亀山の自然環境を愛する会
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亀山市総合環境センター
マッホ−亀山へ
  2007.12/5「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.小・中学校関係環境教育協力
1.1神戸小学校(鈴鹿市)
@.鈴鹿川上流〜下流の魚について説明会 11/2 神戸小学校5年生 13.50〜14.50
@上流、中流、下流の特徴と魚の種類   A魚が棲む条件
B魚の居場所と採取法          C魚の泳ぎの比較
D外来魚のブラックバス(オオクチバス)、ブルーギルの弊害
E水槽での飼育の注意          F鈴鹿川にアユはいる。魚道の役目
  G言葉の違い…川の水での「きれい」と「美しい」、魚の「縦」と「横」の模様
  H川環境に対して私たちが出きること
A.文化祭の準備と発表アシスト 11/16−11/17
@ 水槽と鈴鹿川の魚11種展示   A上流から下流までのパネル展示
B 生き物の塗り絵         C子供たちの企画展示その他の説明アシスト
子供たちの父兄に対する説明は意欲的で期待どうりであった。
  1.2川崎小学校グリーンフレン「自然グループ」11/7 13.30−15.30 ノボノ橋付近安楽川体験
    川の水温も低いため教室での説明準備をしていったが、新メンバーに2/3代わり、強い要望
    で安楽川に入りタモにて生き物採取した。スジエビ、ヨシノボリとオイカワの稚魚が中心で
あったが、ノボノ神社より流れ込む1.2m巾小川にモンドリ仕掛けを1時間したところ、約
50匹/1モンドリ入り、6匹のタモロコ以外すべてタカハヤであった。その一部と群生する
クロモを小学校の水槽に入れて飼育観察することにした。
  1.3川崎小学校の樹木の名称調査 11/19 9.00−12.00
    校長先生の要望で調査することになった。平田さんの呼びかけで、植物に詳しい大井さん、
    福永さんの教授で73種の木々に名をつけた。
  1.4西小学校にて鈴鹿川魚と自然環境パネル展示  11/19
  先生方の要望で、地域の人にあらゆる分野の活動内容など紹介展示することになりトップ
バッターとして我々の会となった。12/15頃までの約1月展示する。子供たちの関心は強い。
  1.5青少年科学の祭典に出展 11/10 8.00−16.00 青少年研修センター
    坂本和紙愛好会と共同で出展して今年で3回目となる。愛好会は和紙立体絵画作品作り、自然
    環境を愛する会は鈴鹿川の魚たちの展示とイモリ、ザリガニ、サワガニを持つ体験、ブラック
バス・ブルーギルの弊害を訴えた。二会の展示・実演は毎年人気があり、やりがいがある。
2.地球温暖化防止運動関係 
2.1 電気使用量減少エコポイント取得PR 11/5 15.00−17.00みずほ台マックスバリュウ
2.2 「エコ&みえ子ども温暖化防止会議」に参加とPR 12/1 9.00−16.00 三重県文化会館 
[U]連絡事項
1. 12/5 川崎小学校 グリーンフレンド 13.30−  安楽川周辺の植物の新芽調査
2. 12/9 「川づくりみえ会議」研修会・懇親会 14.00〜 津アスト5F  
3.12/11 地球温暖化防止懇談会 19.00〜 神戸コミニティ
4. 12/15 自然観察指導員研修 13.00〜 三重県県民の森(朝明川上流) 
5.1/19-20 環境展 鈴鹿ハンター   実行委員会日は?
次回は2008年1月9日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.11/7「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.加太保育園の園児12人の川体験 10/10 保育園沿い加太川上流 10.00−11.40
年長組の子供たちが膝位までの浅い砂場の葦の隙間に網を入れ魚採取した。またセルの仕
掛けも入れた。網ではヨシノボリ類、タカハヤ・カワムツの幼魚が多数採取された。また
スナヤツメ1、マドジョウ2、サワガニ1、ザリガニ2を採取した。エビ類は全く採れなかっ
た。仕掛け3個にはそれぞれ5−8匹入ったがカワムツのみで1個にはサワガニ3匹が入った。オイカワは採取しなかったが、婚姻色のオイカワの泳ぐ姿は確認した。タイコウチ2匹も採取した。何故エビ類が居なかったか、少し汚い水に居るとの指標されているタイコウチやザリガニが何故採れたのか。以前の加太・鈴鹿川合流点でもタイコウチやミズカマキリが採れたが水質が落ちてきたのか確認必要。
園児たちは川に入りヨシノボリや稚魚などが網に入るたびに歓声をあげ、喜びの顔・顔。採
れた魚など初めての手の感触だったらしい。終了後も川を離れ難い様子だった。加太全体が
自然公園の様で、もっと子供たちに色々な自然を体験して頂きたい。
2. 川崎小学校グリーンフレン「自然グループ」 10/3 13.30−15.30 安楽川体験
   前回は降雨の関係で室内で空水槽から魚の住める状態を皆で作り魚を入れ生態を観ながら
川との関係を話し合ったが、今回は増水していたが川に入り魚採取の体験をした。特記する
ことは居るはずのアカザ、ギギが採れなかったこと、モクズガニ(成魚)が1匹採れたこと、
クロモが群生していたことである。
3. 竜川(鈴鹿川の支流)のブラックバス釣り 10月中4回 亀山市野村周辺
堰堤3ヶ所、淀み1ヶ所でミミズで釣る。37匹の最小15cm、最高30cmのもの37匹を
釣り上げ処理した。水巾5m程度の小さな川でこれだけ簡単に釣れるのは憂慮すべき事で来年
は手を打ちたい。
4. 地球温暖化防止運動活動 11/5 15.00−17.00 亀山市内306号線沿いマックスバリュウにて
   消費者の電気使用量の減少により、買い物の際、減少した月毎に30円ほどのキャシュバッ
クがあることの説明をお客にチラシを渡して説明した。かなりの関心者がおられた。
5. トンボの生態研修 10/13 9.00-11.00 筑波大学院教授 渡邊 守氏 三重県環境情報センター
    色々な珍しい話があり有効な講演であった。同講演は11/11亀山でもあり。別付参照
[U]連絡事項
1. 11/7 川崎小学校 グリーンフレンド 13.30−  
2. 11/10 青少年科学の祭典 8.00−9.00:準備 10.00−15.00開催 亀山青少年研修センター
3. 11/11 尾崎さん所有池 ブルーギル排除 9.00−12.00
4. 11/17 神戸小学校文化祭 8.30−12.00? 子供たち発表を水槽提供とアドバイス協力
 11/10 準備:9.00−10.00 水槽・パネル持込展示
5. 11/18 亀山西小学校 水槽展・パネル展示 12月中旬まで 13.00−?11/17 
6. 11/19 環境展打ち合わせ 18.30−20.00 県民センター
7. 12/1 県文化会館での地球温暖化催しどうする?
8. 1/19−20 環境展 鈴鹿ハンター

