沈降する。この塊を擬糞と呼び他の生き物の餌となる。
  (有機物に対しては生物自体の浄化は素晴らしい、湾の貧酸素減少にも役立つ、しかし有害な有機金属化合物なども分解してくれればよいが蓄積されることを考えると恐ろしい。この点から、まずこれらの排出管理が重要、また排出された場合の安全限度なども知らねば・・・。)
2. 白塚海岸にて白塚小学校生との生物調査を手伝い(4/20)
・貝は9人1組で100個採取目標であったが、全組クリアーした。
   60%は潮吹き貝、30%はバカ貝、10%弱はアサリ(ほとんど稚貝)、その他は赤貝類、巻貝類
 ・その他はヒトデ類多数、ウミウシ他軟体生物、かに類
(気になったこと:海岸に延々とヒトデが打ち上げられていたが何時もの現象だろうか)
3.(亀山市・関町―市民)での第7回住民環境会議委員会(4/17)
   「水環境での長所・課題を話すグループ」にて水質・水量を第一の重要度に決まり第8回は5/12にて今日の会と重なり添付資料を代わりに提出した。
4.嘆かわしい現象
 ・鈴鹿川第二頭首工右岸にて貴重な河畔林の木が切り倒されている。県・市は許可しているのだろうか。
  (増水時に倒木と共に護岸を破壊することもあり、削除することもある。しかしそんな大木でない。鈴鹿市ほか行政に確かめてみる・・・鈴鹿市のメンバー)
 ・サンゴの大切さを知らない観光客、引き潮時その上を歩いてバリバリと破壊する無神経な人が居る。・・・沖縄県宮古島サンゴ礁見学メンバー報告
  (観光産業を興す人達は気を使いながら間接的に注意するが、知らない観光客も多く、尾瀬のように注意事項を何度も伝える義務がある。坂本の群生地も何本も根から持ち帰るものが居り、監視が必要との声もある。これも同じことがいえる。スイス国の対応は素晴らしい参考になる。)
5.考えさせられる現象
 ・割り箸から見た環境問題 詳細はクリックください。

   割り箸材料として、間伐材の利用が大いに注目され実行に移されたが、外食産業などでその需要が急激に増え、外国からの輸入により、国内の間伐材は採算上使用されなくなったそれが、海外森林の無管理伐採原因の一つになっている。・・・添付資料参照。
  (日本の材木は数十%しか使われていない。材木だけでなく環境を考えると単にコスト・利潤だけを追求する意識・便利さだけの大量消費の変換期にきている。)
5.魚採取
   高塚池への放流魚として100尾ほどのカワムツ、オイカワ、モロコなどを鈴鹿川より採取した。5月15日は晴れになってほしい。
以上()内は追加討論内容
[U]連絡事項
1.5月16日:10.00〜15.00、亀山公園、「子供劇場わいわい祭り」参加、魚展示とペットボトルでの仕掛け作りを教える。
  坂本棚田の野上がりまつりもメンバー別れて参加。
2.5月15日:10.00〜10.30、サンシャインパーク高塚池魚放流。 
3.5月19日:19.00〜21.00、北勢県民局、8月22日、やすらぎくん「川遊び体験」計画。
4.5月26日:19.30〜21.30 三重県NPOグループ交流会。
5.5月27or28日、6/4の件うちあわせ。
6.5月28日:9.00〜10.30、白子海岸、白子小学校4年生99人、生き物観察。
7.6月2日「味の素」(株)四日市工場内の緑に囲まれた野鳥池を見学
   希望の方は「自然を愛する会」5/20までに浅田(Tel:0595-82-5638)まで。
8.6月4日:9.30〜11.30、高松干潟(川越町)、4年児童183人、生き物観察。
9.6月26日:鈴鹿川神辺近く、西小学校親子川の生き物観察、参加200名?。
10.8月8日:   〃    、「ぽっかぽか」メンバーの川遊び。
11.8月22日、やすらぎくん「川遊び体験」。
 
  2004年2月4日 「自然を愛する会」会合報告
                                
1.個人・グループからの報告
@こども環境会議1/31
昨年の「鈴鹿6校の子供達の実践環境学習」のまとめ発表会を「こども環境会議」の形で1/31鈴鹿文化会館で行われた。
6校とは鼓ケ浦、合川、井田川、白子、深井沢、牧田の鈴鹿市の小学校である。
「自然を愛する会」はこの総合学習に参加しており各校の発表にその効果とやりがいを感じた。
内容はゴミ、水質、魚・昆虫調査、海岸の植物の育て方、堰堤など川の構造、行政・地元・生徒・先生の協調の大切さまで多技にわたった。亀山もやってみたい。
鼓ケ浦・・・鼓ケ浦の自然と環境、  合川・・・中の川の未来はわたしたちの手で!
井田川・・・鈴鹿川と安楽川の生き物について、
白子・・・見つめよう、調べよう、考えよう、身近な環境
深井沢・・・ホ、ホ、ホタルの深井沢、 牧田・・・親しもう鈴鹿川

A環境展(関・亀山・鈴鹿生活創造圏―県民交流会 愛称「やすらぎくん」主催)1/24〜25
我々は「やすらぎくん」メンバーでもあり源流から河口までの鈴鹿川流域パネルと生きた魚・水生昆虫、薬草の展示をした。
鈴鹿HANTERサブコートのブースであったが、大変な人気で、「まだこんな魚がいたのか」の声は川再認識目的に成功したと思った。
  水槽7・・・サワガニ・イモリ・・・坂本棚田の星合さんが雪と氷の中で採取された
メダカ・カダヤシ混合・・・尾崎(辺法寺)さんが氷を割って取り出したもの
スジエビ・テナガエビ、
カワムツとその稚魚、オイカワとその稚魚、タモロコ・アブラハヤ・シマドジョウ、水生昆虫(ヤゴ類、ミズカマキリ、ゲンゴロウ)、アメリカザリガニ
  パネル8・・・鈴鹿川流域カレンダーを参考にしたパネル4枚、平澤さん(鈴鹿市)の水生昆虫パネル1枚、県からの魚パネル1枚、その他基本パネル2枚
展示についての意見
・地球クラブ
  ソフトな展示の中に具体的に自分達は「どうする・どうすべきだ・どうした」とメッセイジに何を訴えたいかハードに出さないと見る人に通じないことに注意
    家庭の廃油の軽油化、駅まで自転車または車、それから電車、電動自転車購入に補助 
    金、生ゴミのコンポストで市・業者の連携など
・Only One 平澤 
     今回は森の働きと魚の成長展示をした。
     また、木の葉にペインテイングで魚をこども達と作成し人気があった。
   ・コンポストの菌は自然増殖方式を採るべきで、栄養分を常に補給必要では難あり(尾崎さん)
B第3回亀山・関住民合同環境会議1/19
   亀山市のゴミ状況説明、燃焼炉廃材の利用と有害物質の行方などの講義、燃焼炉見学で終った。
有害物質の行方は詳細に訊きたいと思う。また、皆で協力して実行される条令作りをしていく。
Cその他
   木原さん(自然観察員・松阪市)の呼びかけで、松阪の海岸に落ちているビール空缶量のトップだったキリンビールの環境担当者・飲料容器メーカと対策を話し合った。デポジットのやり方が多く出たが、メーカー側の消極性が目立った。しかし、捨てる本人の
モラルの低さは湘南海岸(神奈川)のゴミの少なさを見ればよくわかった。
2. 連絡事項
・第2回クリーン作戦会議 2月5日 PM 6.00〜 市役所大会議室にて
テーマ:太岡寺分技点にゴミを捨てさせないために
その結果、国土交通省、県、亀山市、各グループ、学校、個人全てが、具体的提案を
出し、ここまで我々を誘導して頂いた世話人の人達に感謝したい。協力していきたい。
・地産地消セミナー 2月11日 10.00〜15.00 鈴鹿市文化会館 500円 
   テーマ:農薬は安心・心配?みんなで知ろう地域の食材  意見交換、試食、講演
・さかなの目公開講座 2月21日12.30〜16.00 三重県綜合文化センター大研修室
   テーマ:失われた環境は取り戻せるのか
  ・タンポポ調査・近畿2005に参加しませんか
     1990年に入り外来タンポポの他に在来種との雑種も増えてきました。その実体を近畿2府5県で一斉に調べまとめることになりました。
調査期間:2004.4/1〜5/31
     詳細説明:2004.年3月21日 13.00〜  三重県立博物館・学習室
          またはホームページ
           http://www.nature.or.jp/shoko/Tampopo/Kinki2005/
・第4回市民交流会に「自然を愛する会」よりブースで展示
   鈴鹿川の魚を展示し鈴鹿川水系の川は清流であること。これを守ることが我々の健康維持につながることを訴えたい。
    堅苦しい会でなく楽しみながらの会なのでたくさんの人に入ってもらいたい。
3.その他
  ・意見:自然を愛する会ほかグループで川歩きし調査をします。その際ゴミ拾いもします。拾ったゴミは持ち込めば、環境センターでグループ登録しておけば、引き取ってもらいたい。
この件2/5環境センタ―の幹部の方に申し入れ、後日返事をもらうことになった。
                                        以上
 
