平家伝説の加太郷コース
 加太駅>旧25号線>越川>久我(昼食)>福徳>萩原>関駅
加太には、ひっそりと平家伝説の集落が散在しています。普段は訪ねる機会もないようなルートを歩いてみましょう。
加太駅を出てレンガ造りの橋梁を見ます。旧国道25号線を東に進むと山が両側から迫ってきます。明治20年前後に敢行された鉄路に沿っ
て当時の難工事を偲びながら川沿いに下ると1956年(昭和31年)の列車転落事故の現場を通ります。
金場(かねば)とは昔、鉱石が採掘された場所です。ここから南に上ると越川(えちがわ)という集落に向かいます。東に進むと久我に
向かいます。平清盛の孫の平資盛(すけもり)が、若い時期、行動に無礼があったとして、久我の地に流され、里の娘との間に生まれた
のが盛国でその子、実忠が鎌倉幕府の地頭として関氏を興し、同氏は14代約400年にわたって栄えることになったといわれます。
久我から山を越えると福徳という集落があります。今でこそ、車で容易に行けますが、数十年前までは山間のひっそりとした集落だった
でしょう。
萩原には、かっては亜炭(石炭の一種)の鉱山がありました。炭鉱橋という橋も残っています。

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