次回は12月5日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.10/3「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 神戸小学校100名 鈴鹿川体験 9/10 8.40−9.40 関町の加太−鈴鹿川合流点 
                    10.20-12.00 神辺小学校より上流300m地点
 鈴鹿川の上流・中流・下流の生き物調査・体験のため100名近くの生徒と先生がやって来た。
指導は亀山・鈴鹿の会員やその協力者で7名、県水産室から1名、もちろん下見をして下さっ
た先生方である。セルの仕掛けを3箇所した。オイカワ・カワムツ・シマドジョウ・タカハヤ、
ヨシノボリ、スジエビ、が主魚であったが、第一地点ではアカザ、サワガニが数匹採取された。
数匹であったがザリガニが採れたのは予想外だった。タガメ成虫が1匹採れたが今年初めての
経験である。
第二地点では上記のタガメは採れず。ミズカマキリ、タイコウチが採れた。水温が高い(28℃)
ためかタカハヤは伏流水の出る冷水域にのみ集まっていた。アカザは稚魚1匹のみであった。
しかし第二地点は中流独特の餌が多くなるためか、数が多くなった。しかし両地点ともカマツカ
が採れなかったのは何故だろう。第二地点の側面溜りでブラックバスの幼魚が見られたのが気に
なる。11月17日生徒の今回結果を含めた発表会が同学校であり、協力要請あり。
2. 地球温暖化防止研修
   会のメンバーが同時にまたは分散して研修をうけ啓発、実践に備えている。亀山では行政と
共に活動したい。
    9/7  9.30〜16.00  三重県総合文化センター    
   9/9  10.00〜16.00 県環境学習情報センター
     9/15  14.00〜16.00 三重大学 人文学部
3. バルーンフェスティバルに参加…鈴鹿川の生き物展示と加太町の山採掘停止署名活動  
9/15〜17 鈴鹿河川敷緑地公園、 「やすらぎくんネット」メンバーとして参加。
   年に1回のこの催しに鈴鹿川の生き物と啓発パネルを展示し、鈴鹿川を通じて自然環境を考え、
意識する人達を増やす目的で参加して3年目になる。今回は署名運動も兼ねた。
4. 鈴鹿川のブラックバスの住家
     本流では20cmを超えるバスは堰堤のある1m以上の深さに時々見かける程度である。浅く
    水鳥に捕らえられるからだろう。ところが増水時、溜りや小川程度の川に逃げ込んだ幼魚は
    天敵に見つかりにくく他種の稚魚も豊富なことから無事成魚ちかくになるのか本流より大きな
のがいる。23km地点左岸の巾4m長さ8m深さ1m弱の溜りで9/27-29の3日間約30分/日、ミミズで釣ったところ、それぞれ8・7・3の18匹のバスを釣り上げた。20cm
クラスが5匹もいたのは驚き憂いた。多種稚魚の育成場所なのに・・・。 
[U]連絡事項
1.  10/3 川崎小学校 グリーンフレンド 13.00−  
2.  10/10 加太保育園 10.00− 川体験
3.  10/13 トンボの生態研修 10−12時 県環境学習情報センター
4. 11/10 青少年科学の祭典 9.00− 亀山青少年研修センター
5. 11/17 神戸小学校文化祭での子供たち発表を水槽提供とアドバイス協力 時間未定         
6. 12/1 県文化会館での地球温暖化催しどうする?

次回は11月7日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.9/5「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 小学校協力
・神戸小学校(鈴鹿市)先生方の鈴鹿川下見・体験 鈴鹿川26km地点左岸8/17 10.00−12.00 
9/10に生徒役100名が川体験を亀山市内鈴鹿川で行う予定になっているが、この下見に
先生方8名が来られた。安全で生き物種の多い26km地点での下見・体験である。
膝までの深さと砂地、葦・河畔林、伏流水も有り適地と思う。オイカワ・カワムツ・シ
マドジョウ・タカハヤなど清流の魚が多く採れた。当日は関とこの地点の2箇所を予定
している。
2.「第7回夏の鈴鹿川体験」実行   8/19  9.00−16.00 鈴鹿市鈴鹿川緑地公園 
   三重県・鈴鹿・亀山市−鈴鹿・亀山市民協働グループの一つ(やすらぎくんネット)が毎年
   8月第三日曜日に開催しているイベントで、会は実行委員のメンバーである。
約700名の参加者で川に入った人は約500名。生き物採取だけでなく、宝物探し、水浴び
など楽しみや夏休み自由研究など様々な目的で集まった人達である。
我々のテントは採取した生き物を水槽に入れ名前や性質・分布・川事情関係などを説明する 
これには我々はじめ学校先生方、自然観察指導員、県・市職員など沢山の人々に入ってもら
い協力してもらった。
その他この場では採れない坂本棚田(亀山市)のイモリ・サワガニ・蛙(尾崎・星合さん提
供)を展示した。
また、いつも共同している坂本和紙愛好会のグループも同テントで紙すきと紙アートを実体
験され人気を博した。
採取生き物は平田さんのまとめ(別添付)参照。
3. カエルのツボカビ調査協力
    あるカエルがこのカビの影響を受けると周辺にも感染し絶滅の危機に陥ることあり、昨年末
の国内での発症例の確認などあり、早急に分布を調べる必要が出てきた。ウシガエルが感染
種と疑われているが、亀山では数的には充分ではないが、5箇所でサンプルを採取し、つくば
市の国立環境研究所へ送った。サンプル送付内容は別付、今後とも蛙の様子を互いに観察し
ていきたい。尾崎・星合・浅田の会メンバーと村上さんの協力も得た。
4. 地球温暖化防止推進委員会の亀山―鈴鹿推進委員会合 8/22 19.00−21.00 神戸コミニティ
    啓発活動のためにもパソコンによるパワーポイント作成と説明を誰もが出来る実力が必要を
感じた。データーがあっても使いこなせないからだ。亀山の村上さんが地球温暖化防止セン
ターの事務局長になった。
5. 研修:.地球温暖化防止講座
三重環境情報センター 8/26 9/2  
@.地球温暖化と感染症について  10.00−12.00 三重県科学技術振興センター保険環境研究部
微生物研究課 赤地 茂宏氏
農産物の病原菌による被害、苗・種植え付けの変化による被害などが増える。
地球温暖化により日本にも熱帯性感染症や根絶されたと思われるそれが再発する傾向がある。