  自然を愛する会 会合報告2003年11月5日
                               
1.個人・グループからの報告
「今年の目標である子供達の実践環境学習は最後の鈴鹿川に入っての生物調査で終わろうとしている。川の魚捕りから水質調査まで子供達の意識・知識が向上してきたことは嬉しいことだ。」
・昼生小学校総合学習「川調査」
  10/7中の川の生き物を生徒の作成仕掛けで捕るのを見守ることが目的
1.魚釣り竿作成組
 約1.5〜2.5mの竹または棒と胡桃のウキ、釣り針、ミミズの餌であったが、竿は釣り場からの距離が短か過ぎたこと、川が浅いこと、安全な釣り場は底もコンクリート張りで魚の姿が無いことなどで、4〜6年での釣り道具と釣り場は教える必要がある。小学校の釣りは池が良いのだが今はブラックバスで魚は全滅に近い。現状では中の川での小学生の釣りは無理と思える。
2.モンドリ作成組 
    川が狭いところへ、大勢が入るため魚は怯え、モンドリに近づかない。また、魚は居るが、川に食べ物が豊富なためか近づきが少ない。さらにザリガニが多いため、これが仕掛けに近づくと逃げ出す。
  この様な理由で、今回は、2組とも網すくいに最後は切り替えた。この川は網捕獲が最も適していると思う。 
・合川小学校(鈴鹿市)4、5年生の「中の川の水質調査」実施 10/17、24、31の三日間
     学校前川より3組に分かれ、本流、本流に流れ込む水路合わせて5箇所/組の亜硝酸イオン、COD、燐酸・アンモニュウムイオンを測定した。CODが8以上や他のイオンも検出されるのは、清流とは言いがたい。水路の数値が高い傾向にある。
    3回の測定で支流、水路からの高濃度のイオンが突然流れてくるのを発見した。憂慮すべきことだ
・白子小学校(鈴鹿市)の総合学習「美しい鈴鹿川とその生き物体験」10/9 
     海岸近くのため、淀んだ河口近い川の経験の生徒が多く、この学習となった。約100名の参加であったが、関町の鈴鹿―加太川合流点、神辺小学校前300m上流の2点で、川に入りカマツカ、シマドジョウ、オイカワ、カワムツなど清流の魚を個々で捕り、川の透明度や面白さを実感の様子だった。県・会をはじめ、地元や鈴鹿・松阪の人たちの応援もあり、本当に助かりました。
・井田川小学校(鈴鹿市)の総合学習(10/21)での説明と文化祭での展示(11/1)
     総合学習では、アユをはじめとする回遊魚の上流への上り方法の討論など。
文化祭では、鈴鹿川の実物魚とパネル・パンフレット展示で清流の維持と外来魚の問題を説明した。こうゆう場での展示は有効である。
 ・亀山西小学校の鈴鹿川の生き物体験 11/5
     5年生の一部で、各自の作成ペットボトル魚捕仕掛け(モンドリ)で鈴鹿川体験をした。水は冷えていたが、川に入りオイカワ、ヨシノボリ、エビ、オイカワ、カワムツ・タモロコなどをすくった。仕掛けは、水温が低く時間が掛かったが、多く捕れた。来年の夏には、総合学習で、川遊びと自然環境意識を高めたい。
9月の水生昆虫実践学習に続いて、10月は鈴鹿山系の岩石・地形の講義を受けた。
・研修会1  「さかなの目」勉強会  県農水産部  10/18
    「鈴鹿の山のやさしい地学」 愛知県立明和高校教諭 森 氏
     次回:11/15 鈴鹿の山の地下水他
11/29 「水に流す?」海から考えてみる環境型社会  小島 氏   
                                 「あいあい」にて
・第1回住民環境会議
   関・亀山合併に伴う環境会議 
第2回は11/30環境展時
2.連絡事項 
・11/8-9  亀山農業祭において坂本棚田保存会より紙すき実演があります
・11/15-16 「第13回すずか生涯学習フエア」  場所:鈴鹿市文化会館
       2F第1研修室「市民交流の場」にてメンバーの平澤氏が「水循環と生態系」他を展示およびトークをします。その他多くのイベントがあります。
・11/19  クリーン作戦会議 太岡寺作戦  19−21時 市役所3F
・11/30  亀山市環境展
・04.1/24 「やすらぎくん」環境展.
・04.2/22 第4回市民交流会「きらめき亀山21」

小学校総合学習に関しては、「やすらぎくん」グループ、県農林水産商工部 水産物供給チームの協力を得ています。

次回は12月3日(水)「あいあい」にて19.00より行います。
自然を愛する会は、川調査→子供達への実践環境学習手伝いと進んできましたが、来年度の進め方についての意見を事前に連絡頂くか、その場で話し合いましょう。
 以上
 
  自然を愛する会々合報告  2003年9月4日
                            
1.各グループからの報告

・「やすらぎくん」(北勢県民局―県民)グループ
  第3回夏の鈴鹿川体験イベントの主催として活動・・・8/17
   台風関係降雨のため増水し、子供達は川歩きが出来なかったが、スタッフが網や仕掛けで魚などを捕り水槽展示して参加者に大いに喜んでもらった
   その他、本棚・椅子作りなどの木工、水鉄砲・竹笛などの竹細工、貝殻を板に貼り付けた芸術品作りのビーチコーミング、採取川石に彩色するストーンペインテイング、魚の住める環境を考える水質検査、植物標本作り、災害時での非常食試食、先生方が教える鈴鹿川の薬用植物・食可能植物を採取し天ぷらにしてもらって試食。環境関係紙芝居、綿菓子作成など時折の雨もあったが楽しいイベントであった。雨にも拘らず、300人以上の参加者があった。高中校生のボランテイア応援は嬉しく、大へん助かった。
・自然を愛する会メンバー
阪内川河口干潟(松阪市)鑑賞会(三重県農林水産商工部水産物供給チーム主催)に参加(8/30)した感想
   水辺まで250〜300mの広大な干潟
   なんと美しい干潟だろうか・・・幼稚園児も安心して歩ける砂地の多い干潟
   干潟は生き物の大切な住家・・・稚かに、稚貝、ヤドカリなどは足の踏み場も無いほど居る。そして鳥たち・小魚も居る
   水の浄化にも役立つだろう・・・これだけの生物が居ることは、有機物・微生物過繁殖も減少させているだろう
海草もアオサ、ワカメなど適量ある。この沖にアマモも繁殖させていくそうだ
   護岸工事での生物への配慮がある
     地震災害対策などの工事が進められているが、護岸の内側はコンクリートのテトラポットでなく自然石で固められている。稚虫であるが舟虫が多く戻っており干潟のカニ達にも良き住家となろう
   ゴミ・・・こんな美しい干潟にも空き缶、プラスチック、花火カス、たばこスイガラが目立つ。情けない
     子ども達・大人達は干潟の重要性を実感した・・・この様な実践行動での教育は、環境教育への理解には大いに役立つと思う。鈴鹿川も構造とともに汚染もさらに考えねばと実感した
  午前中阪内川上流域にてタモ網でアユ・アマゴも捕れた。下流は水質COD:6〜7であった

・水岸辺づくりの会グループ他
サンシャインパーク内「高塚池」のかいぼり大作戦(2003年8月24日)結果みんなどろんこ
     捕獲魚数:コイ・・・40〜80cm 48匹
          ブラックバス・・・680匹
      その他:アメリカザリガニ・・・少数(水抜き時に捕れる)
          タニシ・・・多数
     水中植物:ミズオオバコ、ホソバミズヒキモ
    感想・・・悲しい現実
     池に居たのはブラックバスと本来住んでいた巨大な一世代コイのみ。フナさえ見つからない。本来居たフナ、モロコ、オイカワ、タナゴ、エビ、ウナギは全く見えない。
バスがこの池に入る前は、これらの魚は湧くように居て、小学校の子供達でも釣り糸をたれれば必ず釣れた。バスは彼らを全て食い尽くしザリガニさえも食とし、最近は共食いを始めている。コイもニ世は生存できないため一世の巨大コイのみ残っているのである。この「かいぼり」実施は他のバスの入った池も同じ現状であることを示した。多種の魚達が存在してこそ、自然循環の環境が成り立つ。淡水魚といえばバスしか知らない池・川になってしまうことを何としても食い止めたい。亀山市民・三重県民皆で頑張りたい

2.連絡事項
  9/4昼生小学生と中の川歩きによる生物観察
  9/9     〃   の水質検査
  9/9川の改修工事にて望むべき川環境について県関係者と懇談 「あいあい」19.00より
9/19バルーンフェスティバルでの流域環境について展示
9/21「さかなの目」公開講座・・・三重県人権センターにて12:30より、三重県農林水産商工部水産物供給チーム主催(申し込み順200名)
・ 伊勢湾の環境再生に向けて 
・ 自然再生を考える 
 9/28「さかなの目」流域環境創造リーダー養成講座・・・鈴鹿川小野町にて9.30〜
  ・ 水生昆虫について             雨天・・・「あいあい」 
10/18「さかなの目」流域環境創造リーダー養成講座・・・「あいあい」17.00〜19.00
    鈴鹿山系からの伏流水について他   

           ―以上―
 
  第1回坂本みつまた祭り開催2003年3月21日(祝日)

坂本の奥、野登山のふもとにはめずらしいミツマタの群落があります。今ちょうどいっせいに開花の時期です。そこで今回初めて、棚田保存会と共同で「ミツマタまつり」を開催しました。約200人の皆さんが集まりメインイベントであるみつまた群生地へのツアーの後、紙すき体験・和紙作品製作・句会を楽しみました。広がる田園風景いっぱいの中、坂本地区の皆さんのこころづくしの餅つきや豚汁サービスで暖かい初春の一日を過ごしました。


まだつぼみのみつまた群生地

  まちづくりでおなじみの高田先生も作品つくりに熱中

 
  2003.2/8会合と生ゴミ肥料化見学の議事録
                    自然を愛する会


1. 会合
各グループからの報告
・川歩き調査によるカレンダー校正は2月18日19〜21時「あいあい」にて(決定)
・伏流水関係研修について・・・講師の都合により3月後半にする。
予定は決まり次第連絡する
・水環境づくり四県共同会議・・・2月23日10〜16時 滋賀文化産業交流会館(米原町)
「流域で守る水環境」ほかデスカッション
・環境講演・デスカッション・・・2月25日 13〜16時 津市アストにて
議題:「地球・地域の環境問題と私達の役割」講師三重大学 朴 恵淑氏
     パネルデスカッション:「今、何をすべきか」   
・ミツマタ祭り・・・3月21日に坂本棚田にて行なわれる。楽しくやりましょう
・サンシャインパーク内の高塚の池改造中であるが、これを機会にブラックバスの居ない自然の池にしたい要望を行政にしていたが、実現しそう。この際、我々市民で必要な調査や作業は手伝いたい。今年8月頃になるか?
・地球環境と平和講演会「平和な世界を子供達に」・・・4月5日(土)13.30〜16.30
    三重県総合文化センター、講師:高木善之(NPO法人ネットワーク「地球村」代表)参加費:前売り1000円(当日券あり)
・(シャープ)さんからの工場排水(充分浄化し生き物には問題ない水)が加わる桜川の改造に、子供達に川遊びが出来、自然に関心をもってもらえるような構造にと提言していたが、今年の4〜5月に一時断絶する川の生物を鈴鹿川に戻す活動をしたい、もちろん調査も兼ねて(未定)
・大門川(野登)の位置を変更する計画あり、これも桜川と同じ目的で要望する
・メダカをはじめ、小魚、水生昆虫などの棲める池などの作成には協力しよう