温暖化により影響を受ける感染症
吸血昆虫媒介性感染症…デング熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、マラリアなど


対応:つけない(忌避剤)、ふやさない(駆除)、殺す(殺虫・阻害剤)
   媒体で最も多いのは蚊である。低いところはヒトスジシマカ(4〜5mしか飛べない)、
   高いところまで飛べるのはアカイエカ。デング熱媒体は前者。
水媒介性感染症…コレラ、ビブリオなど
  対応:食中毒予防3原則…つけない(接触しない)、増やさない(冷蔵)、殺す(薬・熱)
野生動物媒介性感染症…ハンタウイルスなど
 対応:つけない(接触しない)、増やさない(駆除)、殺す(触れたら殺菌消毒)
A.新エネルギーの導入目標  13.00−14.00三重県政策部土地・資源室 多賀雄伸主査
  2010年目標は原油換算一次エネルギーとして約3%、水力発電を入れると約7%。
   三重県は啓発活動と小規模エネルギー導入の支援を行っていく。 
   B.地球温暖化と私たちの暮らし14.00-15.00 特定非営利法人気候ネットワーク 豊田 陽介氏
    ・変化の実態例
      ・大気中のCO2が産業革命が始まり急上昇し1800年初めが280ppmであったものが
  2005年では379ppm(35%増)になっている。
・2000年まで1000年間で温度上昇が約0.3℃であったが、今後100年間現高度成長型・
 化石燃料重視のシナリオでは6.4℃上昇(改善努力でも1.1℃上昇)する。
    ・対応:消費を抑える、環境視点で選ぶ、エネルギーを切り替えるである
・CO2排出産業部門の原因割合が多く(36.2%)、民生(家庭)が少ない(13.0%)としても、出来る事から対策を実行することが重要。
       家庭からの用途別量割合は次のとうり
         自家用車:29%、  照明・動力:29%、  暖房:14%、 給湯:14%
   C.三重県の温暖化対策 9/2 県環境森林部地球温暖化対策室 吉川敏彦氏
・三重県の産業部門のCO2排出量割合は日本平均よりはるかに多い:57.2%(日本平均:36.2%)。従って大手143社(全体の95%以上の排出割合を占める)に原料目標を提出
 してもらい公開することにした。
 しかし目標達成不可の場合は罰則なく公表も出来ないとの事。
       法律も総量規制になっていないため企業には甘い規制と思うが現状。
[U]連絡事項
  1. 9/7  地球温暖化防止研修 9.30〜三重県総合文化センター ?   
2. 9/9  地球温暖化防止講座 10.00-16.00 環境学習情報センター
3. 9/10  神戸小学校100名 鈴鹿川体験 8.30−9.30 関町の二川合流点
   予備:9/12             10.00-12.00 神辺小学校上流300m 26km地点
4. 9/15 地球温暖化防止研修 14.00−17.00 三重大学
5. 9/16-18 バルーンフェスティバル  初日6.00−? 鈴鹿河川敷緑地公園 
6. 10/3 川崎小学校 グリーンフレンド 13.00−
7. 11/10 青少年科学の祭典 9.00− 亀山青少年研修センター         

次回は10月3日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.7/4「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 8/19の第8回鈴鹿川体験実行委員に会として例年通り入会した 会合:6/7、6/19 県民センター
このイベントは亀山市・鈴鹿市・三重県の後援を受けている。テント2張りは亀山市より借用了承
を得た。このテントに会と坂本和紙愛好会、県水産室が入る。
展示は当日鈴鹿川で採取した生き物、清水地に居るイモリ、サワガニなどと環境啓発パネルとする。2. 小学校協力
・関小学校総合学習…鈴鹿川の魚と自然環境の関係 6/27 10.00−12.00 関小学校
一般には川体験をした後、室内授業するのだが、その逆は生徒に関心を持ってもらう工夫が必要。
60cm水槽と魚・砂・藻・空気ポンプなどを持ち込み、展示完成まで生徒に作ってもらい、その
用途と川との関係、きれいな・豊かな川の重要性、そして自分たちで維持出来る事などを答えて
もらい最後に「理想的な川とは」を絵に描いてもらう事を宿題とした。
  ・川崎小学校フレンドリークラブ「自然観察グループ」協力 6/20 13.00−15.30
約6ヶ月(1回/月)子供たちと周辺の動植物を観察・体験し共に勉強していくことになった。
メンバー中、植物・生き物など得意分野で分担していく。
  ・牧田小学校4年生川体験(鈴鹿市) 7/2 9.00−11.30 鈴鹿緑地公園(鈴鹿川河川敷)
   子供たちと父兄の方、計約70名と川で生き物を採取した。増水で本流を避け併行する小川での
   行動であったが子供たちにとっては最適であった。生き物に対する関心の強さにもっと生き物に触れる機会を作りたいと思った。そういう環境に居るのだから。
3. 地球温暖化防止推進委員会の亀山―鈴鹿推進委員会合  6/15 神戸コミニティ19.00-21.00 
温暖化対策を推進していく上で1回/月合同で会合し実施への意見交換・情報交換をすること
になった。
4.「川づくりみえ会議」総会と講演 6/10 アスト3F 13.30-16.00
@.18年度活動報告・会計報告、19年度活動計画・会計計画が承認された。
A河川治水事業の在り方講演
 河川の治水事業の思想は今後「防災よりも減災に重点を置くべきだ。災害を起こさない思想か
 ら災害がおこった時いかに人の犠牲を最小にすべきかの思想に変えるべきだ」が結論と理解し
 た。例えば、1回/50年の大雨の対策で堤防を高くした時、100年に1回の大雨の被害を防ぐ
ため堤防を高くした時それを越える大雨が来たときは遥かに後者の方が命を落とす人数が多い。
更なる対策は遊水地としている土地に人家を建てない政策だ。
その為にも、環境・建設・地権者・国民の協力体制が必要。特に法律で強権を使わねばどうしょうもない情勢だ。
5.「こども劇場」イベントに協力 6/9 青少年研修センター 9.00−17.00
子供の劇場鑑賞や交流を通じ健全な子供に育てる事を目標としているグループで我々の会も魚水槽展示・生き物接触・生き物塗り絵などで協力した。実行委員・子供たちも活気があり、も市民交流会もこういう人達を招いたらより活気が出るだろうと思う。

[U]連絡事項
  1.  7/4  川崎小フレンドリー  13.00−15.00 
2.  7/6  庄野小鈴鹿川体験   鈴鹿川緑地公園 10.30−12.00  
3.  7/7  楠地区鈴鹿川体験  加太川−鈴鹿川合流点 9.00−  
4. 7/10  鈴鹿―亀山地球温暖化防止委員会 亀山協働センター 19.00−21.00
5. 7/11  関小鈴鹿川体験  関P&G前鈴鹿川  9.45−11.00
6 7/12  鈴鹿川体験実行委員会  鈴鹿県民センター 18.30−20.00
7. 7/14 「四日市学」講演  三重大学人文学部 13.00
8. 7/27 地球温暖化防止研修 「2818.30  場所:後日連絡あり   .  
8. 7/29 亀山環境大学院    加太森林見学 市役所9.30集合 

次回は8月1日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.6/6「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 「おいん鈴鹿」にて環境展示 白子サンズにて 5/18-20  10.00-17.00
三重物産展が毎年春・秋に行われてきたが、今年も水槽展示と川を通じての水環境や、地球温暖化
防止対策の我々市民が出来る事などをパネルで訴えた。
場所面積は充分あったが、位置が悪く、参観人数が少なく今後考えねばならない。
2. 亀山環境大学院生による加太自然公園予定地見学・植物調査  5/27 加太 10.00-12.00
亀山市の遊森林の公園化が計画され、その地形、植物、生き物を調査し、どのような公園が理想
か環境大学院として提言するための春の現地に入った。市環境課招きの市・県専門家も入り植物中心に観察し、レジカメに納めた。夏・秋も行いまとめられる。森林の地形から、親が幼児を連れのんびり出来る平坦な公園でなく、小学校以上の子供たちが自然を学習出来る様な公園に適していると感じる。珍しい植物や、貴重な蝶が多くみられた。
3. 地球温暖化防止推進委員会  6/2-3 県講堂 9.00-15.30 
  地球温暖化防止推進は三重大の朴教授を長とした「三重県地球温暖化防止活動推進センター」と
  推進委員が協力して、県民のCO2減少実施を本格化しようとするものである。
  それには、県民が通常活動の中で温度調整・自動車対策、ゴミ減少法など各項目を具体化実行へ
  進めることになった。
4. その他 
 @ 坂本棚田でのビオトープ試作
    星合さんが休耕地に約15u×3区画の池を作られた。水は棚田になっているため常に流す事が
出来、一部すでに小魚やカワムツなどが入れてある。イモリ(アカハラ)も進入し出している。
まだ、土と水のみの状態なので、理想的な生き物住み場とするため、見学実行する日を決めたい。
A市民課・観光課―市民で亀山良い所捜しグループ発足
    自然、文化、歴史など各ジャンルに分け、自分たちの住む区域、校区でそれらを集め、最終的に
はまとめ、あらゆる分野に利用出来る様にすることになった。
    また、川など範囲を超えるものは、自由に専門的に、また他の区域の応援要請にも互いに応じる
ことにもなった。約1年が目処である。
   B亀山西小学校区の清掃活動…鈴鹿川堤防・岸辺清掃 6/5
    参宮線鉄橋―竜川・鈴鹿川合流点左岸を清掃したが、降雨が少なく川の巾も狭くいつものプラス
チックの草にかかっている量は通常の1/2程度であった。ただ、道路上のたばこの吸殻、川堤
防内の一輪車の残骸などは、大人のマナーの悪さを見せ付けている。
    しかし、竜川の終点地のゴミは以前と比べ数個の空缶のみで減少している。
[U]連絡事項
  1.  6/7  「夏の鈴鹿川体験」実行委員会 鈴鹿県民センター 18.30〜 
2.  6/9  こども劇場展示 青少年研修センター 8.00浅田宅 集合
3.  6/10 「川づくりみえ会議」総会、講演「防災」、懇親会 13.30〜 アスト(津)3F6/12  
4.  6/12  神戸小学校(鈴鹿市)100名鈴鹿川調査  加太川―鈴鹿川合流点9.00〜
                          鈴鹿川26km地点左岸 10.00〜
5 6/15  鈴鹿−亀山合同地球温暖化推進委員会 
6. 6/26  牧田小学校(鈴鹿市)70名 鈴鹿川調査  9.00〜 定五郎橋上流100m付近
7. 6/28 亀山環境大学院 18.30  場所:後日連絡あり   .  
8. 6/29    〃    加太森林見学 市役所9.30集合 詳細後日連絡あり

次回は7月4日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
     この日は講演「川現状とあり方」があります。
 