2.生ゴミの肥料化工場見学プラントを見学する皆さん 円筒は2次発酵部
  
生ゴミがある発酵菌と90分混合することにより、農作物に有効な肥料が出来る工場を各自ゴミ持ち寄りで見学した。確かに短時間で肥料が出来ることを確認し、現在言われている「循環型環境」の自分達で出来る一つと思った。その実現には、市民の生ゴミ分別努力と、行政の地場産業(工・林・農水産など)育成システム作りが望まれる。

   日 時:2月8日(土) 13〜16時(会合含む)
場 所:あぐりすコンポストセンター亀山
       亀山市太森町池の谷(パイロット茶団地西入り口)
講 師:尾崎吉隆氏    協 力:宮崎正義氏(センター長)
実演
・生ゴミは野菜、炊事残、マグロの頭など
・混合物は沖縄産の発酵菌
  ・約500Kg釜で混合
  ・初期:23℃、30分後:67℃、60分後:72℃、90分後:80℃ に発酵熱で上がる
  ・生ゴミ形状
    60分後には生ゴミ形状は無くなる
尾崎さんとの懇談内容
・この菌の特長
  ・100℃まで上がっても菌は死なない。従って大腸菌など生ゴミに入っていても温度で殺菌できる
・90分と言う短時間で肥料化できる投入された生ゴミ
   出来た肥料に生ゴミを追加すれば菌を追加することなく肥料化出来る
  ・肥料は大腸菌など熱で殺菌されているから、畑,田に入れる割合は制限されない。(例えば、極端に土/肥料比が10/90でも)
  ・トマト、ピーマンなど野菜で試したり、水田で試せば、増産と農薬の減少につながるのでは(野菜に関しては見学メンバーで経験の人も居る)
  ・野菜では、サトイモやトマトで連作OKの経験あり
  ・水田でのメダカ、オタマジャクシ、ミミズなどに全く影響ない
・その他  
 ・現在、生ゴミは燃焼で解決しているが、燃焼エネルギーが必要や、ニ酸化炭素の排出があり生ゴミは、発酵菌などにより解決法を変更することにより、上記問題の低減、物質の循環の一方法になるのでは。市民の分別努力、運搬エネルギーの差し引きも必要であるが・・・
 ・生ゴミのこのような実施は市民の生ゴミ減少・分別努力、行政での装置メーカー・生ゴミ肥料化業者、それを使用する農水産業者や一般市民の連携システム作りが必要である
・県・市と県民・市民が話しあっていこう60分後1次発酵終わった状態

以上 浅田 記

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自然を愛する会の人たちと生ゴミを堆肥にするプラントを見学しました。
詳しくは浅田さんたちがレポートするでしょうけど私としての感想を少々。

生ゴミと水分を減らすため、もみガラや廃棄物の石膏ボードの紙だけをまぜ既に用意されたEM菌の菌床と一緒に円錐状の容器に投入。20馬力のモータで駆動される回転翼でかきまぜる。やがて攪拌熱と発酵熱で温度は70度を越え水分等は蒸気になって出て行く。1時間もしないうちに1次発酵は終り生ゴミは姿をとどめないほどになる。その後2次発酵として2週間ほど熟成させる。装置には電気ヒータやブロワ―は一切ついていない。
攪拌用のモータだけである。

確かにわずか30分で生ゴミは完全に粒状化し原形をとどめていない。温度も最初23度だったのが72度を越えている。
モータの回転は10対1のギヤ―で減速され攪拌羽根の回転数は毎分170回転と思われる。羽根は鋭いカッター状でたいていの生ゴミなら砕いてしまうだろう。
しかし攪拌に使っているモータは15kW20馬力で攪拌用というよりミキサー&カッター&加熱用ともいえる。これから与えられる熱量は効率を考慮しても1時間で10000キロカロリー近くになり500L程度の容器の温度を20℃程度は上げるに匹敵する。しかし攪拌熱だけで23度が72度になるはずはなく発熱の源は主に発酵熱だろう。
臭いは強くはなく郊外なら問題はないだろう。

ただ1次発酵だけでは肥料には不適で日にちをかけ2次発酵を待たねばならない。
この工程がこの装置の処理能力を決めると思われる。

EM菌による生ゴミ処理はネット上でも結構取り上げられておりもっと関心を持ちたい。それと単に文献を参照するだけでなく実際にプラントを見学しその育成された堆肥を畑や園芸用プランターで使用し効果を自分で確認していきたい。

以上 伊藤 記

 
  2002年12月4日  自然を愛する会 定例会

 
1.各グループからの報告
  ・1/25〜1/26に「鈴鹿川流域環境展」がベルシテイ(鈴鹿)イオンホールにて開催される。
グループより鈴鹿川の魚と坂本の棚田を紹介したい  
  ・1/25に三重県「魚の目プロジェクト」主催の陸・海懇談会と中本賢(ドンキホーテ出演)の講演会が三重総合文化センターである
  ・鈴鹿川支流の安楽川に融雪剤などがまかれた第二名神道の清掃水が浄化処理無しに流される設計になっているとのこと。確かめたい
  ・亀山サンシャインパーク内の高塚池は池には珍しいハヤ、タナゴ、モロコ、エビ等、清流川と変わらない魚がいたがブラックバスが入ったため、すべて姿を消してしまった。これを元へ戻す提案を出した
・坂本棚田付近にミツマタを移植(増殖)時協力しょう
・休耕地にメダカ池を作る時は間伐材などの導入を協力してもらおう

2.2003年度「自然を愛する会」活動予定
 2.1ゴミ関係
  ・生ゴミ、ヘドロの肥料化研修と実験     
    2/8 尾崎吉隆氏に生ゴミの肥料化実習を受け各々がヘドロなど色々実験確認する
    道路のポイ捨て対策・・・道路構造も原因有るが取り締まる方向へ活動
 2.2森林
  ・坂本棚田保存会イベントに協力・・・写真紹介、3/15ミツマタ祭り、6月野上がり祭り                  
 2.3池
  ・ブラックバス・ブルギル隔離・排除対策・・・サンシャインパークで実現提案
                      他池で実現させ変化を見たいのだが・・・
 2.4川 
  ・地下水についての研修と川、井戸観察
    長良川の亀山飲料水拒否活動して頂いたの方々・工業用水事業・水道局・環境行政・企業関係の方々にも出席してもらう
  ・堰堤の魚道設定や川岸改造への提言
  ・調査の継続・・・支流と合流点の水質、魚、構造
・子供・家族との川遊びを通じての交流
  「鈴鹿川での川遊び」を庄野橋下公園と亀山神辺付近でも実行しよう
      子供達に川遊びを通じて、自然環境の重要性の認識をしてもらう事と魚捕りでの工夫により自主性を養いたい。総合学習にも協力したい
  ・環境展に協力
  ・海・川漁業関係の方々との交流・見学    
 2.4その他
  ・第3回市民交流会「きらめき亀山21」に出席する    以上

2003年1月の会合は第2水曜日(1月8日)
 午後7.00から「あいあい」にておこないます


 
  2002/9/4 「自然を愛する会」会合報告

2002.9.6 自然を愛する会
1.8月の活動
  ・8/11 調査川歩き・・・鈴鹿川上流(関―加太間)  
   魚はカワムツ、ヨシノボリが中心にカマツカ、シマドジョウ、エビ等見つかる。オイカワは採取できなかった。サワガニ、カワニナの他、カワゲラ・トビゲラ・トンボのヤゴなど水生昆虫も採取できた。
・8/18 夏の鈴鹿川体験・・・実行委員会(北勢県民局、鈴鹿川流域塾/考える会)のメンバーとして協力       川歩きだけでなく、薬草体験、魚の飼い方、水質検査、楽器の体験、水鉄砲作り、川石ペインテイングなど楽しいイベントで800人以上の参加あり、1回/年の催しなので、亀山の人達ももっと参加して下さい。
・9/1 調査川歩き・・・鈴鹿川河口付近(鈴鹿市磯津町川突端―磯津橋)
       魚は海魚の稚魚が多く採取された。(詳細は9/1 調査川歩き報告)
       頭はサヨリ・ウナギ姿はウナギに似た体長約15cmのヨウジウオも採取しました。
2.各グループからの情報・伝達・提案事項
・第一回「調査川歩き」の締めくくりとして、鈴鹿川源流を歩こう
    森林の専門家同行で9〜11月に実行のため、計画する。      
・山・川・海の有名体験者に1〜2月頃講演の可能性を検討している
・総合学習発表会
      鈴鹿水系調査に取り組んでいる学校が多くある。我々も含めた発表会ができるか、検討してみる。
・魚道懇談会
    「自然を愛する会」大望の「堰堤への魚道」がH14〜15年に井尻堰堤に実現することになり、その構造などで話し合われます。第一回目はすでに話し合われていますが、第二回目は、その回答もあります。日程は未定。
・生ゴミの飼料化について
    亀山市で、生ゴミや有機ヘドロを(例えば90度・90分)で飼料化出来る装置・
    菌を研究・事業化しておられる方の話・・・生物にも影響なく、菌も生ゴミで生き続ける。見学を計画しよう。
・地下水と河川の水量の関係について勉強しよう
    県出前トークで頼もう
3.「調査川歩き」のまとめ方
・今年は調査データをカレンダー化する
・その内容を次回持ち寄る
    次回までに、調査データを持ち寄り、記載する内容、コメント(例えば写真・絵と一言)を提案する。
・「調査川歩き」は今後も続け、毎年高度な提案、実行をしていく。  以上