  2007.5/2「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 鈴鹿川の流れが亀山市野村地区で断絶、伏流水に変わった。
自分の経験では、1970年以来初めての現象 
降雨量が平年の38%のためか、企業・農家の地下水汲み上げ量が増加したためか、下水道水が川に
入らなくなったためか。
2. 鈴鹿川23km地点の乾燥してしまう溜り3箇所より約600尾の稚魚を本流へ移動した4/30 
  14.00-15.00 昼生コミニティ
  中の川の生き物調査を子供たちと行い水環境の重要性を県水産商工部の人達と話してきたが、
  そのまとめをダンスと劇による発表会として招待を受けた。ダンス・劇とも上手であったが、
  その表現内容が子供たちに自覚してほしかった環境意識を予想以上に完璧だった。
  環境問題、それを改善するための自分たちの実行及び大人への呼びかけを見学する父兄および
我々にうまく表現してくれた。本当に感動した。体験教育の必要性を再認識とともに、生徒が
企画完成させた催しと担当の藤田先生が述べられたが、先生の努力も大変だったろう。今後
ともより一層協力していきたい。
3. 川崎小学校卒業式へ列席 3/20 9.00-12.00
自然グループ協力の地域住民として招待をうけた。卒業式は我々の時代と違い、卒業生・在校生
全員でこの式を盛り上げている事、卒業生一人一人が将来何を目指すかの意思表示をしてから
卒業証書を手にし、親に挨拶して自分の席に着く方式は新鮮さを感じた。
4. ミツマタ祭り 3/25 8.00−16.00 坂本棚田
  ミツマタも満開になり、朝は時々小雨が降る天気だったが、地元・行政の人達とテントに水
槽を置いて、鈴鹿川のメダカ・稚魚・成魚や、坂本棚田のサワガニ・アカハライモリを展示。
また、魚・鳥・昆虫・ミツマタなどの素描に塗り絵をした。ミツマタ見学をしなかった人々
で賑わった。
講演会は薬草について役立つ内容で、平田さんからまとめて報告があった。
・ミツマタ祭り反省点
 @ミツマタ見学者は往復で100〜120分かかる。戻って疲れているのに、テントのある公園
  まで更に上ることは辛く、そのまま下りて帰宅してしまう人が多かった。
  テントを下に設置するか案内者がうまく公園へ誘導する必要がある。
 A講演会はすばらしい内容であったが、テントで見学する時間をすべてとってしまう長さ
  であったため、テント内を準備し待っていた者にとっては不満が残った。また講演会参加者は個人であれ、大きな団体の人がほとんど。客と同時にこのイベントにも参加すべきでないか。
  対策として、講演会は朝一番からしてはどうか。または別途別場所でやってはどうか。
  ミツマタ中心なのだから、我々の会が参加するは必要ないのでは。
5.  鈴鹿川魚道について打ち合わせ 3/12 13.30-15.30 鈴鹿市役所
  魚道を改修する予算は棚上げされたのは変わりないが、関係者にもう一度集まってほしいと
要請があった。説明は何故棚上げになったかの経過から始まったが行政本来の都合の良い言
い訳に終止し、本音は出なかった。ただ、国土交通省が魚道周辺に鉄骨の飛び出したブロッ
クなど危険物があるため撤去作業をしているが、その際魚道入り口付近の砂利を取り除き魚
道の水が直結するようにするとの配慮をしてくれるとの連絡ももあり、現魚道の少しの改修で一時をしのごうという事になった。4月中ごろ現地で話し合うことになった。
6. 亀山市民協働センタ創立セレモニー 4/1 8.30-14.00同地
  3名で出席した。今後、多機能の人達と接触できる事が楽しみ。会のパネルと稚魚・メダカ
を入れた水槽を展示した。行政各部との協働が自然に出来るようお互いの信頼が必要だ。
7. 環境フェスティバル 3/18 10.00-12.00 工業団地
  工業団地で地元樹木の若木を市民とともに水辺の広場に植えるイベントである。森林環境課
  から企業への呼びかけがあって、ほとんどが会社関係であったような気がする。
  複数の樹木医が来ておられたが、樹木の選定など事前にやってもらった方がより植林の効果
があると思う。
   8. 桜川の魚死亡原因
     公的機関での検査の結果、砒素ではないと断言しているが、「原因は何であるか判らない」が
結論。上流の貯水池からの水では死んでいない。下流の貯水池から下が全滅であったこと
は魚採取から確かである。調査結果は市民から求められる前に公表すべきと思う。
     
[U]連絡事項
  1. 4/14  自然観察指導員総会 三重県総合文化会館 1.00〜 
2. 4/11 「きらめき亀山21実行委員会」の方向(機能)の話し合い 協働センター 7.30
3. 4/21 「きらめき亀山21」団塊の人達がなすべき事の話し合い 協働センター 7.30〜
4. 6/10 「川づくり会議みえ」総会  アスト津3階 13.30〜   
5. 4〜10月までの川調査計画
6. 4/中旬 魚道付近で魚道のありかた検討会 

次回は5月2日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。
 
  2007.4/4「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 南小学校からの招待 3/5 11.30-13.30
同校より総合学習を協力した地域ボランティア代表へお礼の食事会に招待された。みんなで
頑張ってつくったサンドイッチとスープをご馳走になったが、各学習グループ生徒代表から
の感謝の言葉は何にも変えがたい喜びであった。今後の活動の活性剤ともなった。
2. 昼生小学校からの総合環境学習まとめ発表会 3/14  14.00-15.00 昼生コミニティ
  中の川の生き物調査を子供たちと行い水環境の重要性を県水産商工部の人達と話してきたが、
  そのまとめをダンスと劇による発表会として招待を受けた。ダンス・劇とも上手であったが、
  その表現内容が子供たちに自覚してほしかった環境意識を予想以上に完璧だった。
  環境問題、それを改善するための自分たちの実行及び大人への呼びかけを見学する父兄および
我々にうまく表現してくれた。本当に感動した。体験教育の必要性を再認識とともに、生徒が
企画完成させた催しと担当の藤田先生が述べられたが、先生の努力も大変だったろう。今後
ともより一層協力していきたい。
3. 川崎小学校卒業式へ列席 3/20 9.00-12.00
自然グループ協力の地域住民として招待をうけた。卒業式は我々の時代と違い、卒業生・在校生
全員でこの式を盛り上げている事、卒業生一人一人が将来何を目指すかの意思表示をしてから
卒業証書を手にし、親に挨拶して自分の席に着く方式は新鮮さを感じた。
4. ミツマタ祭り 3/25 8.00−16.00 坂本棚田
  ミツマタも満開になり、朝は時々小雨が降る天気だったが、地元・行政の人達とテントに水
槽を置いて、鈴鹿川のメダカ・稚魚・成魚や、坂本棚田のサワガニ・アカハライモリを展示。
また、魚・鳥・昆虫・ミツマタなどの素描に塗り絵をした。ミツマタ見学をしなかった人々
で賑わった。
講演会は薬草について役立つ内容で、平田さんからまとめて報告があった。
・ミツマタ祭り反省点
 @ミツマタ見学者は往復で100〜120分かかる。戻って疲れているのに、テントのある公園
  まで更に上ることは辛く、そのまま下りて帰宅してしまう人が多かった。
  テントを下に設置するか案内者がうまく公園へ誘導する必要がある。
 A講演会はすばらしい内容であったが、テントで見学する時間をすべてとってしまう長さ
  であったため、テント内を準備し待っていた者にとっては不満が残った。また講演会参加者は
個人であれ、大きな団体の人がほとんど。客と同時にこのイベントにも参加すべきでないか。
  対策として、講演会は朝一番からしてはどうか。または別途別場所でやってはどうか。
  ミツマタ中心なのだから、我々の会が参加するは必要ないのでは。
5.  鈴鹿川魚道について打ち合わせ 3/12 13.30-15.30 鈴鹿市役所
  魚道を改修する予算は棚上げされたのは変わりないが、関係者にもう一度集まってほしいと
要請があった。説明は何故棚上げになったかの経過から始まったが行政本来の都合の良い言
い訳に終止し、本音は出なかった。ただ、国土交通省が魚道周辺に鉄骨の飛び出したブロッ
クなど危険物があるため撤去作業をしているが、その際魚道入り口付近の砂利を取り除き魚
道の水が直結するようにするとの配慮をしてくれるとの連絡ももあり、現魚道の少しの改修
で一時をしのごうという事になった。4月中ごろ現地で話し合うことになった。

6. 亀山市民協働センタ創立セレモニー 4/1 8.30-14.00同地
  3名で出席した。今後、多機能の人達と接触できる事が楽しみ。会のパネルと稚魚・メダカ
を入れた水槽を展示した。行政各部との協働が自然に出来るようお互いの信頼が必要だ。
7. 環境フェスティバル 3/18 10.00-12.00 工業団地
  工業団地で地元樹木の若木を市民とともに水辺の広場に植えるイベントである。森林環境課
  から企業への呼びかけがあって、ほとんどが会社関係であったような気がする。
  複数の樹木医が来ておられたが、樹木の選定など事前にやってもらった方がより植林の効果
があると思う。
   8. 桜川の魚死亡原因
     公的機関での検査の結果、砒素ではないと断言しているが、「原因は何であるか判らない」が
結論。上流の貯水池からの水では死んでいない。下流の貯水池から下が全滅であったこと
は魚採取から確かである。調査結果は市民から求められる前に公表すべきと思う。
     
[U]連絡事項
  1. 4/14  自然観察指導員総会 三重県総合文化会館 1.00〜 
2. 4/11 「きらめき亀山21実行委員会」の方向(機能)の話し合い 協働センター 7.30
3. 4/21 「きらめき亀山21」団塊の人達がなすべき事の話し合い 協働センター 7.30〜
4. 6/10 「川づくり会議みえ」総会  アスト津3階 13.30〜   
5. 4〜10月までの川調査計画
6. 4/中旬 魚道付近で魚道のありかた検討会 

次回は5月2日(水)19.00〜21.00 「亀山市民協働センター」で行います。

                                   以上
 
  講演「河川救助のあり方」
佐藤 孝洋 氏(スペッシャル・レスキュウサービス株式会社)
[T]河川事故について
    中部にての2006年川・海での事故は50件。かなりの多発である。
 事故が起こる理由
・ 川の恐ろしさを認識していない
・ 海水浴と同じ認識をしている。淡水と流水によって浮力が得がたく気道確保が困難
・ 水温による低体温症になり易い
   21℃以下が冷水というが、川の水温はこれがほとんど。空気に比べ水中では25倍の速さ
で熱をとられる。
・飲酒による判断ミス…バーべキュウなどやっての飲酒
河川救助の実情
  他の救助よりも極めて危険性が高い。河川事故の3割が2次事故(救助人の事故多発)
・救助法の歴史が浅い。30年程度であり、他救助は100〜150年ある。従って技術面が弱く、
救助器具(資材)も適切でない。
・山岳救助法を河川に適用してしまっている。海ではよいが川の流水の存在を、この方法では考慮されないからだ。
・河川の特徴認識が低い(流水力学を甘くみている)
・救助法に水に直接的接触(助けようと直接飛び込むなど)を多用したため。
河川救助に求められるもの
・河川の特徴認識  ・正しい状況判断
・救助方法の危険段階を理解(いつも水に接触するとは限らない)
・環境に特化した正しい技術を使うこと…正しい装備と資器材の使用
正しい知識・技術・資器材が一体となって初めて効果的な救助活動につながる
日本では、これが出来るのは消防署である。
バイスタンダー(その場にいる人)の役割
・自分自身の安全を先ず考える  ・自分の限界認識 ・陸上からの作業を第一に考える
・自ら川に入る救助をしない事  ・すばやい通報をする
[U]河川構造理解
 河川の動き(特徴)
・川は重力により高い所から低所へ流れる(海は風・水温により流れる)
・水の動きは一定の法則で動いている ・水理現象…川の水は常に動きがある
・違った様相の原因は地形や障害物、水量による
・川の水は力(動水圧)を持つことを忘れてはならない。常に一方向力(一定の動水圧)がかかる。
川の特徴的な二つの動き
・ラミナフロウ(速度の違いによる断面的な動き)
 川の流れは河床にいくほど遅い。 川の上面ほど速い。流の中央ほど速い。
・ヘリカルフロウ(螺旋力:ラセンリョク)
 動水圧により押しつぶされた水が螺旋状になる。
水力学
・水力学=流量計算
    川幅(平均m)×水深(平均m)×流速(平均m/s)=流量(CMS)
 例えば
  幅20m×水深2m×流速1m=40CMS
  流量が一定であるから
    川幅が1/2になると流速が2倍になるか水深は2倍になる。だから
    川の怖い所は幅の狭い所、浅い所
・動水圧・・・流速が速いほど危険である
  流速の2乗倍に比例して動水圧は高くなる
流速(km/h)下半身にかかる動水圧(kg)
      3          7.6
      6          30.4
      9          69        
   ・ラミナフロー(層水)         ・ヘリカルフロー(螺旋流)
                                  増水時
            中欧ほど速い                 岸から中央へ流が行く
            下ほど遅い                  逆の時もあるから注意


・エディ(反転流)…流れの途中の岩などの障害物の下流側に出来る反転流のこと。      
流された時、ここへ逃げ込むことが出来る。
・落ち込み…しかしエディは流れがはや過ぎるすぎると上流側で水面が盛り上がり、
下流との岩を挟んで落差が出来、下流側へ落ち込む。そこでバックウオッシュ(跳ね返りが)が
出来、泡と渦をつくる。人は河床に押さえつけられ河床に引っかかり、抜け出せなくなる。
特に増水の堰堤も同じ事が起こり危険。この時の泡は水の1/2程度になっているので
ライフジャッケットを着けていても沈むことが多い
[V]まとめ
川の危険要因4つ
 ・沈む(淡水のため浮き難い)…ライフジャケット着用
 ・冷たい(低体温症の原因)…装備の充実(ウエットスーツなど着用)、休憩、飲料
 ・動きがある(水現象)…川の構造理解、危険な所は近づかない
 ・力(動水圧)がある
ストレーナ(茶こしの意)最も危険箇所
・水は通すが物は通さない障害物の総称。増水で流された場合、倒木に引っかかると川面より
下へ押され、動水圧により、動けなくなる。この場合助け出せない場合が多い。
  コンクリートの隙間も同様である。
水面下の危険対応
 ・デイフェンシブスイムポジション(身を守りながらの泳法)…増水時に流された場合
   ライフジャッケットを着け、仰向けになり、足を水面に上げ、岩に当たらないよう、木に引っかからないように流される。
 ・立ち上がると、岩や障害物に足がかかり、動水圧によって足を折ったりし、気道確保が困難で死に至る。
                                 ―以上―
記:浅田
 
 