次回は10月2日
 
  2002年8月11日「調査川歩き」報告

午前9時 BandG 海洋センターに20数名集まり、関ー加太間の鈴鹿川上流・加太川へ出かけた。この中に3名の小・中学生、4名の亀山・鈴鹿の学校先生なども参加された。
旧25号線沿いで、対岸は関西線も通っているが、山林に包まれ、胸までの深さのところもあリ人が泳げる川である。
両岸とも、自然岩石と加工石で護岸されているが、水際は大小の自然石が多数存在する。
カワムツが最も多く,仕掛けのモンドリには、列になって入ったほどである。
その他、ヨシノボリ、オイカワ、カマツカ、シマドジョウ、スジエビ、コサンエビ(俗名)、サワガニ、モズクガニ(これは捕らえたが写真撮りまでに逃げられた)など。
水生昆虫も多く捕れ、トンボの幼虫(ヤゴ)、トビゲラなどの幼虫などのほか、名の判らない昆虫が多く捕れた。
川底は、砂地と30cm程の石の重なっており、石の隙間でアユが泳ぐのが見える。友釣りのビクには3匹の獲物を見た。
、水生昆虫・魚の大家、水質の専門家などや、川歩きを楽しむ人達で、楽しみながら調査できた。
調査書を集め、後日のまとめに役立てる。
少し気になるのがシラハヤが捕れなかった(見たと言う人も居たが)事、アユのしゃく捕り名人が一部の魚(カワムツ)以外魚が少ない、と言われた事。少し下流でこの現象を確認したい。

調査に参加された市民、県の皆様有難う御座いました。
次回は9月1日河口付近で行う予定です。どしどしご参加ください。

 
  2002年7月3日「自然を愛する会」打ち合わせ内容

1.各グループからの連絡自然を愛する会の会合02/7/3 「あいあい」にて
・講演会:H14年度における鈴鹿川・中の川水系での河川工事の概要
講師 北勢県民局設計部 河川管理者 
   日時 H14年7月9日(火) 19.15〜21.00
   場所 亀山総合保健センター「あいあい」2F
・ブラックバスの居ない池作りの候補地が見つかりそう
   次回に報告・・・その時は、皆で協力お願いしたい 
・「坂本棚田野上り祭り」は盛大に終わった
   訪問人数は、去年より少なかったのは、同日にあった「菖蒲祭り」が影響したためだが、主催者および訪問者はにぎやかに楽しめた
・家族、子供達と鈴鹿川で遊ぶイベント
   日時 H14年8月18日  9.00〜16.00
   場所 鈴鹿川の庄野橋下
   内容 詳細は別途されるが川での魚捕り、薬草採取と試食、アユの掴み取り・塩焼き、水質検査、メダカの学校、いかだ作り・遊び、竹細工など
   参加者 誰でも参加できる
・鈴鹿川の源流近くから河口までの観察
   8月19〜26日までの3日間鈴鹿川流域塾主催で歩く予定
2.鈴鹿川調査について
・第一回は7月28日 9.00 第一頭首工右岸集合(雨天の場合もその場で決める)
・メンバー:自然を愛する会、鈴鹿川流域塾・楽しむ会、その他希望有志(大人中心)
・調査内容:別付資料・・・これを判り易く表の様にする
・メンバー名を鈴鹿川調査委員会?などにしようかなど提案あり次回決めましょう
・調査中の障害保険は今年は掛けない予定だがまだ結論はでていない
・調査中での水質試験や学術的専門知識の必要な場合、行政の協力を得る
・予め、場所・日時をを決めるが各人の都合もあり、調査項目に従い、項目・日時・人数の選択は自由とする
・期間はH14年は9月末としたい
・基本データはH14年は11月15日をめどとし、行政データも含めてカレンダー、マップ等に応用したい 
・学校の総合学習お手伝いのための川歩きを通じての環境学習はこの調査活動とは別途とする
報告は柔らかく堅いまとめ方になっていますが行動は柔らかく、楽しくやっていきます。
多方面からの情報も期待しています。きらめき亀山21へ来て下さい 

鈴鹿川調査項目(案)
1. 地域
源流・・・関町の分岐点より上とする。何箇所とするか決める
     加太川と鈴鹿川に分ける
関町・・・分岐点〜勧進橋(伊勢別街道に入ったすぐの橋)
   亀山・・・神辺大橋.(神辺小学校前)〜野村橋(押山神社付近)
     天神橋〜井尻頭首工
     平和橋〜及川橋
鈴鹿・・・第一頭首工付近〜第二頭首工
     第二頭首工〜(   )
     (   )〜河口付近
2. 構造   
   堰堤と魚道の必要・改善判断
   河畔林の有無
   川床の自然石が有るか
   淀みのほしい個所(水路になっている個所)
   水量・・・成魚が上がれるか
       遮断個所はないか
3.水質・・・BOD,COD,リン、チッソ他
   各廃水口1m範囲の水質
   流れ中央
   堰堤上下
   川の合流点
4..生物
   魚(亀、蛙なども含む)
   昆虫
   水生昆虫
   鳥
   植物
5. 項目の理由(魚の立場から)
   水質・・・生命
   水量・・・棲家、活動、天敵からの逃避
   淀み・・・棲家、産卵、餌、天敵からの逃避
   堰堤・・・活動、移動
   石・藻・・・天敵からの逃避、餌
   湖畔林・葦・・・温度、餌、産卵、天敵からの逃避          
   外来種(ブルーギル、ブラックバス)・・・生命          
6. 調査時期
   7/27or7/28 第一頭首工付近〜第二頭首工歩きから始める
   八月の環境Weekもこの調査にいれる
調査項目以上

 
  きらめき亀山21「自然を愛する会」鈴鹿川歩き報告 

 前世はカッパ? 熱中するメンバーたち
5月18日鈴鹿川の自然環境を維持・改善し、最終の伊勢湾を美しい三重の海にするためには、この川の調査項目をどのようなものにするか川を歩いて作りあげようと川歩きを実行した。
雨上がりの増水はあったが、神辺・野村地区をメンバー20名ほどで、魚・水生昆虫を採ったり、植物や鳥類、魚道、河畔林、支流を観察したり等、意見をかわしながら、半日をすごした。途中、地元の人達から、諦めていた鈴鹿川を心配してくれる人が居るんだと、感謝の声をかけてもらったこと、メンバーが亀山市・鈴鹿川の市民・先生・市行政の方々、県庁の方々と広い範囲の集まりであったことは誠に嬉しい。
今回の結果より、次回6月5日の「自然を愛する会」会合でまとめることを約束して、解散した。

 
  2002/5/8 「自然を愛する会」打ち合わせ内容

1. 里山イベントについて(星合 恒さんより)
1. 6/2 坂本棚田野上がりイベントについて
   30臼の餅つきを中心に色々な催しを行う
      大正琴演奏、写生会、紙すき、特産物販売など
  この日は、菖蒲まつりと同日になりますが、こちらの方へも是非来て頂きたい   
2. 植物移植
   ミツマタを一部坂本棚田周辺の桧林に地元で今年は植えた。これが、葉を付け出した
   コウゾの苗も畑にて、増殖しだした
   今のところ、地元以外の市民の人達に移植協力を依頼するまでにいたっていないが、いずれお願いしたい
3. 今後の進め方
    ツクシやヤマブキ、イタドリなど山菜もあり、楽しめる棚田に整えたい
     里山とする森林は、坂本周辺は、傾斜が大で困難である
2. 6/21の環境討論
出来れば、時間的に充分でないので、議題を一つにしてはどうか
色々な立場で来る人があるので、ゴミ、川、里山の三つを自由に発言して貰っては?、そこから分科会が生まれるのでは
次の行動が出来る方向までまとめたい
等の意見があり、結局三つの議題で、時間を配分して討議することにした
3. 5/18の川歩きしながらの調査項目討論について
     今回は川の調査項目を川歩きしながら決めるのが目的で、遊びはない
     前回提出した、調査項目案に県が追加した案をたたき台にして川歩き討論する
           環境維持の<環境>のイメージを明白にしておく
     調査の均一化のため、マニュアルをしっかりと作成
     <昔の魚とは>も明白に、<昔の川構造とは>も、
     魚で、水質のバロメーターとしたい
     各川の堰堤データは県で明白に出来る
最終は川の地図に調査事項を載せる、環境ハンドブックを作る
 そして、改善を実現させていく 
天候での実行・中止の問い合わせは 5/18 8:00〜9:00に
    05958-4-5007  亀山市 市民参画女性係まで
 又は、現地に来て下さい
4.. 自然を愛する会の分科会案
     里山分科会、魚分科会が出来そうだ。各分科会は、各々独自の日で話し合い、各月の第一水曜日を各分科会の交流会としたい。この案について次回の会合にて意見をまとめたい
5.次回の自然を愛する会
    6月5日(水) 19:30〜21:00
    亀山総合保健福祉センター「あいあい」2F  


 6/21 環境討論の議題について

 5/18 川実地討論について


 
  亀山の自然環境を愛する会」打ち合わせ内容 

2002年3月6日(水) 


1. 3/10環境展(生活環境課主催)協力について
   里山グループ:わら草履作成、紙すきの工程と実演、古代米展示・・・3/7道具運搬、3/9準備、3/10実演
   魚グループ:鈴鹿川手作りマップ、鈴鹿川水系の魚、魚の住む条件、川遊び方、家庭廃水の影響、鈴鹿川清掃・・・3/9ファイル展示、3/10説明
2.「美しい三重の海」維持・創造プロジェクト説明会
「自然を愛する会」の活動は、このプロジェクトのそれの一部を担うのではないか、そうであれば、協力したいとの主旨から藤井明生氏他より説明を聴き、討論した。
説明:三重県庁漁業振興課:藤井明生氏
  目標
伊勢湾をはじめとする閉鎖性水域は、水質浄化が進み難いことから、積極的にその環境を維持、創造していく必要がある。
このプロジェクトは、地域住民、市民グループ、事業者などそれぞれ自ら「魚の立場」に立ち、海や、河川流域の環境の実体、問題点を認識し、それらの情報を一人ひとり共有することによって自発的主体的な行動につなげ、さらにはライフスタイルをも変えるような社会のシステムつくりを目指す中で、環境と共存する、健康に安心の水産物の振興を図ることを目標としている。
 取り組み時期予定
   第1期:2002〜2004年・・・モデル地区(陸域:鈴鹿川、櫛田川3地区 海域:伊勢湾、英虞湾)
   第2期:2005〜2007年・・・三重県全域への展開
   第3期:他県への広がり 
  活動内容(予定)
   陸のエコクリエーター(地域住民、市民グループ、小学生等)
・流域環境の診断
  「魚の目」から見た流域調査
  「海の日」を中心にした流域、海域、海浜清掃活動の推進
  「山・川・海」造成運動の支援
  「魚の目」エコクリエーター会議の設置
    ・環境学習の推進
      小学生による河川の生物分布調査・水質調査
      アマモ場周辺で実際に生態系にふれる海の恵み体験
・流域環境の診断システムの構築
  住民や専門家を交えた「魚の目診断ハンドブック」等の作成
海のエコクリエーター
      省略
出席者意見
    ・改善点など調査した結果、まとめだけで終わってしまわないで、改善実行までを望む
    ・第二名神工事におけるネコギギ調査でも、それだけで終わってしまっているのがある
・調査活動は、協力出来るし、やらねばならないと思っている。予算の面もあるが、この改善実行を期待している
・小学生による調査も「やらされている」という意識では、続かない。川遊び等、体験が先ず必要