外来生物シンポジウム
-生物多様性保全の視点から

 
  2007.3/7「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. ミツマタ祭り」実行委員会 2/8 19.00-  市役所
3/25の祭り実行委員会の要請により今回も展示することになった。
水槽展示と生き物・ミツマタ・風景などの塗り絵も行う予定。
2. 旧百五銀行の使用説明会 2/14 14.00― 「あいあい」 
4/1お披露目。4月以降原則として分科会は「あいあい」よりこの場所に変わる。
時間は22.00まで使用可。   
3. 亀山市民環境大学院(自然環境)打ち合わせ 2/14  18.30− 「あいあい」
現地見学に当たり地元のビジョンを知るため見学後会合を持つことを条件に見学したが、
学生として各分野の役割を決めた。我々は生き物・植物調査グループを希望した。
4. 川づくりみえ会議 2/19 13.30− JA(津)会館
 農業政策についての講演・ディスカッションがあったが、食料自給問題はBRICS
(ブラジル・ロシア・インド・中国・S:?)の発展に伴い真剣に考え実行すべき時期にきていることを実感した。
もう一つの講演で農業の大企業化を勧め補助金制度などを話していたが、中山間部の水田の対策は
貧弱で解決にならない。自然環境などの危機を離しては語れない時期でもあるのに。
5.第7回きらめき亀山交流会 2/25 10.00−15.00 亀山西小学校 
「5年後の私と亀山」:聞いてみよう、話してみよう、そして広げよう
   約100名の参加者があったが、いずれも活発な意見を出され、各部屋は盛り上がった。    
内容は自然(水、森林、川、教育など)・社会環境(ごみ、住宅前のマンション環境、道路、公
園、景観など)、福祉(バス・道路・施設、駅整備など)、街づくりなどが現在の問題点として出され、
「5年後はこうありたい・自分もこうしたい」の報告が多かった。人数が少ないとの意見があるが、
亀山の将来をハードに考える人の集まりとして密な集まりだったと思う。鈴鹿市から、
我々の仲間が出席してくれたことは有難かった。
  6.三重四川合同「安全な河川敷地利用連絡協議会担当会議」3/6 13.30− 三重総合文化会館
   講演「河川救助のあり方」 佐藤 孝洋 氏(スペッシャル・レスキュウサービス株)
     内容:別付参照
  7.広瀬町(鈴鹿市)の湧き水、マンボ水見学  3/713.30−15.30
   亀山の平地の水田はポンプで水を汲み上げられた水路から取る。時期が過ぎると水は水路には
無い。広瀬町は水路に常に水が流れていて、3面張りでない水路は、藻、水草の他土手は蕗まである
豊富な野草で活気づいている。3面張り水路も砂が適度にたまり、水草もある。小魚やカワニナなども多く居る。
この水でフナ・コイなどを養殖している所もある。
亀山も坂本・ノボノ町などに見られるが、水路開発に参考にになる見学だった。
[U]連絡事項
 1. 3/8 「みつまた祭り」連絡会 19.00〜21.00  亀山市役所
2. 3/12 魚道打ち合わせ 13.30〜  鈴鹿市役所 7F 
3. 3/25 「みつまた祭り」  8.00〜17.00  坂本棚田
4. 3/28  「まちずくり」講演会  19.00〜  市役所   
5. 3/30  旧百五銀行へパネル展示 13.00〜
6. 4/1  旧百五銀行お披露目会 9.00〜?
次回は4月4日(水)19.00〜21.00 「旧百五銀行」で行います。
以上
 
  2007.2/7「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                              亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1. 鈴鹿川流域環境展 1/20-21 鈴鹿ハンター
「子供たちが体験して楽しく学ぶ自然の大切さ」を目的に各グループの一つとして展示体験コー
ナーを設けた。
 @水槽(鈴鹿川水系魚を中心とした生き物)展示
  ・カワムツ、オイカワ、タモロコの稚魚、メダカ、カダヤシ、シマドジョウ、ドジョウ、スジエ
   ビ、ヌマエビ、マツモ(琵琶湖産の藻)、置石・・・60cm水槽
  ・カワムツ、オイカワ、タモロコ、タカハヤ、カマツカ、ヨシノボリ、ウキゴリ、マツモ・ネジ
リモ(いずれも琵琶湖産の藻)、置石・・・60cm水槽
  ・イモリ(アカハライモリ)・・・30cm水槽
  ・アメリカザリガニ(体験用)・・・30cm水槽
  ・サワガニ(体験用)・・・40cm水槽
 Aパネル展示
  ・鈴鹿川の魚 ・川構造のあり方 ・地球上の環境問題 ・家庭で出来る水汚染防止 ・地球温暖化被害と家庭で出来る防止策
 B塗り絵
  身近な生き物を知って識もらう目的で行った
  ・野鳥(6種) ・鈴鹿川の魚(12種) ・カブトムシほか昆虫(10種)
 我々は、子供たちや連れ添う大人たちに環境の重要性と危機をソフトに訴えているが、
体験や塗り絵などに関心を持たれ多く集まり賑やかだったが、はたして環境に関してはどうだろうか。
パネルを熱心に見ている人は少なく(他のグループも同じ)虚しさも感じた。
 これで良かったのかと。
2. 川崎小学校フレンドリークラブ(自然班)活動  1/24 13.00-15.00
   2006年度6回にわたって安楽川を中心に川及びその周辺を体験してきたが最終となった。
色々な生き物と接してきたが、最後に生き物の塗り絵をし、2/7に彼らが低学年の子供たちに教えることになった。
また、2/7までわれわれのまとめているパネルを渡し、今起こっている環境問題や川環境について認識してもらうようにした。
3. 亀山市民環境大学院(自然環境)生で加太の自然公園予定地を見学 2/4 
現地見学に当たり地元のビジョンを知るため見学後会合を持つことを条件に見学した。
我々学生は亀山市民全体が楽しむ公園はどうあるべきかを認識しながら見学するように言われてい
たが地元では子供たちがお母さん達と遊べる公園がほしい。それも地元の環境に合った公園をと言う事で、
少しずれがあるように思った。もう少し行政・地元・先生・学生で話し合う機会をつくり信頼関係が出来なければと思う。
[U]連絡事項
 1. 2/7 川崎小学校「ふれあい集会」8.50−12.00 体育館・教室
2. 2/8 「みつまた祭り」説明会 19.00〜21.00  亀山市役所 
3. 2/14 大学院生会合 「あいあい」にて  18.30−120.00
4. 2/15 百五銀行跡説明会 市役所13.00−? 
5. 2/15 環境展反省会  鈴鹿県民せんたー 18.30−
6. 2/18 川づくりみえ会議勉強会 JA農協ビル 大会議室 14.00−  申し込み2/9まで2/11 
7. 2/19 市民交流会実行委員会 市役所  19.30−
8. 2/24 亀山市市民交流会準備  13.00−  亀山西小学校
9. 2/25 市民交流会 8.30−16.00 亀山西小学校 