参考説明
 1)伊勢湾の現状・・・三重県科学技術振興センター  水野知巳氏
・伊勢湾の海水は3つの層から成り立っている
     表層水(高水温、低塩分の軽い海水)
中層水(外洋水・・・概要から流れ込む海水)
湾内低層水(低水温の重い海水)・・・この層に貧酸素水塊が出来る
   ・貧酸素塊の出来る原因は
     生活廃水・工場排水による固形有機物のヘドロ、また、N(窒素)、P(燐)、C(炭素)、
プランクトン死骸などが海底に堆積する。これを分解するのに大量の酸素を消費するからである
   ・7〜10月に赤潮より厳しい青潮(苦潮)が発生する理由
     強い西風が吹き、表層水が外洋へ出て、底の貧酸素水塊を押し上げるからである。
その時、養魚以外魚は,外洋へ逃げられるが、貝類は、死滅する。赤貝、アサリ、バカ貝などの死がそうである。ヒトデはその時期以外に産卵するので死なない。ヒトデの海になるかもしれない。
寒くなると、外洋から重くなった外洋水が入り込み、この現象が解消する。
これ以上伊勢湾が、汚染すると、上記の現象がひどくなり、死の海になりかねない。今こそ、海・陸の住民が、海、川(山、田畑、川)の環境を真剣に考え、改善していく時期なのだと認識したい

2)三重の川の現状・・・三重県科学技術振興センター  山田浩且氏
・三重県の川は淡水魚の宝庫である。伊勢湾と大阪湾に流れ込む川には、70種以上の種類が居る。
   ・1977年に決められた天然記念物の1種が安楽川に居るネコギギである。
   ・レッドリストに載っている三重県の魚は30種ほど。ハリオなどはいなくなった。
・70種以上の種類の内、海から上って来る魚は、約45種類。しかし、ほとんどが海から10数kmしか上流へ上れないのである。障害は、堰堤である
   ・魚の居なくなる主な理由
      魚の卵を産む所が少ない
      堰堤が出来た
      用水と田が分けられてしまった。また、農閑期には、干されてしまう
      外来魚(ブラックバス、ブルギル、雷魚)が在来魚を食べてしまう
       ブラックバス、ブルギルは捕らえたら、食べるか殺してほしい。皮をとれば美味しい
      川虫が居なくなった(水質、構造)
     これらは、調査項目の参考になる
3.その他、亀山東小学校生各自が1年間の鈴鹿川調査をしていたが、まとめ完了した報告あり。
    詳細は3/21「きらめき亀山21」にて先生より報告していただく予定     ―以上―

 
  亀山の自然環境を愛する会」打ち合わせ内容 

2002年2月6日(水) 
                                
1.第2回きらめき亀山21交流会(2/24)「環境ジャンル」の進め方
(1)第一回で93件の問題点を出されており、これらの解決の方向で進めた方が一歩進むのではないかとの結論となった。
この結果次の項目から選択して・鈴鹿川水系に従来の魚を取り戻すためには魚は自然環境変化のバロメーターの一つ
・池の従来の魚を全滅させつつあるブラックバス、ブルギルを、一定釣り池に隔離したい
・太岡寺の国道1号線分岐点他道路道路や池、川、森からゴミのぽい捨てをやめさせる方法は?
     ・美しい里山、棚田をそのまま残したい
       休耕地や、間伐放置を無くしたい
     ・ゴミのリサイクルでの提案
     ・その他の意見は、書いてもらい、最後に置かれた箱に入れてもらいまとめる
 (2)工程
     ・1.5時間で、まとめまでの工程
     ・従って、3〜4項目に対し1時間の討議、まとめに30分とる
2. 第2回きらめき亀山21交流会での展示
     ・会の紹介・・・1、魚類・・・5、川マップ・・・4分、里山・・・5、写真・・・3
3.亀山環境展(3/10亀山市生活環境課主催)協力
     ・展示・・・2.の展示物+3枚のパネルが増える
     ・紙すき、わら草履の体験・・・教えて下さる経験者は、手伝って下さい
4.今年の実行予定
  (1)鈴鹿川での川歩きによる調査
     ・魚の種類と量       ・水量と水質(川歩き以外も)
     ・堰堤(魚の上れる魚道も) ・川形状でなく水路となっている個所
     ・汚染源          ・川岸林の有無
     ・自然石(藻・水生昆虫も出来れば)
  (2)里山・棚田の維持
・ノボノドリーム梅園・・・11〜12月梅選定指導会(野村幸生氏)花見は今年は無理
     ・紙すき原料の移植、古代米の植付け(坂本棚田周辺)
  (3)講演会・・・3ヶ月に1回程度予定
       第一回:3/19「里山の維持と役割」保健福祉センターあいあいにて19:15より
  (4)イベント・・・夏休みの鈴鹿川遊びに参加・協力、棚田のあがり祭り協力、鈴鹿川清掃参加
  (5)ブラックバス・ブルギル対策池の可能性調査

                               ―以上―

 
  「鈴鹿川流域の環境展」に参加
1月26日イオン鈴鹿ショッピングセンターでのイベントに「環境分科会の活動」「亀山えーとこ気付き運動」の2テーマで出展参加、他にも亀山周辺から茶茶の会、新日本婦人の会、愛里寿、亀の会が参加しました。
 
  2002年1/16「亀山の自然環境を愛する会」議事録

1. 第2回市民交流会「きらめき亀山21」開催について
  メインテーマ
        みんなで語ろう「みんなのために」
実行委員               
    委員長:古市 修          会計:小菅 まみ 
    書 記:山崎 佐代子           木下 喜代子
  開催日時   平成14年2月24日    13:00〜16:00頃
  場 所    青少年研修センター
  ジャンル   教育、福祉、ぶんか・歴史、環境、地域の活性化、健康・スポーツ
  各団体・グループの展示・・・模造紙2〜3枚程度が原則だが、グループの数から6枚程度になる
  各団体・グループの紹介・・・ふるさとを興す会、清友会を紹介する
2.この会の環境展示内容
  ・1/19〜1/26の鈴鹿川流域の環境展(鈴鹿市ベルシテイ)
    鈴鹿川水系の魚の種類と住める条件が中心
・2/24 第2回「きらめき亀山21」(青少年研修センター)
    鈴鹿川水系の魚の種類と住める条件、古代米の紹介と生産、和紙の原木の育成について
・3/10 環境イベント(総合環境センター)
    鈴鹿川水系の魚の種類と住める条件、古代米の紹介と生産・試食、和紙の原木の育成と和紙作り
3.今年の計画・・・里山・棚田・梅園、池・川、不法投棄、リサイクルなど
 ・1〜12月の活動内容・・・イベント、教育(学習と教授)、調査・提案など
   鈴鹿川流域の環境展(鈴鹿市ベルシテイ)での展示・・・1月
   第2回「きらめき亀山21」(青少年研修センター)での展示・・・2月
   梅園見学(ノボノドリームクラブ)・・・2〜3月
   和紙原木見学・・・2〜3月
環境イベント(総合環境センター)での展示・実演・・・3月
   講演:野生動植物の保護について・・・3月   
坂本棚田イベント参加・・・6月
清友会イベント(川遊び)参加・・・7月
鈴鹿・亀山鈴鹿川流域生活創造圏イベント(鈴鹿川遊び)協力・・・8月
川歩き(鈴鹿・安楽川)による生物調査・・・6〜10月頃
ブラックバス、ブルーギル駆除:モデル的に1〜2個所の溜池にて・・・9〜10月
山林改善の実体見学(諸戸林業)・・・10〜11月
川のあり方見学(川島河川公園)・・・?月
   その他:和紙原木林の植林、古代米の生産と商品化、道路・河川のゴミ投棄対策
    アユ遡上環境改善に向けた関係者会議
環境教育への協力他
4.分科会の名称変更
   従来の「めざせエコ市民  亀山の自然環境を考える分科会」を
    
「亀山の自然環境を愛する会」に1/16より名称変更する

5.その他
  ・ふるさとを興す会での和紙原木の移植、和紙製造体験の協力依頼
  ・天然記念物「ネコギギ」等が住める為の自然石を安楽トンネルより取り出して
   生息場所に置けないだろうか

次回会合
    日 時:2月6日(水) PM.7:30より
    場 所:亀山市総合保健福祉センター「あいあい」2F研修室にて 
    議 題:2/24イベントの展示・紹介内容確認
計画の具体的活動の打ち合わせ     
     
 
 
  11/7 環境分科会報告他

1.「第3回鈴鹿川のアユを考える研究会」にて

 <多自然型川造り>について、三重県 河川課長 柴原さん、課長補佐 久世さんに講演して頂いた。
   ・河川法改正の流れについて
1896年   治水を中心とした近代河川制度の誕生
1964年  治水・利水の体系的な制度の整備
1997年 治水・利水・環境の総合的な制度の整備
       河川環境の整備と保全
       地域の意見を反映した河川整備の計画制度の導入
・多自然型川づくり
     定義:河川が本来有している生物の良好な生育環境に配慮し、あわせて美しい自然風景を保全あるいは創出する事業を実施すること
     目標:多自然型川づくりは「豊かな自然の保全と再生・創出」、「美しい風景と保全と創出」、「川らしい川づくり」
     考え方:多自然型川づくりは、自然の川の姿を手本とし、治水上の安全性を確保したうえで、自然豊かな水辺の創造を図るものです
(1)多様性の豊かな環境条件を創出する
(2)自然のダイナミズムをできるだけ許容する
(3)水と緑のネットワークにより生態系の孤立化を避ける
     注目は、これからの河川工事は治水、利水に環境配慮がプラスされた事である。我々、子供・孫たちの生命に関わる水を左右する魚を知らない時代を迎えないよう、川を皆で観察、考え、多自然型川の実現をしょう
少なくともこれからの堰堤(段差のあるダム)建設には、適応した魚道があるか見守っていこうなど、多数の意見が出された
出席者は市民、県、北勢県民局、市生活環境の人達26名で、率直な意見が出された。

 2.きらめき亀山21分科会紹介

・10/28 亀山市自治会連合会実践交流会
・11/3 生涯学習フェステイバル
  
 3..亀山東小学校にて4年生のみなさんと11/13鈴鹿川の魚を中心に自然環境、遊びについて交流した。熱心な態度に感謝
次回分科会
      日 時  12月5日(水)  19:30〜21:00
      場 所  亀山総合保健センター「あいあい」2F研修室
      テーマ 「今年一年間の活動ふり返りと来年の活動計画」について話し合い
     2002年1月のイベントの打ち合わせもあるので是非出席下さい 
 
  10/3 環境分科会内容        きらめき亀山21
                            「亀山も自然環境を考える」分科会
1.川の魚道改善・設置要望関係
  野登地区自治会より北勢県民局へ提出された。
  10/13:川崎地区、10/28:自治会連合会にて説明予定
2.川歩きについて
  先ず鈴鹿川を中心として、川の環境の維持、改善のため、堰堤(側水路を含む)、水質、水量、葦等の状況の観察を目的とする
 第一回:9/30
  雨のため、第一、第二頭首工、野村堰堤を見学。また、第一頭首工すぐ上流の支流合流点を見る
   ・第一・第二頭首工:現魚道では落差が1.5m以上の所もあり水量が多いにも拘らず
    (鈴鹿市)    魚は上れない
             利水の高さまで魚道の堰堤高さを下げたい
             左岸にも付けて、魚本来の習性で上らせたい
             魚道はJ字型式、棚田式、全面傾斜が考えられる
   ・野村堰堤(亀山市):J字型式になっており魚道としてうまく機能している
   ・第一頭首工すぐ上流の水路:雨水で増水しているにも拘らず、油が浮き、その汚水は、明らかに鈴鹿川の汚染に関係していると思える
3.鈴鹿川周辺の清掃について
  鈴鹿・亀山生活創造圏ビジョン推進会議より清掃要請がきている
       日時:11月18日 AM 9.00〜10.00頃
       場所:神戸大橋より上流国道1号線までの左岸中心(右岸名阪道橋梁下含む)  (鈴鹿市も別場所−庄野橋〜定五郎橋付近―にて開催)
4.里山について
・第二名神高速道亀山地区トンネル見学結果を写真とパンフレットで報告
     地元の人達の魚、山野草保護のご苦労がわかる。完成後の里山造り、生物の保護に協力していきたい
・里山候補地の意見
     官林(国・県・市林)や地主さんで里山整備として、貸用OKの所を募ろう
・10/21、11/3、4の展示物(販売物含む)について
     古代米など試植したが、小粒など現在米と異なり、脱穀、精米は手製になる。出来ても展示のみになるだろう
5.その他
・川底の研究議義開催について:次回に知識者にして頂く
・分科会開催日について:毎月第一水曜日(祭日時は別途)PM.7時30分より    亀山総合福祉保健センター「あいあい」研修室(2階)で行うことに決定
次回(11月7日)討論内容
     川底の構造、重要性の話(講演)
     川歩きのまとめ、里山産物について、その他
                                   ―以上―
 
 
 
「亀山の自然環境を考える」環境分科会
9月4日環境分科会報告   

―環境分科会の今後の進め方について話し合ったー 
  
議題1.「川・池・棚田・公園などに亀山本来の魚を戻したい」
   <川>
・鈴鹿川・安楽川にアユを中心とした回遊魚を上らせるため、阻害している頭首工や堰堤に、魚道の設置や改善をしたい
市・県民の活動  魚道の重要性と必要性の認識、行政に魚道の推奨構造など具体的提案、自治会や議員、団体などにも提言
行政(市・県)の活動
        市・県民の提言、提案、要望に対する具体的実現を目指す

   <池>
・本来の魚類を絶滅させる外来種のブラックバス・ブルギルを隔離したい       
・メダカ、エビ、モロコ、ドジョウなどの小魚や水生昆虫のいる小池を増やしたい
  議題2.「里山の自然を考える」
   <棚田> 坂本棚田の維持が里山環境を守る第一歩
・休耕地をどう利用していくか考える
   代替農作物・植物、学習場などに転換可能かなど
・棚田施設の設置・改善 
       トイレ、高台、駐車場の設置。電柱移動(景観改善)
    ・地元のメリットを考える 
       棚田ブランド農作物・工芸品の創造(ノボノ梅園も同じ)
       オーナー制度の可能性
       市・県外の人達の体験教育場
       継続した市民の楽しみながらの奉仕活動
   <ノボノ梅園> 休耕地利用オーナー制度の梅園経営に学ぶ
・環境維持・改善は増えつつある休耕地の再活性とその農産物の需要にある
   この経営を学び、伝達し休耕地の減少を防ぎたい
 棚田、梅園維持のためにも「この場に行けば、亀山特産物がある」という販売基地が望まれる 
  <里山整備> 市民が生物観察に入れる里山として、候補地を決め、整備したい
・先ずは、候補地を決めたい
 議題3. 亀山道路、ゴミ無し第一号を皆でめざしませんか
・残念ながら、モラル期待から監視の時期に来ている。先ず太岡寺の国道1号線
   分岐点に声だしセンサーを付けてもらい、駄目なら、市民―行政で監視したい 
 議題4. その他
・鈴鹿川の実体観察・・・河口より関までの川の主要点に入り、構造、生物、水量などを3〜4日かけて観察します。(予定は、9/23,9/30,10/6,10/14)
   同行したい人は連絡下さい(05958-2-5638 浅田)
・棚田の休耕地見学
・調査・・・魚、水生昆虫、水生植物、水質
・知識・・・報告書、経験者の講演、小〜高校生や先生方の研究テーマ発表会出席
・イベント・・・夏休み親子川遊び教室参加や、計画
・2002年梅の咲く頃、ノボノ梅園と坂本棚田見学

 次回環境分科会
  日時 10月3日  19時30分〜21時00分頃
 場 所 亀山総合保健福祉センター「あいあい」研修室

 議 題    川実体観察について・・・中間話と川のありかた談義
        里山候補地と進め方 
        その他
  

 亀山の自然に関心のある方は、お気軽に参加して、意見を言って下さい

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                      2001.9.4 きらめき亀山21
分科会今後の進め方                    環境分科会

議題1. 川・池・棚田・庭園などに亀山本来の魚を取り戻したい
  <川>
・鈴鹿川・安楽川に回遊魚を上らせるため、第一・第二・井尻頭首工魚道を改善又は設定したい
       
市・県民の活動
         魚道の重要性と必要性の認識・・・水質、関連生物、心の癒し等環境条件
         魚道の有り方の具体的提案(長期維持の提案や規制・魚の修正経験など)
         議員、自治会などへの提言
       
行政(市・県)の活動
         市・県民提言に対する自己活動・国への提言にて具体的実現を目指す

・調べる
     
   魚、水生昆虫・植物の調査・・・場所・時期・量

   水質・・・場所・時期・測定項目・測定機関と測定金額

・学ぶ
報告・・・知識・経験者の講演

学校関係者の報告・・・小〜高校生や先生方の研究テーマ発表会

・イベント
   夏休み親子魚採り教室・・・鈴鹿川・安楽川での実施(清友会・県民局・高校生を含む経験者)
<池>
・ブラックバス、ブルギル(いずれも外来種)の隔離をしたい・・・池地主との交渉
   本来の小魚の住む、そしてトンボが飛び、水鳥が浮かぶ池にしたい

・メダカ、エビ、モロコ、ドジョウなど小魚のいる池を個々かしこに造りたい
   公園・学校・寺・神社・個人宅の庭のどこにも見られる
   棚田・水田・畑の側水路、水溜りにも見られる
   休耕地にも利用したい
亀山の自然アピールの一つとして「アユとメダカの居る町」もよいではないか
議題2. 里山の自然を考える
 <棚田> 坂本棚田を中心とした棚田を守りたい
棚田の維持が里山環境を考える第一歩
 
・休耕地を無くしたい・・・どう利用をしていくか
    かわる農作物・・・水生作物(例えばワサビ、蓮)、花栽培他
    花園の作成
    学習の場となるか
    
・棚田の観光施設
    トイレ、高台、駐車場の設置、電柱の移動・・・行政で申請中

・地元のメリット
    棚田ブランド農作物の販売・・例えば「森林浴と清流で育った棚田米」                  
                    「9種の古代米」等
オーナ制度の可能性・・・・維持管理問題
               1区画の農地の広さ
    体験教育の場・・・農作物と森林体験の場
             市、県外の学生を対象

・ボランテイア活動と学習
    棚田側面水路の整備と生物探索・・・維持管理の継続が必要

  <ノボノ梅園> 休耕地利用オーナー制度による農業経営

    ・環境維持・改善は増えつつある休耕地の整備と自地農産物の購入・他地拡販
    この事業が成功するのを分科会はどう学び、伝達すべきか

いずれも「ここに行けば、亀山特産物がある」という農産物の販売基地が望まれる
   例えば「あいあい」、サンシャインパーク、道の駅など人の集まる場所
  
  <里山> 市民が入れる里山として、候補地を決めて、整備する
       先ずは、候補地を決めたい

議題3. 道路のゴミ問題

    ・亀山が最初の道路ゴミ0の町にしたい
モラル期待から市民・行政監視によるハード取締りの時期が来たのでは?