次回は3月7日(水) 13.30〜15.30 ノボノ神社集合→広瀬町水路見学。

                                   以上
 
  2007.1/10「亀山の自然環境を愛する会」会合報告
                           亀山の自然環境を愛する会
[T]各グループからの報告
1.2008年魚道建設の可能性
  残念ながら一方的に予算が返上されてしまった。県民の維持管理が曖昧との理由である。
 たった一度の話で勝手な行政判断と取るしかない。2005年7回も会合して決めた魚道
であったのに。これが協働を唱える県行政のやり方か。腹立たしさを覚える。
2.県100人委員会への意見提案提出
   @魚道の設置の必要性を昨年と急変し無視する方向に進みだした県態度への意見。
  A外来魚の生態破壊に対する意見
3.困った現象 
ブラックバス・ブルギルは川・湖・池の生き物を全滅にするほど生態系に悪影響をあたえている。
環境省もようやく放流、リリースを法律で禁止した。それにも拘らず1/8の三重テレビの「釣り情報」番組では
このブラックバス釣りの面白さをあおる映像を流している。釣れたバスの後始末は
写さない。禁止されているリリースが疑われる。メディアはスポンサーのためには道義的義務は
煙にしてしまうのだろうか。
4.今年の抱負
  各グループの抱負を語り合った。
  系統的調査。子供たちへの環境教育。目的が明白なイベント参加など。
[U]連絡事項
 1. 1/15 交流会実行委員会 19.30−21.30 亀山市役所3F
2. 1/19 環境展準備 7/19 16.00〜20.00 鈴鹿ハンター 
3. 1/20-20 環境展 鈴鹿ハンター 10.00−17.00  地球温暖化防止キャンペーンも
4. 1/24 川崎小学校 安楽川生き物調査 13.30−15.00 
5. 2/7 川崎小学校 閉会式 9.00−12.00
6. 2/11 加太見学(亀山市民大学院) 市役所 13.30
7. 2/18 川づくりみえ会議勉強会 JA農協ビル 大会議室 14.00−  申し込み2/9まで
8. 2/24 亀山市市民交流会準備  13.00−   亀山西小学校
9. 2/25 市民交流会 8.00−15.00 亀山西小学校 

次回は2.月7日(水)19.00〜21.00 「あいあい」で行います。
 
  「川づくりみえ会議」研修

「ウナギ・この不思議な生き物」について
1.紙芝居:「ウナギのうな太の旅」  うお座 桜井 好基 氏
       海で生まれたウナギの稚魚が成魚になる川上流につくまでの旅物語で産れた時の形態や上流に上る
       までの、堰堤・急流・水路障害、天敵回避、生活排水・化学汚染問題などとその対策をうまく絵と
       言葉で表されており、参考になった。
2.講演:東京大学海洋研究所 国際海洋研究センター 大竹 二雄 氏
     2.1 歴史上では、縄文・万葉集にウナギの名が出てくる。
       地球上には、およそ1億年前ボルネオ付近に現れる。
     2.2 ウナギの一生
       卵→レプトケファルス→シラスウナギ→クロコ(elver)→黄ウナギ(yellow eel)15年間
       ↑                              ↓
        ← ← 産卵場で一生を終える ← ← ← ← ← ← 銀ウナギ(silver eel)    
                                 ・目、ひれが大きくなり真っ黒になる
     2.3ウナギ属類…18種
      ・ウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、オーストラリアウナギ、ニュージランドウナギ、
       ニューギニアウナギがある。
・温帯ウナギと熱帯ウナギに分かれるが、温帯ウナギは6種、その他は熱帯ウナギ。
    熱帯ウナギの内、6種がボルネオ(インドネシア)産。
     2.4ウナギの産地(分布)
      ・ボルネオ、日本、中国、北アメリカ、メキシコから少し下まで、アフリカはすべて東岸。
       ヨーロッパは西岸と地中海沿岸のみ。
       特に太平洋は季節風、海流が西に流れることや、アメリカ西海岸までの遠距離によるのだろう。
     テーチィス海仮説
     東岸分布の理由は、大陸が南と北大陸に分かれ、海流が西から東へ流れたためだろうとの説。
・分布分類では
    オセアニア群、インド・太平西洋群、熱帯太平洋群、インド太平洋群
     2.5ウナギの産卵場所と日本までの経路
      ・グアム島付近で産卵・稚魚となり北赤道海流に乗り、日本に向かう黒潮と他へ行くミンダナ
オ海流に分かれる。
・貿易風も影響し、強いと黒潮に、弱いとミンダナオ海流へ行ってしまう。
・エルニイヨ現象も北赤道海流を南に下げる影響を与える。
     2.6親の産卵への経路は小笠原海流に乗ってグアム島へ行くと言われるが解明されていない。
     2.7産卵に関する「海山・新月説」…ウナギは新月にマリワナ沖の海山で産卵する。
      ・海山説
海山は3000〜4000m級でその頂上は海面より20〜40m程度。これがウナギの道しるべや
       出会いの場、待機の場となっているのではないか。シラスを採って分布を調べると、海山の
       西側のみである。
・新月説
    ウナギの耳石は1本/日出来る。この耳石を調べると、卵がかえるのは5月6月の新月に集中する。

2.8海ウナギの重要性確認
海水中のストロンチュウム濃度は川のそれより高い。うなぎの耳石中のそれを調べると、海ウ
ナギか汽水ウナギか川ウナギか判る。
汽水ウナギ・海ウナギ/川ウナギ=約65/35の割合で海ウナギの方が多い。海ウナギの再生
が重要ではないかと考えさせられる。
2.9ウナギの育つ川の条件
・魚道…上流ほど大型ウナギが多く密度は低くなる。だから堰堤には魚道は必要。
・淵・泥…冬の住家、隠れ場としての植生のため。
・平瀬…夏の活動・住家。
2.10ウナギ資源の減少理由
・大きなダム…上流へ上れない。
・コンクリート護岸…住家の穴などなくなる。
・シラスウナギの乱獲。
・外来ウナギの導入…放流しても産卵地へ行けず死ぬ。

                                        以上
 
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