議題4. その他

・ 鈴鹿川の実体観察・・・川の主要点に入り川の実体を3〜4日かけて実感する
(9/23より)
・ 棚田の休耕地見学
・ その他  

                               

 
  6月8日の分科会打ち合わせ内容                    2001.6.8
1. 5/13の棚田・梅園の見学結果の再報告    きらめき亀山21 環境分科会
     棚田について
・棚田に関心をもった人が多い
      ・今後とも維持したい
        そのためには、一般市民も協力していきたい
        子供達の体験教育の場としたい
        地元のメリットになることも必要
        トイレ、交通手段など、行政協力もお願いしたい
     ノボノ梅園について
・荒廃地に維持の難しいオーナー制度を確立された事の関心が大きい
・採算のとれるように、作物の種類、販売方法、市民と行政の協力体制を写真は棚田野上がり祭り
どうするかは今後の課題
2.棚田・梅園の今後の活動について
     棚田について
・6/3のイベント結果を星合棚田保存会長より報告
   1500人あまりの集まりで棚田の関心の大きさに感動した
   予定より多い5臼で餅つきをした。行政の予算で材料費などの運営はできた。非常に疲れたが満足感がある
地元は強制でなく、全体で参加した
   ボランテイア、きらめき亀山21、行政等々のご協力に感謝します
   地元としてはこのイベントを今後対応していきたい
・秋のイベントについて・・・地元と一般市民、行政との話し合いが前提であるが
6/3のような大規模のものは、出来ない
   花の咲く植物を植えるイベントは?
     棚田のメイン側道などに出来るかもしれない。棚田の石垣などは、側道の実績を見た上で判断したい
   収穫祭は稲刈り時期が早いため、今年は、無理
・棚田の美観と減反・転作問題
   国の決めた棚田であり、例外を認める様、行政より交渉出来ないか
     梅園について
・梅の選定時期・・・11〜12月   梅の選定講習会を現地で行う計画
・花見の時期・・・2月末〜3月中頃 初めて花を咲かすので、見学しましょう
  
3.「鈴鹿川のアユを考える研究会」
      「川本来の魚を取り戻す」目標に関係する下流に居るアユを上らせる方法を
      考える会を開くことにしました。川の魚、環境に関心ある方は是非ご出席
下さい(詳細:パンフレット
開催日時:7月3日(火)       19:30〜
開催場所:亀山市総合保健福祉センター  2F 研修室  
 
  5月13日ノボノドリームクラブ梅園見学アンケート回答・意見
2001.5.21
                   きらめき亀山21 環境分科会
 次の項目を中心に見学者全員に自由に書いて頂いた
1.オーナー制度についてどう考えますか?
2.休耕農地を少なくし、農地を将来も維持していくためには
2.1亀山産農作物自給率の向上させるには?
2.2農地活性へ若者が参画意欲を持つには?
2.3その他維持・活性のための意見を書いて下さい 
3.その他

1について
・この様な型式は非常に面白い試みと思われるし、休耕地や畑を利用向上させる
上で大変意義があると思う。
  梅以外の品種についても、いろいろ試みを起こせると思う。
 ジャガイモやサツマイモの様な作物でも、関心を持って参加してもらえる可能
性も充分期待出来ると思う。
 ・ユニークで面白いアイデアです。機会あれば、協力したい。
 ・今後の農業に求められる方向性だと考える。ぜひ頑張って下さい。
 ・大変すばらしいアイデアですね。この先は、幅広く市民に知ってもらうことを
   考えていかねばならないと思う。
 ・梅とシソの組み合わせ栽培は面白く考えましたね。
・果樹の種類を増やして選べるようにしてはどうか。
・いい制度を利用していると思う。
・収穫物が自家消費を超える場合、余剰物の販売まで考慮してくれることは検討
 されますか。
 ・このオーナー制度の確立した後の見学であるからすばらしい制度と思う。
 目的が環境対策のみなら、ボランテイア的活動となるが、採算を配慮した経
営農業なので、システム構築までの配慮・労力は大変だったろう。
借地となると、地権者の理解も必要だし、行政は実行メンバーとの中に入り、
調整と財政支援などを積極的にやってほしい。
 ・契約期間後の配慮も必要ですね。オーナーの権利破棄、その収穫物の利用法等。
2について
2.1について
 ・亀山産物を積極的に街の店に卸すか、専門店を持つ。食堂を持つ。
・亀山産物を使った加工品を作る。そして、安全文化村や、茶気茶気とタイ
アップする。
・加工品のコンクールでユニーク・優秀作品を作る。市、県で実績が出れば、
  ITでの全国販売
・有機無農薬野菜で信頼性のある作物を作る。
・山地:清流を利用出来る農産物、山菜、観賞植物の栽培
  平地:観光を兼ねた果物の栽培と現地販売・・・もぎとり販売
2.2について
 ・農業で採算のとれる仕組みを考える
・営農形態の改善、労力の削減、収入の安定
・栽培形態の近代化(例えば水生栽培)
・古い考え方を改めて、今の時代に合ったような仕事が出来るようにする。
・農業関係の交流を活発化し、短・中・長期の農業ビジョンをたてる。
   例えば、農業、茶、肥料生産の若者達
  3.3について
・光農園などは?・・・ブルーベリー、ハーブなど
・農地を貸して、花木栽培の指導を受けられるシステムを作る。
子供達の活動(総合学習)に役立てる。
その他
・いつかラジオで聞いたが、そこは町なので、可能と思われるが、掲示板を
  を作り、市民が希望事項を書き込み、回答はまた自分で見に行くか、役場
の人に問い合わせをする。大変便利だということで、好評ということを覚
えている

以上提出アンケート回答・意見を(誤字、難解語句修正、敬語略を除き)原文の
まま、転記しました。




 
  5月13日坂本棚田見学アンケート回答・意見  2001.5.21
                  きらめき亀山21 環境分科会
次の項目を中心に見学者全員に自由に書いて頂いた  
1.棚田のよかった点、改善点
2.水中の魚、虫類を何種見ましたか
3.何種の鳥の声を聞きましたか
4.六月に棚田でイベントを計画しています
  どのような事をしてもらいたいですか
5.棚田を将来も維持していくためには
5.1多くの見学者の維持には?
5.2棚田保存へ若者が参画意欲を持つには?
5.3その他維持・活性のための意見を書いて下さい

1について
よかった点
・里山の減少が叫ばれている中、この様なのどかな風景が残されているのを見て、
自然の大切さを再認識させられた。
・こんな近くに、自然豊かな棚田があり大変嬉しい。
・先人の知恵、手つかずの自然が色濃く残っているところ。
・自然の雄大さ、のどかさは、すばらしいですね。
・自然の草花、人工的でない溝、美しい水。
・アザミ、レンゲ、その他黄色い花々など野の花が咲いている。
・日本の原風景のようなところで、癒される。
・この風景を珍しいと思う人は、都会には大勢いると思う。
・素晴らしい自然の中で、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
・棚田の航空写真と今の現状を見ると維持していく大変さを感じ私達の出来る事
って何・・・?と考えさせられた。
・棚田の良いところは、生活が見える点だと思う。これは自然環境の一つと考える
べきか、人間の伝統文化の伝承と考えるべきと思う。
・用水路において、自然の地形状態を活かした点が見られ感動した。しかし、その
  維持管理を行っている方々には、相当な苦労が感じられる。希望としては、今
の形態を維持して頂きたい。
・広大な範囲の石積、屋敷の構造も棚田と調和している。
・4月末に来た時は、レンゲの花が絨毯(じゅうたん)状に段々に彩られ美しかっ
たのが印象に残る。
  今日は、休耕田や、稲以外の別作物が植えられているのが目立ち景観に劣る点
で淋しいものを感じた。
・3月中頃、梅が満開、フキノトウも咲き、イノシシ防止のトタンの列ともうまく
調和し棚田の景観を添えている。・空気がおいしく感じる
・ その他、ながめが良い。あまり見たことが無い風景。自然を実感など6件

提案・改善点など
・休耕地が所々見受けられる。
・休耕地が昨年より多くなっているのが心配。
  亀山市民として保存について、地元の方々と考えていきたい。
・荒れたイメージの田があるのは、残念。
・休耕地にレンゲを植えて養蜂に活用していただいては。
・あぜ道に花の咲く野草を植えたらどうか
  レンゲで飾ればどうか。
  春はタンポポ・レンゲで、秋は彼岸花で、メイン道路はコスモスで。
・あぜ道の雑草が多少多いように感じる。高齢者が多くこれ以上の手入れは無理か。
・雑草をどうすればよいか?。私達でお手伝いできるのでは・・・。
・棚田側面(東側)の工事現場の土は見苦しい
・第二名神の工事による赤土、橋脚による自然景観の破壊、完成後のばい煙による
汚染は、静観しかないのだろうか。
・民家から出る生活排水と、水田のための用水を分離させねばならない。農業集落
  排水が万全だとは、思えない。
・駐車場の確保が大変である(特にイベントの際)。
・駐車場の整理とそこまでの道路整備はどうでしょう。
・トイレは確保必要。
・魚の姿を見る場所があればよい。
・棚田を見下ろせる休憩を兼ねた展望台は魅力を増加させる。
・電柱が中央にあるが、側道に寄せれば景観は良くなる
・工作所の色栄えを棚田と調和する。(白が目立ち過ぎる)

2について
・昆虫だけでも数十種種見られた。
   クロアゲハ、ジャコウアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ルリシジミ、
   ヤマトシジミ、ベニシジミ、カワトンボ、イトトンボ、スジグロチョウ、テン
トウムシ、ニユジウヤテントウなど。
・1〜6種との答えが多かった。
   カエル、ヤモリ、サワガニ、トンボ、チョウ、スズメバチの死骸。
   クモ、アリ、アメンボウ、ミズスマシ、ハエ。
・魚はいなかった。メダカや小魚を見たい。
 ・蛍やカブト、クワガタなどを見たい。

3について
 ・5〜6種が最も多く聞こえた人で、大部分の人は、1〜3種の声でした。
  中には聞こえなかった人もいました。鴬、カッコウの名前があった。

4について
 ・写真の撮影会と棚田で収穫された米を使った昼食会の実施
    イノシシ、鹿汁などもつけられたら面白い
・その場の食べ物・・・甘酒、草もち、おむすび、焼きソバ
・蛍の鑑賞会、メダカ・ドジョウ掬い、イナゴ狩、タニシ取り、山野草栽培。  
 ・名産の販売
    笹茶、坂本産の新茶、イバラモチ、伝統または特産菓子、漬物、山菜。
 ・餅つきの他に、市民団体へ呼びかけをして、野菜などの販売も良いのでは。
・昔ながらの味噌作り、ワラ仕事実習、あるいは昔話の場など、地域の方が中心
となれる行事。これをお手伝い出来る他の市民団体のまきこみも大切。
・芋煮会
   岩手名物の芋煮をする。
・亀山市民の趣味、得意技による作品紹介と販売
    例えば、飾り手毬、竹細工、陶器、カバン、手芸品、盆栽、絵画等など。
 ・伝統芸術紹介
    例えば、池山のカンコ踊り、太鼓、踊り、その他の楽器演奏。
・演奏(亀山の会、会社)、踊り(亀山住人・会社ブラジル人によるサンバ等)
・棚田コンサート・・・月見の頃など、クラッシック、ワールドミュージック、
    アジアミュージックなど。
 ・棚田美術館・・・ 棚田の畔を利用して写真や、絵を展示する。
 ・矢原川へのツアー等歴史を辿る会。
 ・田植え・稲刈りイベント、畑仕事による体験希望・・・生徒さん  4件
 ・田植え・稲刈りイベント
   子供達が参加できるボランテイアを通して自然を感じさせたい。
・ウオークラリー・・・生物探し
・棚田保存についてのパネルデイスカッション

5について
 5.1について
  ・多くの人に先ず知って頂く。
・棚田を一望できる場所の確保。絶対必要です。
・案内看板や休憩所の設置は不可欠。
・PR・・・坂本棚田を中心とした「棚田百選」などの魅力PR紙配布
    棚田の魅力と必要性(例:写真を使って・・・百五銀行パンフレット)
・東海道自然歩道の一つとして見学する。
  ・子供達の学習・体験の場とする。
  ・一般市民に水田体験を募集する。
・都市部(他市、他県でもよい)の子供達の夏休みに短期の自然体験を受け入
れる。
     田植え、稲刈りもメデイア募集してはどうか。
・体験などは、地元の迷惑にならないシステムを考え試行錯誤実行改善。
・自然鑑賞会を何度もしょう。
・自然食品の開発、紹介、普及(専門家を入れる)
・自然、健康造りのエリヤとして亀山のモデル地区とする。
・春は稲、秋は彼岸花等四季を通じて、棚田を中心に見られるものが有る事。
     ホタル、魚、昆虫も然り(トンボ、小魚、水生生き物の居る池 )
・あぜ道・・・タンポポ、彼岸花、レンゲ、菖蒲、コスモスなど目に受ける自然
植物を咲かせる。
・メインあぜ道・・・桜(時間を持たせるための種類の配慮)、モクレン、アジ
  サイ、コスモス、ハナミズキ、紅葉等。
  ・ボランテイアによる案内人を募る。
  ・トイレ・駐車場の設置。
  ・積極的にイベントや特産物の開発。 
  ・坂本維持のため入り口で100円程度のふたんの掛からない寄付金を取れば   
     よいのでは。
・足・・・坂本まで時間・運賃などの便宜を考える
      バス:平日・・・1時間に1本はほしい
         観光季節・・・30分に 〃
      タクシー・・・料金配慮  例えば30%引き等
           観光メニュウの導入
      ボランテイア活動では?
・PR・・・亀山観光案内地図に載せる
      これを、駅・観光案内所・保養所・ホテル・市施設に置く
      道案内道路標識
・棚田休耕地の他府県からの移住募集
 5.2について
・学校のカリキュラムの中に棚田での体験学習を組む。
  ・学校とのタイアップにより可能と思う。
・地域の若者が集まる機会に行政との話し合い、他の地域の棚田に思いを持
つ若者との接触をさせてゆく。
  ・見学者が増え、興味・関心を持つ人の増加がやはり不可欠。
  ・仙ケ岳、野登山へのハイキングルートの起点としてPRしては。
 5.3について
  ・オーナー制は、地域の気持ちを大切にして充分話し合う必要がある。他の
     地域のものが、軽々しくオーナー制と言うのは、考えものだと思う。
 本来の棚田を市で守るならば、地域の人が守り易いよう経済面におい
ても、行政は力を入れてほしい。
棚田中心のイベントを皆でやりましょう。春は鴬の声が聞けて、閑かな自
然を中心に田植え祭り、野あがり祭り、邪魔になるのは判るが、子供
や一般の方を募って、田植えをする市民団体の力をかりましょう。
市内の他の地域との田植えの時期をずらし、一番忙しい時期を少しずつ
ずらしたらどうでしょうか。
学校の授業の一環に一校一枚当てたりはどうでしょうか。
市民団体、地域の方、行政、学校の先生など、バランスを持って、ノウ
ハウを持った方を集め話合いましょう。きらめき亀山も力を入れたいで
すね。夏に蛍祭りもいいですね。
・棚田を支えるのは、その生活を守ることであり、環境だけを守るのとは基本
     的に異なるものと感じます。
棚田を支える一つは、棚田の生産物である米を、棚田を支えられるだけの値
段で購入しようということではないでしょうか。
今、米は私達スーパーなどで買っていますが、この地域を守ろうという人達が
  一人一年分60〜70Kgの収穫なので、3000円/10Kgとして、18000〜
  21000円として、これで、棚田を維持出来るとは到底思えない。少なくと
も2倍はかけて作られているのではなかろうか。
・行政に政策を希望するのはナンセンスだと思う。
地域で昔から生活習慣にある食べ物を探して、イベントなどで提供しながら
地域の人にはこんなことが、地域外の人にはそんなに評価されるのかという
ことに気付いて頂いて、この地域にあった特産品をあったものから見つけ出
すことが大切ではないだろうか。(最近気になるのは、特産品作りが全国何
処でも金太郎飴状態になってしまっていることです。)
・皆で協力していけば、色んな面でクリアー出来ると思う。
・田を守るには、水が何処から来て、何処へ行くのかを皆で勉強してみてはどう
か。
・イベントなどの時に企業の協賛金をもらえないか。
・棚田付近の動植物の中には、希少価値のある絶滅種も含まれると聞いている。
大切な地域を地元だけに抱え込まず市民全体の問題として捉えていく運動
展開が必要だと思う。
上記の動植物(モリアオガエル等)の生態系を考えながら地主の人の協力
を得ながら、後世へ伝えていく手法を皆で考えられればと思う。   
  ・棚田維持には行政の補助が必要である。
  ・行政の対応が保守的過ぎる。「棚田100選」に推薦しておきながら保存維持
 に、こう消極的態度であれば、市民が保存活動へのアイデアを出しても、
 地元住民が、かえって迷惑というか・・・、それなら初めから推薦しなけれ
ば良かったではないか。
もっと、地元の特に若い人の本音を聞かせてほしい。
・見学後の話し合いの時、行政との感覚の違いを感じた。私達市民は、色々
    な事で協力出来る事が有る様に思う。
・生活の場と絵や写真あるいは観光という場を共存共生させることをどうする
か。
景観保存ということであれば、地元だけでは維持は極めて困難。補助
事業として行政による積極的施策と、それを補うものとして、オーナー田
季節ごとの行事観光による収益が考えられる。
棚田そのものの保存というのであれば、また後継者が喜んで住める生活地
区にするには、例えば、作物の耕作による農業、大分県竹田市九重野地
区のように集落協同で全体の農業を続ける(中山間地等直接支払い制度)
などの検討はどうだろうか。
地区振興策の例として、今日紹介のあった熊笹茶等生産物を亀山街中の店
へ卸すとか、専門店を街中の空き店舗を利用して開店するとかは、どうだ
ろうか。
  
 以上提出アンケート回答・意見を(誤字、難解語句修正、敬語略を除き)原文の
 まま、転記しました。


 

坂本棚田、のぼの梅林見学に多数の参加(5月13日)

坂本棚田、のぼのドリームクラブ梅林見学
5月13日交流会「きらめき亀山21」の環境分科会の目標のひとつ「里山・棚田・森林の美しさを守る」を進めるため、坂本棚田、のぼ野ドリームクラブ梅林を保存会、クラブの方々の案内で見学した。
見学者は交流会メンバー、中部中学校自然科学部の先生・生徒、一般市民、商工農林課・市民・環境の行政の人達で30数名だった。
棚田では深緑の山々を背景にした水の入った広大な棚田を歩き、その美しさと、保存会の人達の努力を実感した。
写真は中学生も参加した坂本棚田見学会

その後保存会の方々と棚田維持、棚田でのイベント希望などの、積極的な意見交換とアンケートを
提出した。保存会、見学者とも「この棚田を後生まで残すため努力したい」が一致した雰囲気であった。

写真はのぼの梅林で説明を聞く参加者 梅林では一町歩の荒れた休耕地を整備し、梅の木が植えられている。昨年の発足であるが新緑の新芽が映え、周りの茶園、サツキ園とのバランスも見事である。
この梅林の梅は一本オーナー制をとっており、申し込み多く既に完売とのこと。
これからの農業・林業の進め方に一石を投じた例になればとのリーダー談であった。
成長して、花の咲く頃には亀山の梅の名所となることだろう。
終わりにオーナー制度、休耕地の減少策についてアンケートを提出した。

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ふるさとの魚を考える

5月16日の環境部会ではふるさとの魚を考えるというテーマでこの問題に造詣の深い桜井好基さんから話をうかがいました。
 鈴鹿川の環境変化として魚が少なくなってきておりその原因として表流水が減り淵がなくなったこと。
 農業用ダム(頭首工)の魚道が不完全で魚の上流への移動が困難になったこと。
また池ではブラックバス等の外来種の繁殖で在来種に著しい減少がおこっている等。
 今後の視点として魚道の確保と整備、山林の保水力アップのため広葉樹林の植林、小川の回復が必要だとの説明がありました。

 

4月12日の環境分科会 行政担当からの説明を聴く


4月12日の環境分科会は棚田と梅林の見学会に備え棚田保存会関係者、梅林活性会さらに行政から商工農林課、生活環境課の出席も得られた。
商工農林課からは棚田保存会と近日中に開催するイベント、棚田の将来像について説明された。
生活環境課からは分科会で問題となった1号線大岡寺付近の道路沿いのゴミのポイ捨てについての過去の関係当局との折衝状況、清掃状況、問題点について説明がなされた。
また調査資料「亀山の自然」の紹介があった。

5月13日 (日)   
棚田と梅園見学会  
 集合   9時30分  農村公園  生活改善センター 坂本集会所
終了後のぼのウメ公園に移動
解散 12時30分頃予定 

 

2001/3/16  19:30〜 市役所にて環境分科会

棚田と市民オーナ制の梅林を見に行こう! 環境分科会
3月16日の環境部会定例会は坂本の棚田保存会関係者も出席して開かれた。また亀山の農業を考え食糧を亀山としてどう守るかの提案や市民農園構想にも及んだ。  
棚田と市民オーナー制の梅林の現地を見る計画をたてた。

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